お金バイバイマン– Author –
「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。
月曜から土曜の毎朝、日経平均・米国株・為替などマーケットの動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけて、図解つきでやさしく解説しています。"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1語ずつ深掘り中。気づけば用語辞典は100語を超えて、いまも増え続けています。
じつは昔、SNSのキラキラした投資情報に憧れて、情報商材を買ってしまったことがあります。遠回りの末にたどり着いたのが「長期・分散・積立でコツコツ」。相場が荒れた日も、合言葉は「今日も何もしません」です。
朝の意見コラム『今朝の経済、私はこう見る』は、noteで平日の毎朝、連載しています。
好きなものは、お酒・サウナ・食べ歩き。経済ニュースも、それくらい気軽な習慣にしてもらえたら嬉しいです📈
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じっくり解説
日経平均とTOPIX、何が違う?【同じ日に、片方が上がって片方が下がる理由】
ニュースはたいてい日経平均で語られますが、同じ日の同じ日本株なのに、TOPIXとは逆を向くことがあります。日経平均は225銘柄の株価を足して割る指数、TOPIXは会社の大きさで重みをつける指数。だから、株価の高い会社が下がって安い会社が広く上がった日は、片方だけがマイナスになります。上限はどちらも10%で同じで、違うのは放っておくと何で重くなるかのほう。公的年金の積立金を運用するGPIFが国内株式のものさしに使っているのはTOPIXで、そのTOPIX自体がいま作り変えの途中です。 -
経済ニュース
アメリカの7月の雇用は、増えるどころか2万3,000人減っていました
8月7日21時30分に発表されたアメリカの7月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が2万3,000人の減少。事前の予想は8万人台の増加でした。さらに5月分は+12.9万人から+6.3万人へ、6月分は+5.7万人から+2.0万人へと、2カ月あわせて10万3,000人ぶんが下方修正されています。それでも同じ夜のニューヨーク市場はS&P500が7,757.64ポイントと終値ベースの史上最高値。9月のFOMCでの利上げ確率が約55%から約40%へ下がったためです(CME FedWatch)。日経平均の週間は+1,244.69円(+1.93%)で2週ぶりの反発ですが、週の中では8月3日の6万2,703円から8月5日の6万6,302円まで約3,600円動いています。8月3日には日米の協調介入が公式に確認され、8月7日には4〜6月に実施した円買い介入の日付別の内訳(4月30日に6兆2,787億円など)が公表されました。今週の経済用語は「夏枯れ相場」です。 -
じっくり解説
積み立てたお金、いつ・どうやって取り崩す?【4%ルールの前に、日本には3つの出口があります】
取り崩しを調べると必ず出てくる「4%ルール」は、アメリカのデータをもとにした研究で、しかも原典は「初年度だけ4%、以後は物価に合わせた金額」という方法です。日本に住んでいると、率より先にきいてくるのは順番のほうでした。NISA・課税口座・iDeCoの3つは、出せる時期も、引かれる税金も、出したあとに起きることも違います。NISAで戻る枠は売った金額ではなく買った値段のぶん、しかも翌年。iDeCoは受け取り始めると掛金を出せなくなります。法令と原典まで戻って、初心者向けに整理しました。 -
経済ニュース
ソフトバンクグループの純利益は市場予想の2倍、でも17.7%の減益です
8月6日15時30分に開示されたソフトバンクグループの4〜6月期決算は、純利益3,473億円。前年同期比では17.7%の減益ですが、市場予想(約1,658億円)の約2倍でした。押し上げたのは投資利益1兆8,594億円で、そのうち1兆3,329億円がインテル株の評価益です。これは保有株の時価が上がったことによる帳簿上の利益で、売って現金にしたものではありません。同じ四半期に為替差損1,461億円とデリバティブ関連損失3,916億円が出ており、OpenAI出資のつなぎ融資で金融費用は約2倍に増えています。開示は大引けと同時刻の15時30分だったため、8月6日の終値5,695円(−4.41%)は決算を見る前の株価です。市場は8月6日、日経平均が617円安の65,683円で3日ぶり反落した一方、TOPIXは0.24%上昇しました。今夜21時30分には米7月雇用統計。今日の経済用語は「改定値」です。 -
経済ニュース
日経平均が2,342円高の大幅続伸で66,300円
8月5日の日経平均は2,342.91円高の66,300.44円で大幅続伸しました。東証プライムでは値上がり1,019・値下がり491と、昨日とは正反対に広く買われた一日です。ところが上げ幅の中身を開けると、2,342.91円のうち約1,788円=76%は上位5銘柄が作ったもので、残る215銘柄が作ったのは約792円ぶんでした。しかもその2番目にいたのが、今日8月6日の15時30分に決算を出すソフトバンクグループです。同じ夜のニューヨークは逆行し、ダウだけが3営業日続けて終値の最高値を更新、S&P500は取引時間中に最高値をつけながら終値は0.17%安、ナスダックは0.83%安でした。昨夜の米ADP雇用とISM非製造業はそろって予想を下回っています。熊本地震のその後と台風13号、今日の経済用語「寄与度」もまとめました。 -
じっくり解説
証券口座はどこで開けばいい?【その前に、開くのは「3つ」あります】
