日経-162円で65,000円攻防、米S&P500・NASDAQは最高値更新/マイクロン+19.3%で時価総額1兆ドル突破|今夜Salesforce決算、明日21:30は米PCE+Q1 GDP第2次推計
日本株 · 米国株 · 為替金利 / マイクロン1兆ドル突破&WTI急落 / 今日の経済用語「GDP(国内総生産)」
おはようございます、お金バイバイマンです。きのう5月26日(火)の日経平均は前営業日比-162.10円の64,996.09円と4営業日ぶりに小反落しました。前日5/25に初の6万5,000円台に乗せた直後ということもあり、連日最高値更新後の利食いとバリュー株物色が交錯し、65,000円ラインを巡る攻防戦となりました。一方の米国市場はメモリアルデー休場明けの初取引で、S&P500とNASDAQが揃って史上最高値を更新。背景にあるのはマイクロン・テクノロジーが+19.3%急騰し時価総額1兆ドルを突破した半導体ラリーの再加速です。米CB消費者信頼感5月分は93.1と予想92.0を上回りましたが現状認識は悪化、米10年債利回りは4.49%へ低下しました。今夜はSalesforce決算、そして明日5月28日21:30 JSTには今週最大の山場である米PCEデフレーター4月分と米Q1 GDP第2次推計が同時発表となります。順番に整理していきましょう。
日本株式市場(5/26火 終値・連日最高値後の小反落で65,000円攻防)
4営業日ぶり反落・65,000円攻防
前日最高値後の小休止
(公的確定値は公表に時間差あり)
きのうの日経平均は-162.10円の64,996.09円と4営業日ぶりに小反落しました。前日5/25の終値65,158円から実質「65,000円ライン」を割り込む水準まで売られましたが、下げ幅は-0.25%にとどまり、連日最高値更新後の調整としてはむしろ穏やかな部類です。5/20安値の59,804円からたった3営業日で約+5,354円(+8.95%)の急騰を演じた直後だけに、利益確定売りが出やすい局面で-162円で踏み止まった点は、相場の足腰の強さを示すと読むこともできます。TOPIXも3,938.46ptと-0.10%の小幅安にとどまり、値がさハイテク株中心の反落というよりは、幅広い銘柄が一服した格好です。日本長期金利(新発10年国債利回り)は前日2.690%水準から大きな変動はなく、本記事掲載時点では約2.7%前後で推移しているとみられます(10年国債利回りの当日確定値は公表に時間差があり、本記事では幅表現で記載しています)。
※前営業日比で表記。土日は休場のため営業日カウント外。5/20の安値59,804円から5/25の最高値65,158円まで約+5,354円(+8.95%)の歴史的反発、5/26は-162円の小反落で64,996円着地となりました。
米国株式市場(5/26火 終値・S&P500・NASDAQ揃って史上最高値更新)
CB信頼感弱含みで小反落
史上最高値更新
史上最高値更新
米国市場はメモリアルデー休場明けの初取引で、S&P500とNASDAQが揃って史上最高値を更新しました。NASDAQは+1.18%の26,656ptと特に強く、ハイテク主導の上昇相場が継続しています。一方でNYダウは-118.02ドルの-0.23%と反落と方向感が分かれました。同日発表の米CB消費者信頼感指数5月分が93.1と予想92.0を上回りつつも前月4月の93.8からは-0.7pt低下し、特に「現状認識指数」は121.2と-3.2ptの悪化となったことが、景気敏感のダウ構成銘柄には逆風となりました。指数の中身が二極化しているのが今回の特徴です。期待指数は74.4と+1.0pt改善しており、足元の景況感は弱含むものの先行きへの期待は持ち直す、という「現状<未来」の構図になっています。
特集:マイクロン+19.3%で時価総額1兆ドル突破・半導体ラリー再加速
5月26日の米国市場で、メモリ半導体大手のマイクロン・テクノロジー(ティッカー:MU)が1日で+19.3%急騰し、時価総額1兆ドル(約159兆円)の大台を初めて突破しました。AIサーバー向け高帯域メモリ(HBM)需要の強さが改めて意識され、半導体セクター全体への買い回帰の象徴的な一日となりました。S&P500・NASDAQが揃って史上最高値を更新した最大の牽引役は、まさにこの動きです。
5月20日のNVIDIA決算を起点とした半導体・AI関連株への買い回帰トレンドは、ここまで途切れることなく継続。マイクロンの1兆ドル突破は、AIインフラ投資の本丸が「GPU」から「HBM・メモリ」「電力・冷却」「ネットワーク」へと裾野を広げている流れを象徴するイベントと言えます。一方で、特定銘柄が1日で+19%動く相場は、上にも下にも振れやすいということも忘れずにおきたいところです。
