日経、2日続伸で7万円台を回復(+594円)/NYダウは連日の最高値・5万2,300ドル台|ドル円162円台で円安加速(39年半ぶり安値圏)、今週は7/2米6月雇用統計が山場|お金バイバイマンの経済ニュース

日経平均は6/30に+594円(+0.86%)の2日続伸で3営業日ぶりに7万円台を回復(70,062円)。NYダウは連日の最高値。ドル円は162円台へ円安が加速し39年半ぶり(1986年12月以来)の安値圏。今夜米ADP雇用統計、今週木7/2に米6月雇用統計。2026年7月1日の経済ニュース
DAILY MARKET NOTE · 2026.07.01(水)

📈 日経は2日続伸で7万円台を回復(+594円)/NYダウは連日の最高値/ドル円162円台で円安が加速(39年半ぶり安値圏)

📅 日本株・米国株・為替・金利・商品 / 今日の経済用語「ADP雇用統計」 / 今朝は日銀短観、今夜は米ADP・ISM、今週最大の山場は米6月雇用統計(7/2木)

#日経2日続伸 #NYダウ連日最高値 #ドル円162円台 #米雇用統計7_2

おはようございます、お金バイバイマンです。昨日6/30(火)の日経平均は、前日の小幅反発に続いて+594.21円(+0.86%)の2日続伸。3営業日ぶりに7万円台を回復し、終値は70,062円で着地しました。前週末に−4.15%の急落で7万円を割り込んだところから、2日かけて大台を取り返した格好です。米国も強く、NYダウは連日の最高値を更新。一方で、ドル円は1ドル=162円台へと円安が一段と加速し、39年半ぶり(1986年12月以来)の安値圏をさらに更新しています。そして今朝は日銀短観、今夜は米ADP雇用統計と、今週木曜の米雇用統計に向けた“前哨戦”が続きます。まずは昨日の到達点から整理していきましょう。

🇯🇵 日本株式市場(6/30火 終値・2日続伸で7万円台を回復)

日経平均株価
70,062.32
▲ +594.21円(+0.86%)2日続伸・3営業日ぶり7万円台
TOPIX
3,994.76
▲ +12.76pt(+0.32%)続伸
日本国債10年利回り
2.670%
前日比 +0.040pt・6/30引け(日経)

昨日の日本株は、前日の小幅反発(+107円)から勢いを増して2日続伸となりました。日経平均は+594円高、場中には一時70,667円まで上げ、終値でも3営業日ぶりに7万円台を回復しています。先週末に7万円を割り込んだ急落分を、2日かけて取り戻した形です。TOPIXも+0.32%と続伸し、相場全体に落ち着きが戻ってきました。日本国債10年利回りは2.670%(前日比+0.04ポイント)と、先週の日銀利上げの流れを引き継いで、株価の上昇の裏で金利も高めの水準でじりじりと切り上がっています。

ただ、ここで一つ冷静に押さえておきたいのは、7万円台を回復したとはいえ、まだ史上最高値(6/25終値72,366円)には3,000円ほど届いていないということです。先週は最高値→急落→反発と、上にも下にも大きく振れる往復相場でした。「7万円回復」という景気のいい言葉に引っぱられず、いまは“戻りの途中”だと距離を置いて見ておくくらいが、私にはちょうどいいと感じます。なお、円安が一段と進んでいることも、輸出関連株を中心に株価を下支えしている面があります(円安と株高の関係は、為替のところで改めて触れます)。

NIKKEI 225 · 直近12営業日(6/15→6/30)
日経平均 12営業日チャート 2026/6/15-2026/6/30 6月15日の6万9,317円から上昇し6月22日に7万2,353円、その後6月23日に−2,565円、6月24日に期間最安値6万9,174円まで急落。翌6月25日は上げ幅過去最大の+3,191円で期間最高値7万2,366円へ急反発したが、6月26日に−3,005円で再び7万円割れ。6月29日+107円、6月30日+594円と2日続伸し、終値7万62円で7万円台を回復して着地した。最高値圏と7万円割れの間を激しく往復したチャート。 73,000 72,000 71,000 70,000 69,000 6/24 69,174 最安値 6/25 72,366 ★最高値 6/30 70,062 ★ 6/15 6/18 6/23 6/26 6/30

※終値ベースで表記(土日は休場のため含みません)。期間(6/15→6/30)は、6/22に7万2,353円まで上げたあと、6/23に−2,565円・6/24に期間最安値6万9,174円まで急落、翌6/25に上げ幅過去最大の+3,191円で期間最高値7万2,366円へ急反発、6/26に−3,005円で再び7万円割れ、と最高値圏と7万円割れの間を激しく往復しました。その後6/29・6/30と2日続伸し、終値7万62円で7万円台を回復しています。各営業日の終値は2つの情報源で照合した確定値です。

