【2026年6月6日】日経は6/3に史上最高値68,402円→反落、米雇用統計が予想2倍でナスダック週間-4.68%|今週のマーケット振り返り(WEEKLY RECAP)

お金バイバイマンの今週のマーケット振り返り。日経平均が6月3日に史上最高値6万8402円をつけた後に反落し、米雇用統計の強さで利下げ期待が後退、ナスダックが週間4.68%安となった2026年6月第1週のサマリー画像。
WEEKLY RECAP · 2026.06.01(月)〜06.05(金)

📊 日経は6/3に史上最高値68,402円→週後半に反落で週間+0.39%/昨夜の米雇用統計が予想の約2倍に強く、利下げ期待が後退してナスダックは週間-4.68%の大幅安|今週のマーケット振り返り

📈 週間パフォーマンス · 💴 為替金利 / 🎯 今週の3大イベント総括 / 今週の経済用語「グッドニュース・イズ・バッドニュース」 / 📅 来週カレンダー

📊 週次振り返り 🆕 日経 6/3に史上最高値68,402円 🌎 米雇用統計が予想の約2倍 ⏭️ 来週は6/10米CPI

おはようございます、お金バイバイマンです。土曜日は今週1週間(6/1〜6/5)のマーケットを振り返るWEEKLY RECAPの日です。今週は前半と後半でムードがきれいに反転しました。前半は6/3(水)に日経平均が+1,667円高の68,402円をつけ、初の6万8千円台で終値ベースの史上最高値を更新。ところが週後半は、昨夜(6/5)に発表された米5月雇用統計が市場予想の約2倍という強さで、利下げが近いという期待が一気に後退。米長期金利が急騰し、半導体・AI株を中心に米株は大幅安となりました。日経もこれにつれ反落し、週間ではかろうじて+0.39%。先週の「利下げ観測で株高」とは正反対に、今週の主役は「強い経済が逆に株の重しになる(good news is bad news)」という、相場ではおなじみの皮肉でした。順に整理していきます。

📈 今週の週間パフォーマンス一覧(5/29→6/5)

日経平均
+0.39%
+258.62円/66,588円
TOPIX
-0.20%
-8.08pt/3,949pt
NYダウ
-0.32%
50,866ドル
S&P500
-2.59%
7,383pt
NASDAQ
-4.68%
25,709pt/今週最弱
USD/JPY
160円台へ円安
160.00/約+0.8円・円安方向
雇用統計後のドル買い

数字を並べてみると、日米の温度差がはっきり出た1週間でした。日経平均は週間+0.39%とかろうじてプラスを死守したものの、米国株は3指数そろってマイナス。とくにNASDAQは週間-4.68%と、半導体・AI株の急落をまともに浴びて今週いちばん弱い指数となりました。ドル円は雇用統計後のドル買いで160円台を回復。私がこの並びを見て真っ先に思ったのは、「先週まで株を支えていた利下げ期待が、強い雇用ひとつで急に剥がれた」という相場の身軽さです。良い数字が出たのに株が下げる――言葉にすると矛盾していますが、ここに今週のすべてが詰まっています。

🇯🇵 今週の日本株(5/29金→6/5金・週間集計)

日経平均株価
66,588.12
▲ 週間 +258.62円(+0.39%)
6/3に史上最高値68,402円→6/5は▼882.57円(-1.31%)
TOPIX
3,949.09
▼ 週間 -8.08pt(-0.20%)
6/5終値 ▼2.76pt(-0.07%)
日本国債10年利回り
約2.665%
6/4時点(6/5は未公表)
先週末5/29=2.650%からやや上昇
NIKKEI 225 · 直近12営業日(6/3に史上最高値68,402円→米雇用統計を受け週末は反落)
日経平均 12営業日チャート 2026/5/21-2026/6/5 6/3に史上最高値68,402円→6/5は66,588円へ反落 5月21日6万1,684円から右肩上がりに上昇し、6月3日に+1,667円高の6万8,402円で終値ベースの史上最高値を更新(初の6万8千円台)。その後、強い米雇用統計を受けた半導体・AI株安で失速し、6月5日は6万6,588円へ反落。週間ではほぼ横ばい(+0.39%)。 69,000 68,000 67,000 66,000 65,000 64,000 63,000 62,000 61,000 60,000 6/3 68,402 ★最高値 6/5 66,588 5/21 5/26 5/29 6/3 6/5

