📊 日経平均の週足に、ほぼ同じ大きさの陽線と陰線が2本ならびました|先週の陽線の実体は2,808円70銭、今週の陰線の実体は2,865円70銭。今週は2,697円44銭安の6万6,016円36銭で3週ぶりの陰線、先週のはじまりから数えると9営業日で進んだのは111円26銭でした/昨日8時30分の7月の全国CPIは、新しい2025年基準での最初の発表。今週の経済用語は「週足」です
📊 週間パフォーマンス / 🇯🇵 今週の日本株と📈日経12営業日チャート / 🎯 今週の3大イベント総括(水曜の2,134円安 / 7月の全国CPIは2025年基準の初回 / 月曜のGDP) / 🇺🇸 今週の米国株 / 💴 為替・金利・商品 / 🕊 熊本地震・千葉豪雨・阿蘇山・台風18号のいま / 今週の経済用語「週足」=辞典103語目 / 📅 来週は水曜の米PCEと、同じ日の引け後のエヌビディア決算、木曜からジャクソンホール
おはようございます、お金バイバイマンです。土曜日は1週間のマーケットを振り返るWEEKLY RECAPの日です。今週の東京市場は8月17日(月)から8月21日(金)までの5営業日。日経平均は週間で2,697円44銭安(マイナス3.93%)の6万6,016円36銭で終わりました。
この1週間を1本のローソクにまとめると、始値6万8,882円06銭、終値6万6,016円36銭の陰線になります。実体(始値と終値のあいだ)は2,865円70銭。トレーダーズ・ウェブも「週足では3週ぶりに陰線を形成」と書いていて、ここは一致しています。
ただ、私が今週いちばん引っかかったのは下げ幅そのものではありません。先週の週足は、始値6万5,905円10銭・終値6万8,713円80銭の陽線で、実体は2,808円70銭でした。今週の陰線の実体2,865円70銭とくらべると、その差はわずか57円です。ほとんど同じ大きさの陽線と陰線が、2本ならんで立っている。
だから、先週のはじまり(8月10日の始値6万5,905円10銭)から今週の終わり(6万6,016円36銭)まで、9営業日かけて進んだ距離は111円26銭しかありません。そのあいだに日経平均は、8月14日(金)の取引時間中に6万9,608円24銭まで上がり、8月19日(水)には6万5,133円98銭まで下がっています。動いた幅は4,474円26銭、進んだ距離は111円26銭。
比べるうえで大事なことを、先に書いておきます。先週は8月11日(火)が山の日で4営業日、今週は5営業日でした。同じくらいの幅を、片方は4日でつくり、もう片方は5日かけて消したことになります。
もうひとつ断っておきます。実体だけを見ると陰線のほうが57円大きいのに、9営業日の正味がプラス111円26銭になるのは、週足の実体を「その週の始値」から測るからです。先週の金曜の終値は6万8,713円80銭、今週の月曜の始値は6万8,882円06銭。168円26銭だけ高いところから、今週が始まっています。この168円26銭は、先週の実体にも今週の実体にも入りません。週間の下げ2,697円44銭(終値どうしの比較)と、週足の実体2,865円70銭(始値と終値の比較)が168円26銭ちがうのも、同じ理由です。168円26銭から57円を引くと、111円26銭になります。今週の経済用語は、この見方の道具である「週足」にしました。
📊 今週の週間パフォーマンス一覧(前週末8/14金→今週末8/21金)
※起点も書いておきます。先週末8月14日(金)の終値は、日経平均68,713.80円/TOPIX4,197.20pt/NYダウ53,732.41ドル/S&P5007,785.76pt/NASDAQ26,729.16pt/ドル円159.32円です。上のカードの週間の数字は、すべてこことの差です。米国3指数の8月14日の終値は当社が確認できたのが1系統だったため、週間の変化率は小数第1位までにとどめました。
先週の土曜版では「日本株のひとり勝ち」と書きました。今週はその逆で、日米そろってマイナスです。しかも日本の下げ幅のほうがずっと大きい。ただし下げ方の中身は日米で違っていて、アメリカはナスダックがいちばん下げた(マイナス2.1%)のに対し、日本は東証グロース市場250指数が週間でプラス1.4%と、逆に上がっています(トレーダーズ・ウェブの週間まとめ)。日経平均やTOPIXが3%台の下げなのに、新興・中小型の指数だけがプラス。「日本株が全部売られた週」ではなかったということです。
