📈 日経は2日続落で6万9,174円|でも東京の引け後、マイクロンが過去最高益で時間外2桁高/半導体に再び追い風・今夜は米5月コアPCEが山場
📌 日経−613円で2日続落・後場一時1,300円超安 / 米国はまちまち(ダウ続伸・ナスダック続落) / 東京の大引け後にMicronが過去最高益→時間外で一時2桁高 / 原油は70ドル割れ・金は年初来安値圏 / 今夜21:30に米5月コアPCE(今週の山場) / 今日の経済用語「コンセンサス」
おはようございます、お金バイバイマンです。きのうの東京市場は、下げ止まらない一日でした。6月24日(水)の日経平均は終値6万9,174円、前日比−613円(−0.88%)の2日続落。後場には一時1,300円超下げる場面もあり、6/22の史上最高値7万2,353円から、わずか2日で約3,200円を返した格好です。半導体株への警戒が続き、買い手が乗ってこない地合いでした。正直、3日連続でじりじり削られると、画面を見るのもちょっと気が重くなりますよね。ところが──東京がこうして弱気のまま引けたそのあとに、空気が変わる材料が出ました。半導体メモリ大手のマイクロン(Micron)が過去最高益の決算を発表し、時間外で株価が一時2桁上昇(+14〜16%)。きのう東京を覆っていた半導体への警戒に、いったん追い風が吹いた形です。今日は、なぜ東京が2日続落したのか、そして引け後に何が起きたのかを、時系列で整理していきましょう。
🇯🇵 日本株式市場(6/24水 終値・2日続落)
2日続落・後場一時1,300円超安
続落
株安局面でほぼ横ばい
日経平均は6月24日(水)終値で6万9,174円、前日比613円安(−0.88%)と、前日に続いて2日続落となりました。下げ幅だけ見れば前日の−2,565円より小さいのですが、注目したいのは場中の振れ幅です。高値は7万0,218円、安値は6万8,461円で、後場には一時1,300円を超えて下げる場面もありました。終値が−613円におさまったのは、引けにかけて下げ渋ったからで、一日を通せばかなり荒い値動きでした。東証株価指数(TOPIX)も3,963.76へ−0.67%と続落です。
きのうの東京を重くしたのは、引き続き半導体株への警戒でした。ここで時系列を正確に押さえておきたいのですが、東京市場が引ける(15:30)時点では、まだ後述のマイクロン決算は出ていません。マイクロンの好決算は東京の大引けよりあとに発表されたものです。つまり、きのうの東京2日続落は「決算を見るまで半導体株を手控えよう」という決算”前”の様子見・警戒が主因であって、好決算を受けて下げたわけではありません。ニュースを後から読むと時系列が前後しがちなので、ここは混同しないようにしたいところです。
長期金利(新発10年国債利回り)は2.660%と、前日比でほぼ横ばい(−0.015%)でした。株が下げる局面では相対的に安全とされる債券に資金が向かいやすく、金利(利回り)は低下しやすいのですが、今回は大きく動かず落ち着いていました。私の受け止めを正直に言えば、3日続けて削られる地合いは気分のいいものではないものの、下げの中身は金融危機でも業績悪化でもなく、「史上最高値まで一気に来た反動」と「決算を見るまでの様子見」の範囲です。1日の上下に振り回されず、まずは下げの中身を整理しておきたいところです。
※終値ベースで表記(土日は休場のため含みません)。期間(6/9→6/24)は、6月10日に期間最安値6万4,179円をつけたあと反発し、6/15以降に上昇が加速。6月22日は終値7万2,353円で期間最高値かつ史上最高値をつけましたが、そこから6/23・6/24と2日続落し、6月24日終値は6万9,174円となりました。チャートはおおまかな推移を示すイメージで、最安値・最高値・当日終値などの主要ポイントは確定値です。
🇺🇸 米国株式市場(米国時間6/24水 終値・まちまち)
続伸
小幅続落
続落
米国市場は6月24日(米国時間 水)、指数によって明暗が分かれる「まちまち」の展開でした。NYダウは+0.35%と続伸した一方、ハイテク比率の高いS&P500は−0.09%の小幅続落、ナスダック総合は−0.43%の続落です。ダウが上げてハイテクが下げる、という構図が続いており、相場全体が一方向に崩れているわけではありません。日中の半導体株は、後述のマイクロン決算を控えて結果待ちの様子見ムードで、上下に振れる展開でした。
ニュースが混ざりやすいので、起きた順に並べておきます。①東京(15:30引け)=決算前の半導体警戒で2日続落(−613円)。②そのあとにマイクロンが過去最高益の決算を発表→時間外で一時2桁高。③今夜21:30に米5月コアPCE(今週の山場)。つまり「好決算で東京が下げた」のではなく、東京が下げきった”あと”に好材料が出たという順番です。この良い知らせを株価が織り込むとすれば、それは今日(6/25)以降の動きになります。
💴 為替・金利・商品(6月25日 早朝 JST時点)
6/25 5:24 JST時点
6/25 5:25 JST時点
6/25 早朝 JST時点
為替は6月25日早朝(日本時間)時点で、ドル円が1ドル=約161.8円と、引き続き円安の水準です。ユーロ円も1ユーロ=約183.8円。米10年債利回りはおよそ4.40%前後で、前日の4.50%からやや低下しました。日本株が2日続落するなかでもドル円が円高に振れていないのは、今回の調整が「半導体というテーマの売り」であって、世界全体からお金が逃げ出す全面的なリスク回避ではないことを映しています。ただ、円安は輸入品の価格を押し上げ、私たちの家計には時間差で物価高として効いてきます。株価の上下とは別の軸として、円安がじわじわ続いていることは頭の片隅に置いておきたいところです。