日経はまさに「山を登って、駆け下りた」1週間でした。6/2まで66,000円台で底堅く推移したあと、6/3(水)に+1,667.89円高の68,402.13円で終値ベースの史上最高値を更新。初の6万8千円台で、ザラ場高値は68,786.49円まで届きました。SOX(米半導体株指数)の上昇と円安が追い風でした。ところが6/4以降は米半導体株安につれて失速し、6/5(金)は▼882.57円(-1.31%)の66,588.12円まで反落。週間では+258.62円(+0.39%)と、なんとかプラスを残した格好です。チャートを見て私が感じるのは、最高値そのものより「そこからの戻り足の速さ」のほうです。短期間で一気に上げた水準は、悪材料が出たときの下げも速い――その教科書のような週でした。

🇺🇸 今週の米国株(5/29金→6/5金・週間集計)

NYダウ
50,866.78
▼ 週間 -0.32%(先週末51,032.46)
6/5終値 ▼695.15ドル(-1.35%)
S&P 500
7,383.74
▼ 週間 -2.59%(先週末7,580.06)
6/5終値 -2.64%
NASDAQ総合
25,709.43
▼ 週間 -4.68%(先週末26,972.62)
6/5終値 -4.18%の大幅安

米3指数は揃って週間マイナス。とくにNASDAQが週間-4.68%と最も大きく崩れました。下げの主因は2つで、ひとつは昨夜の強い雇用統計で米長期金利が急騰したこと、もうひとつはBroadcomやMicronといった半導体・AI株の急落です。金利が上がると、将来の利益を高く評価して買われてきたグロース株(NASDAQに多い)ほど逆風を受けやすく、その典型が今週でした。先週「成長は減速・インフレは鈍化」という株に居心地のいい組み合わせで最高値圏まで買われた反動が、わずか1週間で逆回転した形です。私はこういう週こそ、「相場の前提(利下げが近い)は意外と簡単に書き換わる」という事実を、頭の片隅に置いておきたいと思っています。

💴 今週の為替・金利(6/5 NY終値ベース)

USD/JPY ドル円
160.00
週内に160円台を回復
雇用統計後のドル買い・約+0.8円円安方向
EUR/JPY ユーロ円
約186円近辺
186円近辺で推移
円安方向の動きが継続
米国債10年利回り
4.534%
▲ 週間で上昇(先週末4.453%)
雇用統計後に約4.47%→4.53%へ急騰
📌 今週のテーマ
good news is bad news
強い雇用→利下げ期待後退
→金利高・株安
📌 金利の動き
米10年 4.53%へ
先週末4.45%から急騰
株安・円安の引き金に
📌 来週の答え合わせ
6/10 米CPI
強い雇用の次は物価
利下げ観測の綱引き継続

為替はドル円が160円台を回復。昨夜の雇用統計が強かったことでドル買いが進み、先週末の159円台から約+0.8円ほど円安方向に動きました。ユーロ円は186円近辺で推移しています。今週いちばん象徴的だったのは米10年債利回りの急騰で、雇用統計の発表後に約4.47%から4.53%まで一気に上がりました(先週末は4.453%)。金利が上がる=利下げが遠のく、というメッセージを市場が受け取った結果です。「金利が上がる→株が下がる」という連鎖が一晩で起きたわけで、債券・為替・株がいかに同じストーリーで動いているかが、今週はとても分かりやすく出ました。