🇯🇵 今週の日本株(8/14金→8/21金・5営業日/先週の陽線とならぶ、3週ぶりの陰線)
8/21終値 −200.43円(−0.30%)反落
8/21終値 +7.56pt(+0.19%)小幅続伸
前日比 +0.025ポイント(同じ配信元の公表値)
週は前半に上昇し、後半に戻す(日本相互証券の系列)
5営業日を1日ずつ並べると、こうなります。8月17日(月)+506円45銭 → 8月18日(火)−1,759円52銭 → 8月19日(水)−2,134円31銭 → 8月20日(木)+890円37銭 → 8月21日(金)−200円43銭。足すとマイナス2,697円44銭で、週間の変化とぴったり合います。週の初日に期間の高値をつけて、そこから火・水の2日で3,893円83銭を失ったのが、この週の形でした。
金曜の8月21日は、前の晩のニューヨークで日経平均に効きそうな材料が続いたため、寄り付きから700円を超える下げで始まりました(始値6万5,427円69銭、安値6万5,260円22銭)。ところが売りが一巡すると戻していき、終値は前日比マイナス200円43銭まで戻しています。TOPIXにいたっては後場にプラスへ転じて、7.56ポイント高で終えました。東証プライムの値上がりは883銘柄、値下がりは622銘柄で、指数はマイナス、銘柄数はプラスが多いという形です。売買代金は7兆9,134億円でした。
金曜に日経平均を押し下げた最大の要因は、株探の寄与度でみるとファーストリテイリング1社で約223円ぶんでした。前の晩にウォルマートの決算で米国の既存店売上高が予想を下回り、株価が9%台の急落となったことを受けて、消費関連に売りが出た形です。逆に押し上げたのはアドバンテスト(約130円ぶん)などの半導体関連で、今週さんざん売られた側が、週の最後には買われていました。
長期金利については、週の比較の書き方を正直に断っておきます。8月14日の値と8月21日の値は、当社が確認できた配信元が違います(8月14日は日本相互証券、8月21日は日経・QUICK)。集計元が違うものを引き算すると、差が本物なのか系列の違いなのか分からなくなるので、当社では週の差を引き算しません(上のカードに書いた前日比プラス0.025ポイントは、当社が引き算したものではなく、日経・QUICKが同じ系列で公表している前日比です)。同じ日本相互証券の系列だけで並べると、8月14日2.875% → 8月17日2.920% → 8月18日2.935%(週内のピーク) → 8月19日2.895% → 8月20日2.845%。週の前半に上がって、後半に戻したという形です。
★は今週末(8月21日)の終値です。8月11日(火)は山の日で休場のため、この12営業日には入っていません。終値ベースの期間高値は8月17日(月)、期間安値は8月19日(水)。日々の終値だけをつないだ線なので、その日の取引時間中につけた高値・安値はこの線には出てきません。
🎯 今週の3大イベント総括
今週の主役は、水曜の大幅安でした。下げ幅2,134円31銭は、この12営業日でいちばん大きい。日本経済新聞の大引け記事、同紙の別記事、トレーダーズ・ウェブの週間まとめの3本が共通して挙げていた材料は、①AI・半導体関連株の総崩れ ②中東をめぐる地政学リスク ③日米の長期金利の上昇の3つです。TOPIXもマイナス127.91ポイント(マイナス3.09%)で、東証プライムは値下がり1,155銘柄に対して値上がり362銘柄。33ある業種のうち上がったのは医薬品と海運の2業種だけでした。
翌8月20日(木)はプラス890円37銭と反発しましたが、その理由として複数の市況が挙げていたのは米財務省が長期金利の上昇にブレーキをかける対策(国債の買い戻しオペの増額)を発表したことでした。当社は8月20日(木)付の記事で、この「バイバック(国債の買い戻し)」を経済用語に選んでいます。
総務省が発表した7月分の全国消費者物価指数は、総合がプラス1.9%、生鮮食品を除く総合(コアCPI)がプラス1.8%、生鮮食品とエネルギーを除く総合(コアコア)がプラス1.9%でした(いずれも前年同月比)。コアCPIの事前予想はQUICK集計・ロイター集計とも中央値プラス1.8%で、実績は予想と同じです。上振れでも下振れでもありませんでした。
