📈 日経平均、8営業日続伸で史上最高値を更新|72,353円・+1,103円高/米国は休場明けで「まちまち」・大型ハイテク売り×小型株ラッセル2000が史上初の3,000台/今週の山場は6/25のコアPCE
📌 日経が8日続伸でまた最高値・72,353円 / TOPIXも+1.24% / 米株はジューンティーンス明けでまちまち(ダウ高・ナスダック安) / 大型ハイテクから小型株へ資金移動・ラッセル2000が史上初の3,000台 / 今週の主役は6/25のコアPCE / 今日の経済用語「セクターローテーション」
おはようございます、お金バイバイマンです。きのうも日経平均は強い一日でした。6月22日(月)の終値は7万2,353円、前日比1,103円高(+1.55%)。これで8営業日続伸、終値ベースの史上最高値もまた更新です。先週いっきに7万円台に乗ったばかりなのに、もう7万2,000円台。正直、数字の伸びるスピードに私の感覚のほうが追いついていません。ここで一つだけ言葉を正確にしておくと、「続伸」と「最高値更新」は別の話です。続伸(前日比プラス)は8日連続(6/11起点)で、史上最高値の更新もそれと並行して続いているのですが、この2つは本来別の概念です。「8日続伸=8日連続で最高値」と混同しないようにだけ整理しておきます。いっぽう米国は6/19のジューンティーンス(祝日)明けで6/22に再開した初日で、こちらは日本ほど一色ではなく「まちまち」。ダウは上げたのに、ナスダックは下げました。この日米のコントラストが、今日のいちばんの読みどころです。順番に整理していきましょう。
🇯🇵 日本株式市場(6/22月 終値・8営業日続伸/史上最高値を更新)
8日続伸・史上最高値を更新
幅広い銘柄が上昇
2.6%台後半で小幅上昇
日経平均は6月22日(月)終値で7万2,353円、前日比1,103円高(+1.55%)と大きく上昇しました。前週末6/19の7万1,250円からさらに1,000円超を積み増し、8営業日続伸、終値での史上最高値もあらためて更新です。週末をはさんで進んだイラン情勢の緊張緩和や、引き続きの円安が支えとなり、買いが幅広い銘柄に広がりました。東証株価指数(TOPIX)も4,095.05へ+1.24%上昇し、日経・TOPIXがそろって上を向く、裾野の広い上昇です。
長期金利(新発10年国債利回り)はおよそ2.681%と、前日比でわずかに上昇(約+0.030%)し、2.6%台後半で推移しています。利上げ後の日銀の金融政策がどう動くかという思惑も、金利の背景には残っています。ここで気をつけたいのは、株が連日最高値だからといって、地合いが一方向に固まっているわけではない、ということです。あとで見るように、米国側では同じ「リスクオン」でも、資金の向かう先が大型ハイテクから小型株へと入れ替わる動きが出ています。日本株の最高値だけを見て「すべて好調」と早合点せず、相場の中身の入れ替わりにも目を配っておきたいところです。
※終値ベースで表記(土日は休場のため含みません)。期間(6/5→6/22)は、6月8日に期間最安値6万4,024円まで下げたあと反発。6/15以降に上昇が加速し、6月22日は終値7万2,353円で期間最高値かつ史上最高値、8営業日続伸で終えました。チャートはおおまかな推移を示すイメージで、最安値・当日終値などの主要ポイントは確定値です。
🇺🇸 米国株式市場(米国時間6/22月 終値・休場明け初日/まちまち)
米国市場は6月22日(米国時間 月)、3指数がそろわない「まちまち」の展開でした。NYダウは+0.29%と小幅高でしたが、S&P500は−0.37%、ナスダック総合は−1.32%と下落。指数によって明暗が分かれた一日です。下げの主役は大型ハイテク株でした。アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、アマゾンといった、ここまで相場をけん引してきた銘柄が売られ、その比重が大きいナスダックを押し下げました。
いっぽうで、株式市場全体がリスクオフだったわけではありません。週末をはさんで進んだイラン情勢の緊張”緩和”を受けて投資家のリスク許容度はむしろ高まり、その資金は景気敏感株や中小型株へと向かいました。象徴的だったのが、米国の小型株指数ラッセル2000が史上初めて3,000台に乗せたことです。つまりこの日は「株を売った」というより、これまで買われすぎていた大型ハイテクから、出遅れていた小型株へお金が移った――そんな色合いの強い一日でした。背景には、今週6/25に控えるコアPCE(後述)を前にした様子見もあり、過熱していたハイテクの利益確定が出やすかった、という事情もあります。
ダウが上がってナスダックが下がる――こういう日は、市場全体の強弱だけでなく「お金がどのグループに向かっているか」を見るとヒントになります。今回のように大型ハイテク安×小型株高という組み合わせは、相場の主役が入れ替わるサインのこともあります。これがまさに、今日の経済用語「セクターローテーション」のテーマです。
💴 為替・金利・商品(6月23日 早朝 JST時点)
6/23 早朝 JST時点
約2週間ぶり高水準
