日経、3日続伸で7万円台を固める(+412円)・日銀短観は約8年ぶり高水準/米国株は3指数そろって小反落(半導体株に利益確定売り)|ドル円162円台の円安継続、今夜はいよいよ米6月雇用統計|お金バイバイマンの経済ニュース

日経平均は7/1に+412円(+0.59%)の3日続伸で70,474円。朝方の日銀短観(6月調査)は大企業製造業DI+22と約8年ぶりの高水準。米国株は3指数そろって小反落(NYダウ52,305・-0.03%で最高値更新ストップ)。ドル円162円台で39年半ぶり安値圏が継続。今夜7/2に米6月雇用統計。2026年7月2日の経済ニュース
DAILY MARKET NOTE · 2026.07.02(木)

📈 日経は3日続伸(+412円)・日銀短観は約8年ぶり高水準/米国株は3指数そろって小反落(半導体株に利益確定売り)/今夜はいよいよ米6月雇用統計

📅 日本株・米国株・為替・金利・商品 / 今日の経済用語「ドルコスト平均法」 / 今週最大の山場=米6月雇用統計は今夜21:30。米国は7/2が半日立会い・7/3が休場で薄商いに注意

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おはようございます、お金バイバイマンです。昨日7/1(水)の日経平均は+412.64円(+0.59%)の3日続伸で、終値は70,474円。7万円台の回復を固める形になりました。朝方に発表された日銀短観(6月調査)で大企業製造業の景況感が約8年ぶりの高水準となったことが支えです。一方、米国株は3指数そろって小幅安。今年前半で大きく上げてきた半導体・メモリ株に利益確定売りが出て、ハイテク主導で上値が重くなりました。つまり昨日は「日本は堅調、米国は一服」という日米の明暗が出た一日です。そして今夜21:30には、いよいよ今週最大の山場・米6月雇用統計が控えています。しかも今夜の米国株は半日立会い、明日7/3はお休みという変則週。まずは昨日の到達点から、順番に整理していきましょう。

🇯🇵 日本株式市場(7/1水 終値・3日続伸/日銀短観は約8年ぶり高水準)

日経平均株価
70,474.96
▲ +412.64円(+0.59%)3日続伸
TOPIX
4,011.50
▲ +16.74pt(+0.42%)続伸・4,000台回復
日本国債10年利回り
2.705%
前日比 +0.025pt・7/1引け(日経)

昨日の日本株は3日続伸となり、日経平均は+412円高で終値70,474円。TOPIXも+0.42%と続伸し、4,000台を回復しました。この日の主役は、朝方に発表された日銀短観(6月調査)です。企業の景況感を示す大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス22と、約8年ぶりの高水準まで改善(5四半期連続の改善)。AI・半導体関連の需要が景況感を押し上げた形で、株価の追い風になりました。日本国債10年利回りは2.705%(前日比+0.025ポイント)と、6月の日銀利上げ(6/16)の流れを引き継いで、じりじりと高めの水準を保っています。

ただ、私はこの短観を「手放しで喜んでいい数字」とは受け取っていません。理由は、景況感の「先行き」を示す部分は、製造業・非製造業ともに悪化していたからです。足元は良くても、企業は数カ月先をやや慎重に見ている。コスト高や人手不足への警戒が、その背景にあります。そしてもう一つ冷静に押さえておきたいのは、日経は3日続伸で7万円台を固めたとはいえ、まだ史上最高値(6/25終値72,366円)には約1,900円届いていないということです。「短観が良かった」「7万円台をキープした」という景気のいい言葉に引っぱられず、いまは“戻りを固めている途中”くらいの距離感で見ておくのが、私にはちょうどいいと感じます。

NIKKEI 225 · 直近12営業日(6/16→7/1)
日経平均 12営業日チャート 2026/6/16-2026/7/1 6月16日の6万9,404円から上昇し6月22日に7万2,353円、その後6月23日に−2,565円、6月24日に期間最安値6万9,174円まで急落。翌6月25日は上げ幅過去最大級の+3,191円で期間最高値7万2,366円へ急反発したが、6月26日に−3,005円で再び7万円割れ。そこから6月29日+107円、6月30日+594円、7月1日+412円と3日続伸し、終値7万474円で7万円台を固めて着地した。最高値圏と7万円割れの間を激しく往復したのち持ち直したチャート。 73,000 72,000 71,000 70,000 69,000 6/24 69,174 最安値 6/25 72,366 ★最高値 7/1 70,474 ★ 6/16 6/19 6/24 6/29 7/1

※終値ベースで表記(土日は休場のため含みません)。期間(6/16→7/1)は、6/22に7万2,353円まで上げたあと、6/23に−2,565円・6/24に期間最安値6万9,174円まで急落、翌6/25に上げ幅過去最大級の+3,191円で期間最高値7万2,366円へ急反発、6/26に−3,005円で再び7万円割れ、と最高値圏と7万円割れの間を激しく往復しました。その後6/29・6/30・7/1と3日続伸し、終値7万474円で7万円台を固めて着地しています。各営業日の終値は2つの情報源で照合した確定値です。

