日経反落▼931円も米ダウは+875ドル高──日米また逆転、今夜6/5は米雇用統計が最大の山場【2026年6月5日 朝の経済ニュース】

2026年6月5日朝の経済ニュース。日経平均が史上最高値から931円安で反落、米NYダウは875ドル高だがナスダックは小幅安のまちまち。今夜の米5月雇用統計プレビューを伝えるアイキャッチ画像。
DAILY MARKET NOTE · 2026.06.05(金)

📊 日経平均が反落、史上最高値から▼931円安。一方の米国はNYダウが+875ドルの大幅高、ただしナスダックは小幅安で「まちまち」──日米の方向はまた逆転。そして今夜6/5 21:30、今週最大の山場「米5月雇用統計」

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🇯🇵 日経が反落(▼931円) 🇺🇸 ダウ大幅高/ナスダック安で「まちまち」 📅 今夜21:30 米雇用統計 🛢 原油が反落(-3.2%)

おはようございます、お金バイバイマンです。昨日(6月4日)は、前の日とちょうど鏡写しのような1日でした。前日6/3は「日本が大きく上げ、アメリカが下げる」展開でしたが、6/4はその逆。日本株は史上最高値から反落(日経▼931円安)、一方の米国はNYダウが+875ドルの大幅高です。ただしアメリカも一枚岩ではなく、ナスダックは小幅安。ダウは大きく上げたのにハイテク中心のナスダックは下げる、という「まちまち」の中身でした。日米の方向がこうもコロコロ入れ替わるのを見ていると、正直、1日ごとの上下に一喜一憂しても仕方ないな、というのが私の率直な感想です。そして今日いちばん大事なのは、終わった昨日の話ではなく、今夜6月5日21:30(日本時間)に出る米5月雇用統計。今週最大の山場です。今日はこの雇用統計プレビューを主役に、私なりの見方も交えて整理していきます。

🇯🇵 日本株式市場(6/4木 終値・史上最高値から反落)

日経平均株価
67,470.69
▼ -931.44円(-1.36%)
最高値から反落
TOPIX
3,951.85
▼ -44.35pt(-1.11%)
一時4,000超えから押し戻し
日本国債10年利回り
約2.6%台後半
6/4(木)・市場推計
前日比 やや上昇

昨日の日経平均は▼931円安の6万7,470円。前日6月3日に初の終値6万8千円台で史上最高値を更新した直後だっただけに、いったん利益確定の売りが出て反落しました。TOPIXも▼1.11%と下げました。前日6/3に取引時間中で一時4,000の大台に乗せる場面はあったものの、終値ベースでは6/3も6/4も4,000に届かず(6/4終値3,951.85)、大台にあと一歩届かないまま押し戻された形です。下げの背景として伝えられているのは、ひとつは「史上最高値の翌日」という位置取りそのもの(高値警戒からの利益確定)、もうひとつは、今夜の米雇用統計を前にした様子見ムードです。大きなイベントの前は、結果がどちらに転んでも対応できるよう、いったんポジションを軽くしておこうという動きが出やすくなります。長期金利(新発10年国債利回り)は約2.6%台後半へ、前日比でやや上昇しました。私の見方を素直に言うと、▼931円という数字だけ見ると大きく感じますが、率にすれば▼1.36%。前日に+1,667円(+2.5%)も上げた直後ですから、上げ幅の一部を吐き出した「いったん休憩」の範囲だと私は受け止めています。最高値の翌日に反落するのは、相場ではむしろ自然な呼吸です。ここで慌てる必要はないかな、というのが正直なところです。

NIKKEI 225 · 直近12営業日
日経平均 12営業日チャート 2026/5/20-2026/6/4 5月20日に直近最安値5万9,804円をつけたあと急反発し、5月25日以降は6万4,000〜6万5,000円前後で推移。5月29日に6万6,329円、6月1日に6万6,934円、6月3日には6万8,402円で終値ベースの史上最高値を更新したのち、6月4日は931円安の6万7,470円へ反落した緑系の上昇トレンドチャート。最終日のみ赤マーカーで反落を示す。 69,000 68,000 67,000 66,000 65,000 64,000 63,000 62,000 61,000 60,000 5/20 59,804 6/3 68,402 ★最高値 6/4 67,470 反落 5/20 5/22 5/27 6/1 6/4

※終値ベースで表記。土日・祝日は休場のため営業日カウント外。5月20日に直近最安値5万9,804円をつけたあと急反発し、5月25日以降は6万4,000〜6万5,000円前後で推移。5月29日に6万6,329円、6月1日に6万6,934円、6月3日には6万8,402円で終値ベースの史上最高値を更新しました。6月4日はその最高値から931円安の6万7,470円へ反落しています(最終日のみ赤で表示)。