今回から指数のものさしが2020年基準から2025年基準へ入れ替わりました。品目は19が追加され、11が廃止、2つが1つに統合されて、582品目から589品目になっています。ウエイト(何にいくら使っているかの重みづけ)は2025年の家計調査がもとです。ここで注意が要ります。同じ2026年6月の総合は、旧2020年基準ではプラス1.7%でしたが、新2025年基準ではプラス1.6%です。0.1ポイント違う。「6月1.7%→7月1.9%」と並べると、ものさしの違う2つを引き算したことになります。新しい基準でそろえると6月1.6%→7月1.9%です。
新基準の系列でそろえて数えると、コアCPIの伸びが大きくなるのは5月プラス1.4%→6月プラス1.6%→7月プラス1.8%で2カ月連続、水準としては2026年1月(プラス1.9%)以来6カ月ぶりの高さです。いっぽうで、日銀が目標とする2%は7カ月連続で下回っています。中身では食料がプラス3.5%(指数への寄与プラス0.97)と全体の半分ほどを説明していて、生鮮魚介はプラス12.4%、生鮮野菜はプラス6.6%。逆に引き下げたのは教育で、私立高校の授業料がマイナス73.2%(寄与マイナス0.15)と大きく効いています。
週の入口に出たのが、4〜6月期の国内総生産(GDP)でした。実質は前期比プラス0.3%、年率に直してプラス1.1%で、3四半期連続のプラス成長。名目のGDPは年換算で687.7兆円と過去最高です。ただし中身は外需(輸出から輸入を引いたもの)に支えられていて、内需は3四半期ぶりのマイナスでした。輸入がマイナス1.5%と減ったこと(ホルムズ海峡の事実上の封鎖で原油の輸入が一時的に減ったこと)が、計算上は外需のプラス寄与になっています。当社が8月18日(火)付の記事で「市場予想の半分」と書いたのは、QUICK集計の市場予想が年率プラス2.2%だったからです(プラス1.1%は、ちょうどその半分にあたります)。ただ、民間の予測そのものには開きがありました。当社が8月17日(月)付の記事に並べた時点では、大和総研プラス2.5%、ニッセイ基礎研究所プラス2.4%、第一生命経済研究所プラス1.6%。どれと比べるかで「半分」にも「7割」にもなります。「予想の半分」は、比べた相手を書かないと意味が定まらない言い方でした。
🇺🇸 今週の米国株(8/21金 NY終値・週間比較は8/14金起点)
週間は −455.40ドル(−0.8%)
週間は −111.39pt(−1.4%)
週間は −548.71pt(−2.1%)
アメリカも週間では3指数そろってマイナスでした。ただ最後の金曜だけは、そろって上げています。ダウの1日ごとの動きを並べると、月曜マイナス272ドル63セント → 火曜マイナス116ドル38セント → 水曜プラス119ドル65セント → 木曜マイナス703ドル84セント → 金曜プラス517ドル80セント。5日のうち3日が下げで、木曜の703ドル安が週の形を決めました。足すとマイナス455ドル40セントで、週間の変化と一致します。
金曜に反発した材料として時事通信とフィスコの2本が挙げていたのは、8月のPMI速報値が予想を上回り、アメリカの景気の底堅さが確認されたことでした。とくにサービス業の指数が事前予想を大きく上回っています(数値そのものは1つの配信でしか確認できなかったので、ここでは水準を書きません)。もうひとつは、前日の大幅安の反動による押し目買いです。ダウがプラス0.98%と、S&P500・ナスダックのプラス0.43%より大きく上げましたが、どの銘柄が押し上げたのかまでは当社では確認できていません。景気敏感株の集まりであるダウが景気指標に反応しやすい、という一般論以上のことは書かないでおきます。
なお、金曜の終値については時事通信が「暫定値」と明記していました。時事通信・株探・Yahoo!ファイナンスの3系統で同じ値になっているので採用していますが、確定値で動く可能性があることは添えておきます(Investing.comだけはダウを53,330.03ドルとしており、割れているため採っていません)。
💴 為替・金利・商品(金曜8/21のNY終値・清算値ベース)
ユーロ円は184円台前半→185円台後半
8/21から中心限月が10月物に交代
週間 +5.48%(同じ12月限どうし)