📌 注目ポイント(“変則週の本番”を前にどう構えるか)

今週は後半の日程が少し特殊です。今夜7/2(木)の米6月雇用統計(21:30 JST)が今週最大の山場である一方、その米国株市場は独立記念日(7/4土)を前に短縮取引(半日立会い)。そして翌7/3(金)は完全にお休みです。参加者が少ない薄商いのなかで最重要指標が出るため、いつも以上に値が振れやすい――そんな“変則的な本番”を控えた一日でした。

雇用統計は、FRB(米国の中央銀行)が利下げのタイミングを判断するうえで最も重視する指標です。市場の予想は、就業者の増加を示すNFP(非農業部門雇用者数)が+10万〜+11.5万人前後(5月の+17.2万人から鈍化)、失業率が4.3%で横ばいあたり。ここで数字が強すぎると「景気が堅調=利下げが遠のく」と受け止められ、最高値圏の米国株がいったん売られる展開も起こりえます。逆に弱ければ「利下げ期待」で買われる。どちらに転ぶかは出てみないと分かりません。だからこそ、私がこういう局面で決めているのは「結果が出る前に先回りして動かないこと」です。強い数字を予想して買い増す、弱いと踏んで売る――そうやって数日のうちにバタバタするより、指標を通過してから落ち着いて受け止めれば十分だと思っています。薄商いで振れやすい日ならなおさら、一喜一憂しない構えが効いてきます。

🇺🇸 米国株式市場(7/1水 終値・3指数そろって小反落)

NYダウ
52,305.24
▼ -13.96(-0.03%)小反落・ほぼ横ばい
S&P500
7,483.23
▼ -16.13(-0.22%)反落
NASDAQ総合
26,040.03
▼ -173.69(-0.66%)反落

前日まで最高値圏を走っていた米国株は、3指数そろって小幅安で一服しました。NYダウは-0.03%とほぼ横ばい、S&P500は-0.22%、ナスダックは-0.66%。NYダウは場中には史上最高値(52,742ドル)をつけたものの、終値では前日終値(6/30の52,319.20)をわずかに下回り、終値ベースでの最高値更新はいったんストップしました。下げの主役は半導体です。今年前半に急騰していたメモリ関連株に利益確定売りが出て(マイクロン−8%、サンディスク−10%、エヌビディア−3%など)、ハイテク全体が押し下げられました。加えて、FRB要人からインフレ警戒(利下げ期待をやや後退させる)発言が出たことや、翌日の雇用統計を控えた様子見も、上値を重くしています。

とはいえ、下げ幅そのものは小さく、「急落」ではなく「高値圏での一服」という表現がしっくりくる動きです。前週の米5月コアPCE(FRBが重視する物価指標)が+3.4%とインフレの高止まりを示したまま、今夜の雇用統計を迎えます。強い雇用が出れば利下げ観測はさらに後退しかねない。最高値の更新が続いたあとの一服は、むしろ健全な調整とも言えます。上がり続けているときほど「安心」ではなく「次のイベントで試される」と、私は少し引いて見るようにしています。

💴 為替・金利・商品(7月2日 朝 JST時点)

USD/JPY(ドル円)
162.55円
前日比 ほぼ横ばい(+0.01円)
39年半ぶり安値圏が継続・7/2 7:02 JST時点
EUR/JPY(ユーロ円)
184.96円
前日比 ほぼ横ばい(+0.04円)
7/2 7:02 JST時点
米国債10年利回り
4.48%
前日比 +0.02pt前後・上昇
7/2 7:02 JST時点

為替は7月2日朝(日本時間)時点で、ドル円が1ドル=162.55円前後(7/2 7:02 JST時点)と、前日からほぼ横ばい。39年半ぶり(1986年12月以来)の円安水準圏が続いています。ユーロ円も1ユーロ=184.96円前後と高止まり。米10年債利回りは4.48%前後へじわりと上昇しており、日米の金利差が開いた状態が、引き続き円安を下支えしています。この水準では政府・日銀による円買い介入への警戒も高いままですが、これまでのところ実際の介入は確認されておらず、あくまで「観測・警戒」止まりです。

商品市況では、WTI原油(8月物)の清算値が1バレル68.09ドル・前日比−2.03%と反落し、70ドルを割り込みました。米国とイランの協議進展や、中東の輸送再開の観測が重しになっています。NY金(8月物)は4,044.60ドル・前日比+0.15%とほぼ横ばい(小幅高)。米長期金利の上昇が重しになる一方、雇用統計を前にした様子見が下値を支えました。