「証券口座はどこがいいですか」という質問の前に、自分がいま何を開こうとしているのかを分けて見ると迷いが減ります。多くの方が「NISA口座を開く」と言いますが、実際に申し込んでいるのは、取引の土台になる口座・特定口座などの課税口座・NISA口座の3つです。会社ごとに本当に差が出るのは手数料の条件・取扱商品・積立の決済手段の3点だけで、しかも取引の土台と課税口座は複数の会社に持てます。その年のうちに置き場所を選び直せないのは、3つのうちNISA口座だけです。金融庁・国税庁・日本証券業協会の資料と各社の公表条件(2026年8月時点)まで戻って、初心者向けに整理しました。 -
経済ニュース
トヨタが通期の見通しを上方修正、1兆円の自社株買いも。それでも株価は下げました
昨日の記事の最後に「トヨタが熊本地震の影響をどう説明するか確かめたい」と書きました。答えは「反映していない」でした。8月4日14時に開示されたトヨタの決算は、4〜6月期こそ営業利益1兆634億円の8.8%減益でしたが、通期の見通しは営業利益3兆4,000億円へ4,000億円の上方修正。同じ日に上限1兆円の自己株式取得枠と2億株の消却まで発表しています。それでも株価は1.52%安で終えました。上乗せの中身は想定為替レートを1ドル150円から160円へ置き直した分(為替による押し上げは4,800億円)で、8月4日の実勢は157円台後半。会社は「為替・スワップ等を除けば+600億円」とも注記しています。日経平均は202円高の63,957.53円で1日ぶりの反発でしたが、東証プライムで下がった銘柄は上がった銘柄の1.4倍。今日の経済用語は「想定為替レート」です。 -
経済ニュース
日米の協調介入、当局が公式に認めました
昨日の記事では報道ベースだと書いた協調介入が、8月3日に公式のものになりました。財務省が片山財務大臣談話を公表し、米国東部時間7月31日に米財務省と協調して円買い介入を実施したと明らかにしています。ただし新しい日米共同声明が出たわけではなく、日米それぞれが単独の文書で確認した形です。市場のほうは、8月3日の日経平均が63,754.90円・607.12円安の3日ぶり反落。安値は10時18分の62,703.47円で、前週末比では一時1,658円安まで下げていました。そして同じ日の夜のニューヨークはダウが693ドル高で終値の最高値を更新。東京で155円台まで進んだ円高も、米ISM製造業の強い数字を受けて157円台まで戻っています。今日は14時にトヨタの決算。今日の経済用語は「為替感応度」です。 -
経済ニュース
日米が15年ぶりの協調介入、円を買う側では28年ぶり——と報じられています
週末のあいだに為替の話が一段大きくなりました。7月31日(金)に日本とアメリカが円買いの協調介入に踏み切っていたと、日経・NHK・時事・共同・読売が相次いで報じています。アメリカが一緒に動くのは2011年3月の東日本大震災の直後以来15年ぶり、円を買う側での協調は1998年以来28年ぶりです。今日8月3日には日米が共同声明を出す方向で調整とも伝えられていますが、当局の公式な確認はまだ出ていません。株のほうは、7月31日の日経平均が+2,494.59円(+4.03%)の大幅続伸。ただし値上がり96に対して値下がりは129で、下がった銘柄のほうが多い一日でした。7月の1カ月で見ると日経平均は−8.14%です。今週は日銀もFOMCも会合がなく、山場は8月7日(金)の米雇用統計。今日の経済用語は「協調介入」です。 -
じっくり解説
投資信託の分配金、あのお金はどこから来ている?【同じ分配金でも、税金が引かれる人と引かれない人がいます】
毎月お金が振り込まれる投資信託の、その分配金はどこから出ているのか。分配金はファンドの財産から払い出されるため、そのぶん基準価額が下がります。さらに同じ日に同じ金額を受け取っても、税金が引かれる人と一円も引かれない人がいます。分けているのは商品の良し悪しではなく、その人がいくらで買ったか(個別元本)です。普通分配金と元本払戻金(特別分配金)の違い、新NISAで毎月分配型が買えない条文上の理由、そして「タコ足だから必ず損」がどこまで言えるのかを、法令と公式統計にあたって初心者向けに整理しました。 -
経済ニュース
金曜は2,494円高の大幅続伸、なのに日経の週間は249円安(−0.39%)
7月31日(金)の日経平均は+2,494.59円(+4.03%)の大幅続伸でした。前夜のアメリカ市場で半導体株の指数SOXが8%高と急反発した流れを受けた買い戻しです(起点は7月29日引け後に発表されたマイクロソフトの決算)。ところが週で見ると、日経は−249.13円(−0.39%)とわずかにマイナス。火曜7/28の−2,566円と水曜7/29の−930円を、金曜の一日では戻しきれませんでした。今週の主役は株よりも中央銀行と為替です。7/28〜29のFOMCは3.50〜3.75%で据え置きでしたが票決は9対3、反対した3人はそろって「利上げすべきだ」。7/31の日銀も1.0%据え置きで8対1、反対した高田創委員は1.25%への利上げを提案しました。植田総裁は会見で「利上げのペースを速めることもありうる」と述べています。そして7月30日と31日、2晩続けて円が急伸しました。今週の経済用語は、その報道に出てきた「レートチェック」です。 -
経済ニュース
昨夜ドル円が50分ほどで5円近い円高、一時157円台
7月30日(木)の夜、ドル円は22時の162.95円から24時に159.28円へ。2時間で3円67銭の円高が進み、安値157.98円は5月14日以来およそ2カ月半ぶりの水準でした。ニューヨーク終値は159.53円(前日から3円88銭・約2.3%の円高)。市場では政府・日銀による為替介入との観測が広がりましたが、当局は何も言っていません。そして今日の昼に日銀の会合結果、15時30分に植田総裁の会見です。7月30日の東京市場は日経平均が+433.24円で3日ぶり反発、ただしTOPIXは−0.54%で、アドバンテスト1銘柄の押し上げ約660円が指数の上げ幅そのものを超えていました。昨夜の米GDPは前期比年率+1.5%。今日の経済用語は年率換算です。