🇺🇸 米国株式市場(米国時間6/4木 終値・ダウ高/ナスダック安の「まちまち」)

NYダウ
51,562.30
▲ +875.23ドル(+1.73%)
大幅高
S&P500
7,584.41
▲ +30.73pt(+0.41%)
小幅高
NASDAQ総合
26,830.96
▼ -23.02pt(-0.09%)
小幅安

米国市場は昨夜、NYダウが+875ドル(+1.73%)の大幅高でした。前日(6/3)に下げていた分を取り戻した格好です。ただ、ここで「米株全面高」と早とちりしないことが大事で、中身は「まちまち」でした。S&P500は+0.41%の小幅高にとどまり、ハイテク中心のNASDAQ総合は▼0.09%とむしろ小幅安。つまり、景気敏感株や金融・資本財などの比重が高いダウは大きく上げたのに、巨大ハイテク(グロース株)中心のナスダックは下げた、という「資金の中身の入れ替わり」が起きた夜でした。背景のひとつとして、原油(WTI)が▼3.2%と反落した点も挙げられます。前日まではイラン情勢の緊迫で原油が続伸していましたが、6/4は米イラン協議の進展・停戦への期待から巻き戻しの下げ。地政学リスクがいったん和らいだことで、ディフェンシブ一辺倒だった資金が景気敏感株のほうへ戻った、という整理ができます。私がここで意識したいのは、前日(日本が上げ・米国が下げ)と昨日(日本が下げ・米国はダウ高)で、日米の方向がまた逆になったこと。さらにアメリカの中でも「ダウとナスダックで逆」。これだけ材料が日替わりで取り合いになっていると、1日の値動きから大きな結論を引き出すのは難しい、というのが私の正直な感覚です。だからこそ、今夜の雇用統計という「共通の物差し」が効いてくるわけです。

特集|今夜6/5 21:30、今週最大の山場「米5月雇用統計」プレビュー──予想は前回よりさらに鈍化

米経済指標(最重要) 米5月雇用統計(6/5 21:30 JST)
項目 市場予想(5月) 前回(4月実績) 見方
NFP
非農業部門雇用者数
+8万人台前半
(+8万〜+8.5万)
+11.5万人 さらに鈍化の見通し
失業率 4.3% 4.3% 横ばいの予想
平均時給
(前月比)
+0.3% 賃金インフレの目安

※予想値はいずれも各社コンセンサス(市場予想)。発表は日本時間6月5日(金)21:30。

今夜の雇用統計が今週最大の山場と言われるのは、これがFRB(米連邦準備制度=アメリカの中央銀行)の利下げ判断にとって最も重視される指標だからです。市場予想(ダウ・ジョーンズやブルームバーグのエコノミスト調査)は、非農業部門雇用者数(NFP)が+8万人台前半(+8万〜+8.5万人)と、前回4月の+11.5万人からさらに鈍化する見通し。失業率は4.3%で横ばい、平均時給は前月比+0.3%が予想されています。ここで難しいのが、直前の材料が「強い」方向に振れていることです。6月3日に発表されたADP民間雇用(5月)は+12.2万人で予想を上回り、労働市場の底堅さを示しました。つまり今は「経済が強い=インフレ警戒=利下げが遠のく」という綱引きの最中。雇用が強すぎれば利下げ期待が後退して株の重しになり、逆に弱すぎれば景気懸念が出る、という「強くても弱くても一筋縄ではいかない」局面です。私自身がこの手のイベントでいつも意識しているのは、結果が出る前に先回りしないということ。予想より上か下か、そして市場がそれをどう解釈するかは、出てみないと分かりません。発表直後は為替も株価も値動きが荒くなりやすいので、私は今夜のポジションをいじることはせず、結果を見てから落ち着いて眺めるつもりです。

💴 為替・金利(6月5日 朝 JST時点)

USD/JPY(ドル円)
160.02
6/5 6:42 JST時点
節目の160円に乗せ
EUR/JPY(ユーロ円)
185.82
6/5 6:42 JST時点
185円台で推移
米国債10年利回り
4.477%
6/4 米国時間終値
小幅低下・雇用統計待ち