正直に言うと、私はこの円安の粘り強さを、株価の戻りよりも気にしています。日経が7万円台を固めても、ドル円が162円台に張り付いていると、輸入する食品やエネルギーの値段は高止まりし、家計の体感はむしろ重いままです。株高と円安は、輸出企業にとっては追い風でも、私たちの生活実感とはズレることがある。介入があるかどうかを当てにいくのではなく、「円安はしばらく続くかもしれない」という前提で、生活コストと投資の通貨バランスを点検しておく――そのくらいの距離感で構えています。今日の経済用語では、こういうイベント続きの相場でこそ効いてくる「ドルコスト平均法」を取り上げます。

📖 今日の経済用語

ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)

ドルコスト平均法とは、毎月◯円のように「一定の金額」を、価格の高い・安いにかかわらず定期的に買い続けていく投資のやり方です。値段が高いときは少ない口数しか買えませんが、安いときには自動的に多くの口数を買うことになるため、長い目で見ると平均の買値がならされていくのが特徴です。今週のように雇用統計を控えて相場が上下しやすい局面でも、「安くなったら買おう」「高いから今日はやめておこう」とタイミングを読む必要がなく、決めた日に決めた額を淡々と買うだけで済みます。相場の予想が当たるかどうかに、成果を委ねなくてよくなる――これがこの方法のいちばんの安心材料です。もちろん、ずっと右肩上がりの相場では一括投資に劣ることもありますが、値動きに一喜一憂しやすい人ほど、続けやすさという意味で相性がいい方法だと私は思っています。

▼ 押さえておきたい3つの視点
  • ドルコスト平均法とは:価格ではなく「一定金額」を定期的に買い続ける方法。高いとき少なく・安いとき多く買うため、平均の買値がならされます。
  • なぜ効くか:買うタイミングを読まなくてよいので、雇用統計のような“結果待ち”の局面でも判断に迷いません。相場の予想に成果を委ねずに済みます。
  • 家計目線:私の基本は、生活防衛資金を別に確保したうえで、余ったお金を毎月淡々と積み立てるだけ。今夜の雇用統計がどうであれ、積立の設定はいじりません。
💬 お金バイバイマンからの一言

日経は3日続伸で7万円台を固めて、短観も約8年ぶりの高水準。数字だけ並べると「いい流れ」に見えます。でも私は、素直に浮かれきれずにいます。短観の“先行き”は悪化していたし、米国株は一足先に一服。何より今夜は雇用統計という本番が控えていて、しかも薄商いの変則週。落ち着いて見えても、相場の足元はまだそわそわしているはずだと感じます。

それに、円安が162円台に張り付いているのも、私には素直に喜べない数字です。株が戻っても、買い物のたびに値段の高さで現実に引き戻される。だからこそ、私がやることは今日も変わりません。口座を開いて配分を眺めるくらいで、積立の設定は1円もいじらないつもりです。今夜みたいな大きなイベントを前にすると、何かしなきゃと焦りがちですが、たいていは何もしないのが正解だと、これまで何度も学んできました。生活防衛資金は投資とは別腹で確保したうえで、余ったお金を毎月淡々と積み立てる。今日の経済用語のドルコスト平均法も、まさにこの“淡々”を仕組みにしたものです。雇用統計の結果は明日の朝に受け止めれば十分。今日も静かに過ごそうと思います。

📊 7/1(水)の総括

日本株
3日続伸・短観8年ぶり高水準
日経+0.59%(70,474円)/TOPIX+0.42%
米国株
3指数そろって小反落・一服
ダウ-0.03%/S&P-0.22%/NASDAQ-0.66%
為替
円安継続・39年半ぶり安値圏
ドル円162円台/今夜は雇用統計が山場
📚 参考にした一次情報源

本記事の数値・統計・イベント日程は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。

  • 日本取引所グループ(JPX)・日経マーケットデータ(日経平均・TOPIX 終値)
  • 日本相互証券・日経(国債利回り)
  • 日本経済新聞(電子版)・野村證券NY市況・Bloomberg・Reuters(ロイター)・Investing.com(米国株・為替・商品)
  • 日本銀行(6月短観)・米労働省労働統計局(BLS・雇用統計)・NYSE公式カレンダー(休場日程)

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。為替・金利・商品は「7/2 7:02 JST時点」等の値を含み、執筆後に変動する場合があります。米6月雇用統計は本日7/2 21:30(日本時間)発表予定で、本記事は発表前に作成しています。また、米国市場は7/2が短縮取引(半日立会い)、7/3が独立記念日の振替で休場です。

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この記事を書いた人

「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。

平日毎日、日経平均・米国株・為替・世界ニュースなどのマーケット情報を、投資初心者の方でもスッと読めるようにやさしく解説しています。

日々の株価や為替の動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけ、"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1つずつ深掘り。

個人投資家として、長期・分散・積立を基本にコツコツ実践中。短期の値動きに振り回されず、"知って → 考えて → 淡々と続ける" スタイルを大切にしています。

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