為替は6月23日早朝(日本時間)時点で、ドル円が1ドル=約161.6円。1986年以来の円安水準近辺で、為替介入への警戒も意識されやすい局面です。ユーロ円も1ユーロ=約184.65円と高い水準。米10年債利回りは6/22終値でおよそ4.50%と、約2週間ぶりの高さに上がってきました。なお、この円安水準を受けて口先介入(当局の牽制発言)はあるものの、効果は限定的との見方も出ています。円安は輸出企業の採算改善期待を通じて日本株の追い風になる一方、エネルギーや食品など輸入品の価格を押し上げ、私たちの家計には時間差で物価高として効いてくる。「株は最高値、でも生活実感はそれほど明るくない」というズレの根っこには、やはりこの円安があります。
商品市況では、WTI原油(NYMEX 8月限)が1バレル=74.17ドルへ約4.5%続落し、3月以来の安値圏に沈みました。ここはニュースの読み違えに注意したいところで、「中東緊張で原油高」ではなく、緊張の”緩和”で原油安です。米イラン交渉の前進や、ホルムズ海峡の再開・供給懸念の後退が観測され、地政学プレミアムがはがれ落ちた格好です。いっぽうNY金(COMEX 8月限)は4,205.30ドルで+1.16%と上昇しました。原油と金で方向が分かれていますが、いずれにせよ地政学リスクの後退が今週の相場の通奏低音になっていることは押さえておきたいところです。
📌 今週の注目イベント(6/23〜)
今週いちばんの山場は、6/25(木)の米5月コアPCE(個人消費支出物価指数)です。これはFRBがもっとも重視する物価の指標で、利下げ・利上げの行方を左右します。同じ日にGDP確報も出ます。きのうの米株でハイテクが売られ様子見ムードが出ていたのも、この発表を控えていることが一因です。数字が出てから落ち着いて受け止めれば十分で、それまでに賭けにいくものではありません。
- 6/23(火)22:45 JST:米PMI速報(製造業・サービス業の景況感)
- 6/24(水)8:50 JST:日銀「主な意見」(前回会合での委員の議論が公表)
- 決算:フェデックス(FedEx・6/23)、マイクロン(Micron・6/24)。物流大手のフェデックスは景気の体温計、半導体メモリのマイクロンはAI需要を映す決算として注目されます
セクターローテーション(Sector Rotation)
セクターローテーションとは、投資家のお金が、ある業種(セクター)から別の業種へと移っていく動きのことです。たとえば、景気や金利の局面が変わると、それまで買われていたハイテク株から、景気敏感株や中小型株へと資金が移る――こうした「主役の入れ替わり」がセクターローテーションです。きのう6/22の米国市場が、まさにこの言葉のお手本でした。大型ハイテク(アルファベットやマイクロソフトなど)が売られる一方で、小型株指数のラッセル2000が史上初の3,000台に乗せた。お金が「ハイテク」から「小型・景気敏感」へと回った動きです。指数がまちまちに見えるときほど、この入れ替わりに注目すると、相場の中身が立体的に見えてきます。
- ハイテク偏重から景気敏感・小型へ:これまで上昇をけん引してきた大型ハイテクから、出遅れていた小型株・景気敏感株へお金が回る動き。6/22の米国はその典型でした
- 相場の裾野が広がるサインにもなる:一部の人気銘柄だけでなく、幅広いセクターにお金が向かうのは、強い相場の裾野が広がる兆しと解釈されることもあります(ただし断定はできません)
- 家計目線では「循環を追わず分散で全体を持つ」:どのセクターが次に来るかを当て続けるのは至難の業です。個別の循環を追いかけるより、世界全体に分散して全体を持っておくほうが、私のような普通の家計には現実的だと感じます
正直に言うと、日経が8日続伸で最高値を更新と聞いても、自分でも意外なくらい心が動きませんでした。先週「初の7万円台」で二度見していた自分はどこへ行ったのか、というくらい。たぶん、毎日のように「また最高値」と聞くうちに、数字そのものへの驚きが薄れてきたんだと思います。これはこれで、悪くない慣れかもしれません。最高値という言葉に、いちいち気が大きくならなくなった、ということですから。
そのうえで、私のやることは結局変わりません。毎月、オルカン(全世界株)に淡々と積立てる。これだけです。最高値だからといって入金を増やしにいくこともないし、米国でハイテクから小型株へお金が回ったと聞いても、「じゃあ自分も小型株を」とは考えません。どのセクターが次に来るかを当てにいくより、世界全体を分散で持っておくほうが、私のような普通の家計には合っている気がします。投資はあくまで余剰資金で、生活防衛資金は崩さない。今週は6/25のコアPCEという山場もありますが、それも結果が出てから落ち着いて受け止めれば十分です。派手な数字の日ほど、地味に淡々と――私はそのスタンスで、慎重に見ていきたいです。
📊 きのう〜けさ(6/22〜23)の総括
本記事の数値・統計は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。
- 日本取引所グループ(JPX)公表データ(日経平均・TOPIX 終値)
- CME・ICE(WTI原油・NY金 清算値)
- 日本経済新聞(電子版)
- Bloomberg
- Reuters(ロイター)
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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