📌 注目ポイント(“イベント前の小休止”をどう過ごすか)

先週あれだけ荒れた相場が、週明けの2日間で7万円台まで戻ってきました。米国株の堅調(NYダウは連日の最高値)と、円安による輸出企業への追い風が、戻りを後押しした形です。ただ、私はこの2日続伸を「ここから一本調子で上がる合図」とまでは見ていません。理由は、今週の後半に大きなイベントが控えているからです。

今朝は日銀短観(6月調査・8:50発表予定)、今夜は米国のADP雇用統計とISM製造業景況指数、そして木曜7/2には米6月雇用統計という今週最大の山場が待っています(金曜7/3は米国が独立記念日の振替で休場)。短観は日銀の追加利上げ、雇用統計はFRBの政策と、それぞれ日米の金利の行方を左右します。なお、昨日の米国市場の引け後には、注目されていたナイキの四半期決算が発表されました。一時的な要因(関税の還付益)を除いた調整後の1株利益(0.20ドル)は市場予想(0.13ドル)を上回ったものの、売上高は前年同期比−1%と伸び悩み、時間外で株価が一時8%下げる場面もありました(その後は下げ幅を縮めています)。決算は“好決算に見えても中身は単純ではない”の典型で、個人消費の体温計として、こうした大型ブランドの数字もさらりと押さえておきたいところです。こういう“答え合わせ”を控えた小休止の局面で、私が大事にしているのは「結果が出る前に先回りして動かないこと」です。戻ったから買い増す、不安だから売る、と数日のうちにバタバタするより、イベントを通過してから落ち着いて受け止めれば十分だと思っています。

🇺🇸 米国株式市場(6/30火 終値・NYダウは連日の最高値)

NYダウ
52,319.20
▲ +136.46(+0.26%)続伸・連日の最高値
S&P500
7,499.36
▲ +58.93(+0.79%)上昇
NASDAQ総合
26,213.72
▲ +393.58(+1.52%)上昇

米国市場は、3指数そろって上昇しました。NYダウは+136.46ドル(+0.26%)と続伸し、連日の最高値を更新。S&P500は+0.79%、ナスダックは+1.52%と、ハイテク株を中心にしっかりした上げになりました。ただし、終値で最高値を更新したのはNYダウで、S&P500とナスダックは「上昇」であって最高値更新ではない点は、念のため切り分けておきます。

この米国株の堅調さが、昨日の日本株の追い風にもなりました。とはいえ、米国も今週は雇用統計という関門を控えています。前週の米5月コアPCEが+3.4%と、インフレは高止まりしたまま。ここで雇用が強すぎると「利下げが遠のく」と受け止められて、最高値圏の株がいったん売られる展開も起こりえます。最高値の更新が続いているときほど、私は「上がっているから安心」ではなく「次のイベントで試される」と、少し引いて見るようにしています。

💴 為替・金利・商品(7月1日 朝 JST時点)

USD/JPY(ドル円)
162.60円
前日比 +0.35円(円安進行)
39年半ぶり安値圏・7/1 8:02 JST時点
EUR/JPY(ユーロ円)
185.68円
前日比 円安方向
7/1 朝 JST時点
米国債10年利回り
4.46%
前日比 上昇
7/1 5:49 米東部時間時点

為替は7月1日朝(日本時間)時点で、ドル円が1ドル=162.60円前後(7/1 8:02 JST時点)と、前日からさらに円安が進み、39年半ぶり(1986年12月以来)の安値圏をさらに更新しています。ユーロ円も1ユーロ=185.68円前後と高止まり。米10年債利回りは4.46%(7/1 5:49 米東部時間時点)へ上昇しており、日米の金利差が開いた状態が、円安をさらに後押ししています。この円安水準では政府・日銀による円買い介入への警戒が一段と高まりますが、これまでのところ実際の介入は確認されておらず、あくまで「観測・警戒」止まりです。

商品市況では、WTI原油(8月物)の清算値が1バレル69.50ドル・前日比−1.8%と反落しました。中東情勢の緊張がやや和らぎ、供給が回復するとの観測が重しになっています。NY金(8月物)は4,038.5ドル・前日比はほぼ横ばい(小幅続落)。米長期金利の上昇が、利息を生まない金の重しになりました。