🎯 今週の3大イベント総括

★★★ 最重要 6/5(金)夜 米国時間
🇺🇸 米5月雇用統計がNFP+17.2万人と予想の約2倍、利下げ期待が後退

昨夜発表された米5月雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が+17.2万人と、市場予想(約+8万人)のおよそ2倍。ほぼ全てのエコノミスト予想を上回る強さでした。失業率は4.3%で横ばい、平均時給は前月比+0.3%・前年比+3.4%。さらに前月分が大幅に上方改定され(4月+11.5万→+17.9万、3月も+18.5万→+21.4万)、雇用の実態は見た目以上に強かったことが分かりました。

強すぎる雇用は「景気がいい」という良いニュースのはずですが、市場の反応は逆でした。利下げ期待が後退→米10年債は4.53%へ急騰、ドル円は160円台、米株は大幅安(NASDAQ-4.18%)。まさに「good news is bad news」の典型です。私の見方を率直に言えば、ここで効いているのは数字の善し悪しではなく「FRBが利下げを急がなくて済む」という連想です。来週6/10の米CPIで物価まで強ければ、この綱引きはもう一段続くことになります。

★★★ 最重要 6/3(水)日本時間
🇯🇵 日経が初の6万8千円台、6/3に史上最高値68,402円→週後半に反落

日経平均は6/3(水)に+1,667.89円高の68,402.13円で終値ベースの史上最高値を更新しました。初の6万8千円台で、ザラ場高値は68,786.49円。SOXの上昇と円安進行が追い風となり、半導体関連を中心に大きく買われました。

ところが、その勢いは長続きしませんでした。週後半は米半導体株安につれて失速し、6/5は66,588円まで反落。週間ではかろうじて+0.39%のプラスを残したものの、「最高値を取った直後に売られる」という、上昇相場でよくある神経質な展開でした。私は最高値の数字に一喜一憂するより、「最高値圏では小さな悪材料でも下げが大きくなりやすい」という相場の癖のほうを覚えておきたいと思っています。

★★★ 最重要 6/4(木)〜6/5(金)米国時間
💾 米半導体・AI株が急落、ナスダックは週間-4.68%

週後半は半導体・AI株が大きく崩れました。BroadcomがAIチップの通期目標を据え置いたことが「期待ほどの上振れではない」と受け止められ、Micronは6/4〜6/5の2営業日で約-20%(とくに6/5金は単日-13%超)と急落。AI関連の物色が一服し、NASDAQは6/5に-4.18%(週間-4.68%)と今週いちばん弱い指数になりました。

補助材料として、6/3に発表されたADP民間雇用は+12.2万人。雇用統計の前哨戦として一定の強さを示していました。なお中東のイラン情勢は、停戦合意の観測が出ては否定される展開で錯綜しており、原油価格も方向感が定まりにくい状況です。市場全体としては、地政学よりも「金利」と「AI株の過熱調整」が今週の値動きを支配しました。私自身は、AI相場が強いときほど「良い決算でも期待に届かなければ売られる」という、期待値の高さゆえの脆さに注意したいと感じています。

📖 今週の経済用語

グッドニュース・イズ・バッドニュース(Good news is bad news)

「グッドニュース・イズ・バッドニュース」とは、景気が良いという好材料が、逆に株式市場の重しになる現象のことです。今週はまさにこれが主役でした。米雇用統計が予想の約2倍と強かったのに、株は大幅安。背景には「強い経済→FRBが利下げを急がない→金利が高止まり→株に逆風」という連想があります。良いニュースが、利下げ期待というもう一つの好材料を打ち消してしまった、というわけです。

▼ 押さえておきたい3つの視点
  • なぜ強い経済が株安につながるのか:株価は金利と密接につながっている。景気が強いと利下げが遠のき金利が上がる。将来の利益を高く評価して買われてきた株ほど、金利上昇は逆風になる。
  • 局面によって反転する:この関係はいつも成り立つわけではない。今は「利下げ期待」が相場の支えになっている局面なので、その期待を削る材料に株が敏感に反応する。利下げが一巡すれば、また「良い経済=株高」に戻ることもある。
  • 個人投資家への含意:ニュースの「良し悪し」だけで相場の方向を決めつけないこと。良い数字でも株が下がる局面があると知っておくだけで、急落のニュースに過剰に動揺せず、自分の積立や生活防衛のペースを守りやすくなる。