為替は、週の始めと終わりでほとんど変わっていません。8月14日の1ドル=159円32銭に対して、8月21日は159円ちょうど前後。差はおよそ32銭です。週の中では8月18日(火)に159円79銭まで円安が進み、8月20日(木)に158円02銭まで円高に振れていますので、1円77銭の幅の中を往復して、ほぼ元の場所に戻ったことになります。ユーロ円のほうは185円台後半で、8月14日の184円台前半からは円安方向です(ユーロ円は当社が確認できた配信が1系統だったため、両端とも丸めて書いています)。
今週いちばんはっきり動いたのは金です。NY金の12月限は8月21日の清算値が1オンス=4,680ドル台で、3日続伸して3カ月ぶりの高値になりました。同じ12月限で週の初めとくらべるとプラス5.48%です。検算しておくと、8月19日4,545ドル30セント →(プラス26ドル10セント)→ 8月20日4,571ドル40セント →(プラス109ドル20セント)→ 8月21日。3日続伸のうち、8月20日と21日の2日ぶんは検算が通ります(残る8月19日の上昇を確かめるには前日18日の清算値が要りますが、当社では確認していません)。株が下がった週に、金が上がりました。よく並べて語られる組み合わせではありますが、金がなぜ上がったのかまでは、当社では確認できていません。
原油については、週の比較をあえて書きません。8月21日から中心限月が9月物から10月物に交代しているためです。8月14日の中心限月は9月物で82ドル40セント、8月21日は10月物で87ドル06セント。数字だけ引き算すればプラス5.66%になりますが、これは違う契約どうしを比べたもので、当社の基準では「週間の変化」と呼べません。同じ10月物どうしなら、8月20日の86ドル83セントに0ドル23セントを足して87ドル06セント。ここは検算が通ります。
🕊 熊本地震・千葉豪雨・阿蘇山・台風18号のいま(8月22日朝の時点)
相場の話が続きましたが、ここからは今週も続いている出来事です。投稿の直前に、最新の発表で引き直しています。
亡くなられた方に、心よりお悔やみを申し上げます。被害に遭われた方に、お見舞いを申し上げます。
🕊 令和8年熊本地震(7月28日〔火〕発生)/消防庁 第59報・8月21日10時00分現在
亡くなった方は38人で、当社が8月21日(金)付の記事に書いた第58報の39人から1人減りました。人数が減ったのは、災害との関連を調査していた方のうち1人が「関連なし」と判断され、集計から取り下げられたためです。新たに亡くなった方が出たわけでも、前日の数が誤っていたわけでもありません。内訳は八代市20人・宇城市3人・嘉島町7人・甲佐町1人・氷川町5人の計36人に、けがの悪化などで亡くなった可能性のある方1人と、取り下げのあともまだ関連を調査中の方1人を加えた数です。行方が分からない方は0人。けがをした方は364人(重傷30人・軽傷等334人)。住家の被害は21,033棟で、全壊1,589棟・半壊1,950棟・一部破損17,494棟。当社が8月21日(金)付の記事に書いた17,841棟から3,192棟増えています。消防庁の報告は、調査が進むにつれて更新される数字です。
避難指示は熊本県内で25,314世帯・56,006人が対象です。避難所は内閣府のまとめ(8月21日9時00分時点)で11自治体71か所・2,943人。多いときは506か所・9,931人でしたので、そこからは大きく減っています。断水は国土交通省の8月21日7時30分時点で県内3自治体・約4,300戸(八代市1,021戸・宇城市2,579戸・氷川町684戸)で、8月末の断水解消に向けて作業が続いています。避難の情報は短い時間で変わりますので、最新の状況はお住まいの自治体の発表でご確認ください。
交通は、九州新幹線の熊本〜新水俣が運転見合わせのままです。国土交通省の第47報(8月21日)では、構造物の変状が600か所以上、軌道の変状が約300か所と報告されています(当社が8月21日(金)付の記事に書いた「構造物200か所以上・軌道約40か所」から大きく増えていますが、増えた経緯は一次資料には書かれていません。点検が進むにつれて更新される数字です)。JR鹿児島本線の宇土〜八代も運転見合わせで、いまは宇土〜小川でバスによる代わりの輸送が行われており、8月26日(水)から宇土〜八代の全区間でバス代行ができるよう調整が進んでいます。肥薩おれんじ鉄道の八代〜水俣も運転見合わせ(バス代替輸送あり)。高速道路は南九州自動車道の八代ジャンクション〜八代南インターが、橋の損傷で通行止めのままです。いずれも8月21日時点の情報です。お出かけの前に、各社の当日の運行情報をご確認ください。