正直に言うと、私はこの円安の加速を、株価の戻りよりも気にしています。日経が7万円を回復しても、ドル円が162円台まで進むと、輸入する食品やエネルギーの値段は一段と高止まりし、家計の体感はむしろ重くなります。株高と円安は、輸出企業にとっては追い風でも、私たちの生活実感とはズレることがある。介入の有無を当てに行くのではなく、「円安はしばらく続くかもしれない」という前提で、生活コストと投資の通貨バランスを点検しておく――そのくらいの距離感で構えています。今日の経済用語では、今夜発表される「ADP雇用統計」を取り上げます。

📖 今日の経済用語

ADP雇用統計(ADP全米雇用報告)

ADP雇用統計とは、アメリカの給与計算サービス大手「ADP社」が、自社で扱う膨大な給与データをもとに集計する“民間版の雇用統計”です。正式には「ADP全米雇用報告」と呼ばれ、政府が発表する公式の雇用統計(NFP=非農業部門雇用者数)の2日前ごろに発表されるため、しばしば「雇用統計の前哨戦」と呼ばれます。今週でいえば、今夜発表のADPが、木曜7/2の公式雇用統計の“予告編”のような位置づけです。ただし、ADPは民間給与データが対象で、政府統計とは集計の対象や方法が違うため、ADPの結果と公式雇用統計が一致しないこともよくあります。あくまで“雰囲気をつかむ”ための先行材料として見るのが、つき合い方のコツです。

▼ 押さえておきたい3つの視点
  • ADP雇用統計とは:給与計算大手ADP社の民間データから集計する米雇用の指標。公式雇用統計より数日早く出る「民間版・先行版」です。
  • なぜ重要:公式の雇用統計の“予告編”として、市場が反応します。強ければ「利下げが遠のく」、弱ければ「利下げ期待」と、FRBの政策観測に直結するためです。
  • 家計目線:ADPと公式統計はズレることも多いので、一つの数字に一喜一憂しないこと。私はADPで身構えるより、本番(雇用統計)を見て落ち着いて受け止めれば十分だと思っています。
💬 お金バイバイマンからの一言

先週はあれだけ乗り物酔いしそうな往復相場だったのに、週が明けたら2日であっさり7万円台を回復。正直、「先週の急落はなんだったの?」というのが素直な感想です。でも、こういう“戻ってきて少しホッとした”ときほど、私は気を引き締めるようにしています。最高値にはまだ届いていないし、今週は短観も雇用統計も控えている。落ち着いて見えても、相場の足元はまだそわそわしているはずです。

それに、円安が162円台まで進んでいるのも、私には素直に喜べない数字です。株が戻っても、買い物のたびに値段の高さで現実に引き戻される。だからこそ、私がやることは今日も変わりません。口座を開いて配分を眺めるくらいで、積立の設定は1円もいじらないつもりです。イベントが立て込む週ほど、何かしなきゃと焦りがちですが、たいていは何もしないのが正解だと、これまで何度も学んできました。生活防衛資金は投資とは別腹で確保したうえで、余ったお金を毎月淡々と積み立てる。7万円回復も円安加速も、その“淡々”を崩さないための背景くらいに受け止めて、今日も静かに過ごそうと思います。

📊 6/30(火)の総括

日本株
2日続伸で7万円台を回復
日経+0.86%(70,062円)/TOPIX+0.32%
米国株
NYダウ連日の最高値
ダウ+0.26%/S&P+0.79%/NASDAQ+1.52%
為替
円安加速・39年半ぶり安値圏
ドル円162円台/今週は雇用統計待ち
📚 参考にした一次情報源

本記事の数値・統計・イベント日程は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。

  • 日本取引所グループ(JPX)・日経マーケットデータ(日経平均・TOPIX 終値)
  • 日本相互証券・日経(国債利回り)
  • 日本経済新聞(電子版)・Bloomberg・Reuters(ロイター)・CNBC・Investing.com(米国株・為替・商品)
  • 日本銀行(短観)・ADP社・米労働省労働統計局(BLS・雇用統計)— 今週の発表元

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。為替・金利・商品は「7/1 8:02 JST時点」等の値を含み、執筆後に変動する場合があります。日銀短観(6月調査)は本日8:50発表予定で、本記事は発表前に作成しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。

平日毎日、日経平均・米国株・為替・世界ニュースなどのマーケット情報を、投資初心者の方でもスッと読めるようにやさしく解説しています。

日々の株価や為替の動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけ、"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1つずつ深掘り。

個人投資家として、長期・分散・積立を基本にコツコツ実践中。短期の値動きに振り回されず、"知って → 考えて → 淡々と続ける" スタイルを大切にしています。

お金のニュースを、もっと身近に。毎朝の習慣として、気軽に読みに来てください📈

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次