為替は今朝6時42分(日本時間)の時点で、ドル円が1ドル=160.02円と節目の160円に乗せた水準、ユーロ円が1ユーロ=185.82円で推移しています。米10年債利回りは米国時間6/4終値で4.477%と小幅に低下しました。これは、今夜の雇用統計を控えて積極的に動きにくい「様子見」の表れと見ていいと思います。今日の為替は、今夜21:30の雇用統計の結果で大きく振れる可能性が高いと私は見ています。雇用が予想より強ければドルが買われやすく(=円安方向)、弱ければ逆、というのが教科書的な反応ですが、実際は「市場がどれだけ織り込んでいたか」次第で素直に動かないことも多々あります。ドル円が160円という節目に乗せているだけに、今夜の数字次第で振れ幅が大きくなりやすい点は頭に置いておきたいところです。なお、為替・金利はリアルタイムで動きますので、最新の水準はご自身でもご確認ください。

📖 今日の経済用語

雇用統計(こようとうけい/Nonfarm Payrolls・NFP)

「雇用統計」とは、アメリカの雇用の状況を毎月まとめて発表する、世界で最も注目される経済指標のことです。米労働省(労働統計局=BLS)が原則として毎月第1金曜日に公表します。中でも有名なのが、農業以外で働く人がひと月でどれだけ増えたかを示す「非農業部門雇用者数(NFP)」。このNFPと「失業率」「平均時給」の3点セットが、その月の雇用の良し悪しを判断する核になります。なぜここまで注目されるかというと、FRB(米中央銀行)が利下げ・利上げを決めるとき、物価とならんで雇用を非常に重視するからです。雇用が強ければ「景気は底堅い=利下げを急がなくていい」、弱ければ「景気が心配=利下げを早める」という連想が働き、株・為替・金利が一斉に反応します。発表は日本時間の夜(夏時間は21:30)で、その直後は相場が荒れやすいことで知られています。

▼ 押さえておきたい3つの視点
  • FRBの利下げ判断で最重視される指標:物価とならぶ「二大材料」のひとつ。雇用が強いか弱いかで、利下げ観測が前後する
  • 3点セットで見る:NFP(雇用者数)・失業率・平均時給。とくに平均時給は「賃金インフレ」の目安として物価とも直結する
  • 個人投資家への含意:発表直後は株も為替も値動きが荒くなりやすい。しかも初回の数字は翌月以降に改定(修正)されることも多く、一報だけで評価が固まるわけではない。慌てて飛びつかず、まずは落ち着いて受け止めたい
💬 お金バイバイマンからの一言

正直、ここ数日の相場を眺めていて思うのは、「日米の方向がコロコロ入れ替わりすぎ」ということです。前日は日本が上げてアメリカが下げ、昨日はその逆で日本が下げてアメリカ(ダウ)が上げる。しかもアメリカの中身もダウとナスダックで逆。これだけ材料が日替わりで取り合いになっていると、1日ごとの上下に意味を求めても、私にはあまり実りがない気がしています。日経の▼931円も、前日に+1,667円上げた直後ですから、私は「いったん休憩」くらいに受け止めていて、特に慌ててはいません。

そんな中で、今日いちばん意識しているのは、終わった昨日の話より、今夜21:30の米雇用統計です。予想は前回よりさらに鈍化。ただ前日のADP雇用が強かったので、「経済が強い/弱い」でまた市場が理屈をつけて動くはずです。私がこういうイベントでいつも自分に言い聞かせているのは、結果が出る前に先回りしないこと。強いか弱いか、そしてそれを市場がどう受け取るかは、出てみないと本当に分かりません。先回りして当てにいって外した記憶のほうが、私には強く残っているんですよね。

なので私は、今夜のためにポジションをいじることはせず、結果を見てから落ち着いて眺めるつもりです。雇用統計の直後は為替も株も荒れやすいので、数字の一報だけで動くと振り回されがち。一晩で出た結果が、長期で積み立てている人の何年後かを左右することはまずありません。今日も私は、自分のペースを変えずにいようと思います。あなたも、今夜は無理に張らず、結果を確認してからで十分だと私は思いますよ。

📊 昨日(6/4)の総括

日本株
史上最高値から反落
日経▼931円。最高値の翌日の利益確定+雇用統計前の様子見
米国株
まちまち(ダウ高/ナス安)
NYダウ+875ドルの大幅高、一方ナスダックは小幅安
今週の焦点
今夜 米雇用統計
6/5 21:30発表。NFP予想+8万人台前半へ鈍化。利下げ観測の山場
📚 参考にした一次情報源

本記事の数値・統計・予想は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。

  • 日本経済新聞(電子版)
  • Bloomberg
  • Investing.com(指数・為替・原油)
  • ADP リサーチ(民間雇用)
  • 米労働省 労働統計局(BLS/雇用統計)

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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この記事を書いた人

「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。

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日々の株価や為替の動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけ、"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1つずつ深掘り。

個人投資家として、長期・分散・積立を基本にコツコツ実践中。短期の値動きに振り回されず、"知って → 考えて → 淡々と続ける" スタイルを大切にしています。

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