📅 来週のマーケット予定(6/8〜6/12)

来週の最大のヤマ場は6/10(水)の米5月CPI(消費者物価指数)です。今週の強い雇用に続いて、物価がどう出るか――利下げ観測の綱引きは、ここで次の局面に入ります。

★★★ 最重要 6/10(水)
🇺🇸 21:30 JST 米5月CPI(消費者物価指数)=来週最大の山場。今週の強い雇用に続き、物価がどう出るかで利下げ観測の綱引きが続きます。CPIまで強ければ「good news is bad news」がもう一段意識されやすく、振れ幅に注意したい局面です。
★★ 注目 週後半
CPIに続き、米PPI(生産者物価指数)など物価関連の指標も週後半に控えています。CPIと合わせて、インフレの粘りを確かめる材料として注目されます(発表日時は確報を要確認)。
💡 お金バイバイマンの来週着眼点

来週の照準は6/10(水)21:30 JSTの米5月CPIに絞ります。今週は「強い雇用→利下げ遠のく→金利高・株安」という流れでしたが、その次に来るのが物価です。CPIまで強ければ利下げ期待はさらに後退しやすく、逆に鈍化すれば「やっぱり利下げは生きている」と買い戻しが入る、という二択になりやすい。私は結果が出るまで方向を決めつけず、CPI発表前後の振れ幅には身構えておきたいと思っています。日経も6/3に最高値を取ったあとだけに、米CPIの結果が翌営業日の日本株にどう波及するかは、来週いちばんの注目点です。

💬 お金バイバイマンからの一言

今週は正直、感情がついていかない1週間でした。水曜に日経が初の6万8千円台で史上最高値、「ついにここまで来たか」と思った2日後に、昨夜の雇用統計で米株が大きく崩れている。良いニュース(強い経済)が株を下げる、という相場の皮肉を、これでもかと見せられた気分です。最高値に浮かれていたら週末に冷や水、というのは、こういう局面ではよくあることだと改めて感じました。

いちばん引っかかっているのは、AI株の脆さです。Broadcomが目標を据え置いただけで売られ、Micronに至っては6/4〜6/5の2営業日で約-20%。「良い決算でも期待に届かなければ容赦なく売られる」わけです。これは期待値がそれだけ高く積み上がっている裏返しでもあります。私はAI相場の成長性そのものは否定しませんが、個人的には、こういう熱狂期に「乗り遅れた」と焦って高値で飛びつくのがいちばん危ない、と思っています。

こういう週ほど効いてくるのが、地味ですが生活防衛資金です。相場がどちらに転んでも数ヶ月暮らせるお金が別枠にあれば、急落のニュースで慌てて売らずに済みます。来週は6/10の米CPIという山場が控えていますが、私は結果が出るまで慌てて動くつもりはありません。一日の数字に一喜一憂せず、まず自分の足元(生活防衛資金と積立のペース)が崩れていないかを確認する――それくらいの距離感が、私にはちょうどいいと思っています。

📊 今週の総括

日本株
週間+0.39%の小幅高
6/3に史上最高値68,402円
→週後半に反落で66,588円
米国株
3指数そろって週間マイナス
NASDAQ-4.68%
強い雇用で利下げ期待後退
来週の山場
6/10 米CPI
強い雇用の次は物価
利下げ観測の綱引き継続
📚 参考にした一次情報源

本記事の数値・統計・要人発言は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。

  • 米労働省労働統計局(BLS)— 5月雇用統計
  • Bloomberg
  • 日本経済新聞(電子版)
  • CNBC

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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この記事を書いた人

「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。

平日毎日、日経平均・米国株・為替・世界ニュースなどのマーケット情報を、投資初心者の方でもスッと読めるようにやさしく解説しています。

日々の株価や為替の動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけ、"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1つずつ深掘り。

個人投資家として、長期・分散・積立を基本にコツコツ実践中。短期の値動きに振り回されず、"知って → 考えて → 淡々と続ける" スタイルを大切にしています。

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