生産のほうは、ホンダの公表(8月20日更新)で四輪の3拠点(埼玉・鈴鹿・ホンダオートボディー四日市)は8月20日(木)に生産を再開済みです。いっぽう熊本製作所(二輪車とパワープロダクツの工場で、四輪の工場ではありません)は、完成車の生産再開が8月24日(月)の予定で、今日8月22日(土)の時点ではまだ再開していません。ここでいう完成車とはバイクのことです。
🌧 令和8年8月千葉豪雨/消防庁 第15報・8月21日10時00分現在
消防庁のまとめで、亡くなった方は13人(千葉市6人・市川市1人・佐倉市2人・柏市1人・市原市1人・八千代市1人・いすみ市1人)、行方が分からない方が1人。当社が8月19日(水)付の記事に書いた第12報の時点では、亡くなった方は10人、行方が分からない方は2人でした。その後の報でこの数になっています(変わった経緯までは、当社では確認できていません)。けがをした方は46人(重傷2人・軽傷44人)。住家の被害は3,725棟で、床上浸水1,873棟・床下浸水1,662棟が大半です。これは消防庁が都道府県の報告をまとめた系列の数字です。千葉県災害対策本部の独自集計は、今日の記事では確認していません。系列が違うと数が合わないことがあるので、出どころを書いておきます。熊本の38人と千葉の13人は別の災害の集計なので、足し算はしません。
避難の情報については、消防庁の第15報に「発令されていた避難指示等は全て解除」と記載されています。千葉市で最大約100戸あった断水も、8月19日までに復旧しました。ただし避難の情報は短い時間で変わりますので、最新の状況はお住まいの自治体の発表でご確認ください。
交通は、JR外房線の誉田〜大網が運転見合わせのままで、8月24日(月)の運転再開を目指すとされています。誉田〜土気と蘇我〜茂原ではバスによる代わりの輸送が行われています。小湊鉄道の里見〜上総中野も運転見合わせで、こちらは再開の時期が未定です(バス・タクシーによる代替輸送あり)。千葉県道は4区間が通行止めです。お出かけの前に、当日の運行情報をご確認ください。
🌋 阿蘇山(噴火警戒レベル3が継続・火山ガスの最新は8月21日の1,100トン)
気象庁(福岡管区気象台)が8月21日(金)16時00分に出した解説情報(第17号)によると、阿蘇山の噴火警戒レベルは3(入山規制)が続いています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、8月21日の現地調査で1日あたり1,100トン。当社が8月21日(金)付の記事に書いた8月19日の1,200トンから、少し減りました。推移を並べると、7月28日700トン → 8月6日1,200トン → 8月14日2,700トン(レベル引き上げの根拠になった急増) → 8月17日1,000トン → 8月19日1,200トン → 8月21日1,100トンで、「やや多い状態」という評価が続いています。中岳第一火口から概ね2キロの範囲で、大きな噴石や火砕流への警戒が呼びかけられています。次の発表は8月24日(月)16時ごろの予定です。入山や周辺へお出かけの予定がある方は、気象庁の最新の発表をご確認ください。
🌀 台風18号「ソウデル」/予報が西寄りに変わりました(8月22日3時45分発表・実況は同日3時)
気象庁が今日8月22日3時45分に発表した情報によると、実況の基準時刻である22日3時の時点で、台風18号「ソウデル」はマリアナ諸島(北緯17.1度・東経147.7度)にあります。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルで「強い」台風。北北西へ時速20キロで進んでいます。8月21日(金)付の記事の時点では990ヘクトパスカルでしたので、1日で発達しました。