商品市況は、中東リスクの後退を背景に大きく下げました。WTI原油(NYMEX 中心限月)が1バレル=約69.79ドルへ−4.67%と大幅に続落し、節目の70ドルを割り込んでいます。ホルムズ海峡の航行が正常化に向かい、供給が滞る懸念が和らいだのが主因です。NY金(COMEX 8月限)も約4,012ドルへ約−3.3%と続落し、年初来の安値圏まで下げました(前日終値は4,149.40ドル)。ここは読み違えに注意したい点で、金の下落は「利上げ」が理由ではありません。2026年は利下げ局面ですから、利上げで金が下げたという説明は当たりません。実際には、中東リスクの後退で有事に備えて買われていた金(安全資産)が売り戻され、加えてドル高も重しになった、という巻き戻しが中心です。緊張緩和の方向ではあるものの、停戦枠組みの下でも警戒は残っており、「完全に終わった」とまでは言えない段階です。
📌 注目イベント ── Micron過去最高益と、今夜の米コアPCE
半導体メモリ大手マイクロン(Micron)が、6月24日の米国引け後に四半期決算(FQ3)を発表しました。売上高は約414.6億ドル(前年同期は約93.0億ドル)で、市場予想(コンセンサス)の約350億ドルを大きく上回りました。非GAAPの1株利益(EPS)は25.11ドル(予想約20ドル)、粗利率は84.9%。さらに次の四半期(FQ4)の売上見通しも約500億ドル(±10億ドル)・EPS約31ドルと強気で、AI(人工知能)向けのHBM(高帯域メモリ)などデータセンター需要が想定を超えて伸びていることが示されました。これを受けて株価は時間外取引で一時2桁上昇(+14〜16%)。きのう東京を重くしていた半導体への警戒に、いったん追い風が吹いた形です。
- 6/25(木)21:30 JST 予定:米5月コアPCE(個人消費支出物価指数)。FRBがもっとも重視する物価指標で、今週いちばんの山場です。市場予想(コンセンサス)は前年比+2.6%(4月実績は+2.5%)。※未発表のプレビューで、数字は発表後に確定します
- 中東情勢:ホルムズ海峡の航行が正常化に向かい、エネルギー供給懸念は後退。緊張緩和の方向ですが、停戦枠組みの下でも警戒は残存。原油・金の値動きの背景として要チェック
- 金融政策:FRB議長はパウエル氏からケビン・ウォーシュ氏に交代済み(5/22就任)。今後のFRB発言の解釈にあたって押さえておきたい点です
コンセンサス(市場予想/Consensus)
コンセンサスとは、企業の決算や経済指標について、多くのアナリスト(専門家)が出した予想を平均した「市場のおおよその予想値」のことです。株価は、発表された数字そのものよりも、「コンセンサスに対して上振れたか・下振れたか」で動くことが多い、という点が大事です。きのう引け後に発表されたマイクロンの決算は、売上がコンセンサス(市場予想)を大きく上回ったため、時間外で株価が大きく上げました。逆に、今夜のコアPCEもコンセンサス(前年比+2.6%)との差で相場が反応します。良い数字でも「予想ほどではなかった」と下げることもあれば、悪い数字でも「予想ほど悪くなかった」と上げることもある──これがコンセンサスを知っておくと腑に落ちるところです。
- 「数字の良し悪し」より「予想との差」で動く:過去最高益でも予想以下なら下げることがあり、赤字でも予想より小さければ上げることがあります。発表の見出しだけでは株価の動きは読めません
- アナリスト予想の平均にすぎない:コンセンサスは確定値ではなく、あくまで専門家の予想を寄せ集めた目安です。発表後に大きくズレることも珍しくありません
- 家計目線では「予想当てゲームに乗らない」:決算や指標が予想を上回るか下回るかを毎回当てにいくのは、プロでも難しい短期の勝負です。私のような普通の家計は、その都度の当て勝負より、結果を落ち着いて受け止めるくらいでちょうどいいと感じます
正直に言うと、3日下げてじりじり削られたところに「マイクロン過去最高益、時間外2桁高」と聞くと、ちょっとホッとする自分がいます。前日まで重かった空気が、一つの決算で一気に変わるんやな、と。ただ、ここで素直に喜んで飛びつくかというと、私はそうはなりません。あくまで一企業の、一回の決算です。それで半導体相場全体がきれいに反転すると決まったわけでもないし、今夜のコアPCE次第でまた空気が変わることもある。良い知らせも悪い知らせも、出るたびに気持ちが上下するのが正直なところですが、それに合わせて自分の手を動かしてしまうのが、いちばん損をするパターンだと思っています。
だから私のやることは、結局変わりません。最高値で浮かれて入金を増やすこともなければ、3日続落で慌てて売ることもしない。今夜の好決算を見て「だから半導体を買い増し」とも考えません。一つの業種、一回の決算で、相場の先を読み切るのは私のような普通の家計には無理だからです。私は毎月オルカン(全世界株)に淡々と積み立てて、投資は余剰資金で、生活防衛資金は崩さない。今夜のコアPCEの数字も、結果が出てから受け止めれば十分です。最高値で浮かれず、急落で慌てず、好材料にも飛びつかず──日々の上下とは少し距離を置いて、私はこのスタンスで見ていきたいです。
📊 きのう〜けさ(6/24〜25)の総括
本記事の数値・統計・決算は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。
- 日本取引所グループ(JPX)公表データ(日経平均・TOPIX 終値)
- Micron Technology 公式IR・米SEC提出資料(FQ3決算)
- 日本経済新聞(電子版)
- Bloomberg
- Reuters(ロイター)
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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