米株がハイテク主導で過熱気味な一方、商品市況ではWTI原油が-3.10%の93.61ドルと大幅下落しました。米イラン和平期待の継続と、ホルムズ海峡の再開観測が背景です。NY金は4,508.90ドル(-0.27%)とほぼ横ばいで、地政学リスク後退と株高の組み合わせで安全資産需要は一旦小休止。原油安・株高・長期金利低下というインフレ警戒緩和に親和的な組み合わせが揃いつつあるのが、いまの米国市場の地合いです。
為替・金利(投稿時リアルタイム・ドル円は159円台前半へ円安進行)
前日比 +0.44円(円安)
前日比 +0.45円(円安)
前日比 -0.065pt 低下
為替は本記事掲載時点(5月27日 05:07 JST)でドル円が1ドル=159.30円、ユーロ円が1ユーロ=185.30円と、対ドル・対ユーロともに円安方向にじりじりと進んでいます。前日比でドル円が+0.44円、ユーロ円が+0.45円とほぼ同幅の円安となっており、ドル買いというよりは「円のみが軟調」な構図に見えます。米10年債利回りは4.493%と、前日5/26 NY終値4.558%から-0.065ptの低下。CB消費者信頼感の現状認識悪化と、リスクオン環境下での「ハイテクから安全資産(長期債)への一部資金回帰」の綱引きが、長期金利を押し下げる方向に作用しました。なお5月22日終値の4.468%と比較するとまだ+0.025pt高い水準で、金利が一気に低下したわけではない点には注意が必要です。
GDP(国内総生産・Gross Domestic Product)
GDP(国内総生産)とは、一定期間(通常は四半期または年)に一国の国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値の総額を示す指標です。一般的に「消費+投資+政府支出+純輸出(輸出−輸入)」の合計で計算され、その国の経済活動の規模を測る最も基本的かつ重要な統計です。明日5月28日21:30 JSTには米国の2026年第1四半期GDP第2次推計が発表予定で、前回速報値+2.0%(年率)からの修正幅に市場の関心が集まっています。同時刻に米PCEデフレーター4月分も発表されるため、「成長率×物価」の組み合わせでFRBの利下げ判断材料がまとめて示される構図です。
- 一国の経済活動の総和を測る最重要指標:消費・投資・政府支出・純輸出の4要素で構成され、家計から企業・政府・対外部門までの活動を一枚で把握できる
- 3段階公表の仕組み:米国GDPは速報(advance)→第2次推計(second)→確報(third)の3回に分けて公表され、明日5/28発表は第2次推計。速報からの修正幅が市場テーマになりやすい
- FRB利下げ判断との関連:成長率が想定より弱ければ利下げ余地拡大(ハト派材料)、強ければ景気加熱・利下げ慎重論(タカ派材料)として解釈される傾向がある
正直、マイクロンが1日で+19.3%動いて時価総額1兆ドル突破というのは、私の感覚だと「ちょっと出来すぎ」のラインに入ってきました。AIサーバー向けメモリ需要の強さは分かるんですが、1日で+19%動く銘柄が指数全体を持ち上げて最高値更新、という構図は、上にも下にも振れやすい局面の典型です。半導体ラリーが続いていることそのものを否定したいわけではなく、こういう熱狂のフェーズこそ、私は慎重派でいたいなと感じています。
日経の方は、3営業日で+5,300円上げた直後に-162円で踏み止まったのは、むしろ健全に見える落ち着き方でした。65,000円ラインを軸にした攻防は、明日の米PCEと米Q1 GDP第2次推計の結果次第で景色が一気に変わる可能性があるので、私としては今夜のSalesforce決算と、明日21:30の指標を見てから落ち着いて解釈したい派です。ドル円も159円台に入って円安方向にじりじり進んでいて、為替・金利・株式が三つ巴で揺れている分、無理に方向感を決めにいくよりも、結果待ちで身構えるくらいがちょうどよさそうです。
こういう「指標待ち+熱狂混在」の週は、私はいつも以上に自分の生活防衛資金と家計のバランスシートに目線を戻すようにしています。日経が65,000円乗ろうが米株が最高値更新しようが、生活費の数か月分が手元で動かせる状態を保てていれば、短期の値動きに判断を急がされずに済みます。コツコツの軸を持っていれば、上がった日も下がった日も、相場の主役にならずに観客席から眺める余裕が残る——という距離感が、私には合っているなと改めて感じる一日でした。
きのう(5/26)の総括
本記事の数値・統計・要人発言は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。
- 日本経済新聞(電子版)
- Bloomberg
- 米連邦準備制度理事会(FRB)公式サイト
- 米商務省 経済分析局(BEA)— 明日5/28 米PCEデフレーター4月+Q1 GDP第2次推計発表
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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