同じ発表の予報の対象時刻ごとに並べると、8月23日(日)3時に小笠原近海で935ヘクトパスカルの「非常に強い」台風、8月24日(月)と8月25日(火)の3時はいずれも「日本の南」で925ヘクトパスカル・最大風速50メートル、8月26日(水)3時に沖縄の南で950ヘクトパスカル、8月27日(木)3時に東シナ海で960ヘクトパスカル、という見通しです。「小笠原近海」「日本の南」といった地域の呼び名は、当社が緯度経度から判断したものではなく、気象庁の発表そのものに付いている区分です。いっぽう、このあと出てくる「那覇の東およそ260キロ」という距離のほうは、当社が緯度経度から計算した概算です。
ここは8月21日(金)付の記事から変わりました。当社はその記事で、8月26日3時の予想位置を北緯26度30分・東経130度18分(当社が緯度経度から計算した概算で、那覇の東およそ260キロ)、965ヘクトパスカルとお伝えしました。今朝の予報では、同じ8月26日3時の予想位置が北緯26.1度・東経129.4度(気象庁の区分では「沖縄の南」)、950ヘクトパスカルになっています。経度が130.3度から129.4度へ、位置は西寄りに、勢力は強いほうにずれました。そのうえで、今朝あらたに加わった8月27日3時の予想位置が東シナ海=沖縄本島の西側です。ただし8月27日の予報円の半径は400キロととても大きく、進路の幅はまだ相当に広いので、位置を1点で受け取らないでください。九州や本州への直撃を示す予報にはなっていませんが、逆に「来ない」と決まったわけでもありません。
もうひとつ、被災地に関わる記述が国土交通省と内閣府の資料に入っています。「熊本県では、25日(火)以降、台風第18号の影響を受ける可能性がある」。断水の復旧作業が続き、鉄道も止まっている場所です。最新の台風情報と防災気象情報にご注意ください。なお、トンキン湾にもうひとつ熱帯低気圧があり24時間以内に台風になる見込みですが、日本への直接の影響はない位置です(まだ台風ではないので号数は付きません)。
週足(しゅうあし)/ Weekly Chart
1週間ぶんの値動きを、1本のローソク足にまとめたものです。始値は週の最初の取引の寄り付き、終値は週の最後の取引の大引け。高値と安値は、その週のどこかでいちばん高かった値段と、いちばん安かった値段です。1日ごとの上下が消えるので、細かい動きは見えなくなるかわりに、週として上がったか下がったかだけが残ります。
- 今週の週足は陰線でした:始値6万8,882円06銭、終値6万6,016円36銭。実体は2,865円70銭です。上に伸びたヒゲが343円51銭、下に伸びたヒゲが882円38銭。ヒゲが下に長いのは、途中でもっと下げてから戻したという意味です。
- 先週の週足は陽線でした:始値6万5,905円10銭、終値6万8,713円80銭で、実体は2,808円70銭。今週の陰線の実体2,865円70銭とは57円しか違いません(先週は4営業日、今週は5営業日ぶんです)。ほぼ同じ大きさの陽線と陰線が、2本ならんでいます。
- ヒゲの先が何曜日かは、週足からは分かりません:今週の高値6万9,225円57銭は月曜、安値6万5,133円98銭は水曜のものです。順番が大事な話をするときは、日足に戻して確かめる必要があります。
今週を一言でまとめるなら「3.93%下げた週」で、それはまったく正しい要約です。実際、火曜と水曜の2日で3,893円83銭が消えているわけですから、そう受け取るのが自然だと思います。
今朝、先週と今週の週足を2本ならべて画面に出してみました。実体の長さが、ほとんど同じでした。先週の陽線が2,808円70銭、今週の陰線が2,865円70銭。差は57円です。先週のはじまりから今週の終わりまで、9営業日かけて進んだ距離は111円26銭。そのあいだに動いた幅は4,474円26銭で、40倍ちがいます。
この2週間、私はニュースを追いかけて毎朝この記事を書いていて、正直なところ、その日その日は「今日は大変なことになった」と思いながら書いていました。それが2本のローソクにすると、ほとんど打ち消し合って残らない。どちらの見え方が本当かという話ではなくて、見る道具を変えると残る情報が変わる、というだけのことだと思っています。日足で細かく追うほうが向いている、という方もいると思います。そのうえで私の話をすると、今週みたいな週のあとほど、意識して週足のほうを開くようにしています。日々の数字を追う仕事をしていると、それをやらないと自分が振り回されるからです。
📊 今週(8/17〜8/21)の総括
📅 来週(8/24〜8/29)の注目ポイント
8月26日(水)21時30分/米国の7月のPCE価格指数。FRBがいちばん重く見ている物価の指標です。前回は総合が前年比プラス3.7%、コアがプラス3.3%で、事前予想は総合プラス3.6%・コアプラス3.3%。同じ日のアメリカ市場の引け後にエヌビディアの決算があります。今週さんざん売られたAI・半導体関連にとって、いちばん大きな試験になります。
8月27日(木)〜8月29日(土)/ジャクソンホール会議。今年のテーマは「金融イノベーション:決済と政策への影響」(Financial Innovation: Implications for Payments and Policy)です。ウォーシュFRB議長にとっては、5月の就任後はじめての基調講演になります。ただし開始時刻は、主催のカンザスシティ連銀からまだ公表されていません(同連銀は例年、プログラムに時刻を載せていません)。過去4年の講演は、いずれも米東部時間の午前10時ちょうどに始まっています(2023年だけ10時5分)。会場のあるワイオミング州は山岳部時間なので、現地では午前8時台です。今年も同じであれば、日本時間では8月28日(金)の23時ごろになります。
8月28日(金)8時30分/東京都区部の8月のCPIと、7月の雇用統計。都区部のCPIも今回から2025年基準での公表になります。ということは、来週の記事でも今週と同じ注意が要ります。前回値と並べるときに、ものさしが違っていないかを先に確かめてから書くつもりです。
それから、来週は台風18号が沖縄に近づく週です。マーケットの予定表とは別に、こちらのほうが多くの方の生活に直接かかわります。熊本県についても「25日(火)以降に影響を受ける可能性がある」と国の資料に書かれています。地震の断水がまだ残り、鉄道も止まっている地域です。来週の記事でも、相場の数字と同じ場所で追いかけます。
📚 参考にした一次情報源(すべて本日8月22日〔土〕朝に取得)
日経平均プロフィル 公式日次データ(12営業日の終値と四本値・週足の四本値)/株探(同データの二重照合、8月21日の大引けレポートと寄与度)/トレーダーズ・ウェブ(週間まとめ、週足が3週ぶりの陰線であること、グロース250指数の週間騰落)/日本相互証券(10年国債利回りの同一系列)/日経・QUICK(8月21日の10年国債利回り、市場予想の集計)/時事通信(米3指数の暫定値、NY石油・NY金の清算値)/野村證券 ニューヨーク株式市況(8月20日の米国市場と個別銘柄)/Investing.com(米3指数の日次終値、為替のOHLC)/総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年7月分」および「消費者物価指数2025年基準改定の概要」/総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年6月分」(旧基準との突き合わせ)/内閣府 経済社会総合研究所(4〜6月期GDP1次速報)/総務省消防庁 熊本地震 第59報・千葉豪雨 第15報/内閣府(熊本地震の被害状況・8月21日10時00分現在)/国土交通省 熊本地震 第47報・千葉豪雨 第10報/気象庁 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第17号/気象庁 台風情報(8月22日3時45分発表)/Honda 公式(国内生産拠点の稼働状況・8月20日更新)/米連邦準備制度理事会(FRB)公式サイト(2022〜2025年のジャクソンホール講演の公表資料=開始時刻の表記)/カンザスシティ連邦準備銀行(今年の日程とテーマの原題)/みんかぶ 経済指標カレンダー(来週の予定)。
ファーストリテイリングとアドバンテストの日経平均への寄与度は株探の集計値です。米国の週間騰落率は、8月14日の終値が1系統でしか確認できなかったため小数第1位までとしています。災害・火山・台風・交通の情報は速報で、続報により変わります。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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