📅 今週の主役は米FOMC議事要旨(7/8水発表・日本では7/9木午前3時)/日経は7万円回復で週明け
📅 今週のマーケット予定(WEEKLY AGENDA) / 直近終値スナップショット / 為替・金利 / 今日の経済用語「ベージュブック」 / 今週最大の山場は米FOMC議事要旨(6月会合分)
おはようございます、お金バイバイマンです。新しい一週間が始まりました。先週は弱い米6月雇用統計(NFP=非農業部門雇用者数が+5.7万人と、事前予想のおよそ半分)を受けて、FRBの利上げ観測がいったん後退。日経平均は乱高下の末に週間+383.19円・+0.55%と、なんとか小幅プラスで着地しました(先週の詳しい振り返りは土曜版でお伝えしています)。そして迎える今週の主役は、7/8(水)発表の米FOMC議事要旨(6月会合分)です。日本で読めるのは7/9(木)午前3時。6月会合はウォーシュ議長の初会合でタカ派の据え置きだっただけに、その舞台裏でどんな議論が交わされたのかに注目が集まります。まずは先週末の到達点を軽く押さえたうえで、今週7/6〜7/10の予定を先読みしていきましょう。
🇯🇵 直近終値スナップショット・日本株(7/3金 終値・7万円を回復)
先週末7/3(金)の日本株は、日経平均が+1,010.92円・+1.47%と大きく戻し、いったん割り込んでいた7万円台を回復して終えました。TOPIXも+49.62pt・+1.24%とそろって上昇。週前半は上下に激しく振れましたが、弱い米雇用統計でFRBの利上げ観測が後退したことが週末の株高につながり、先週1週間では+383.19円・+0.55%と、なんとかプラス圏で1週間を締めくくった格好です。振り回された割に落ち着くところに落ち着いた、という一週間でした(先週の詳細は土曜版で既報のため、ここでは要点のみ)。
※終値ベースで表記(土日・祝日は休場のため含みません)。期間(6/19→7/3)は、6/22・6/25に7万2千円台の高値をつける一方、7/2には期間最安値6万8,733円まで下げるなど、上下の振れが大きい往復相場でした。最終日7/3は前日比+1,010円と大きく戻して6万9,744円で着地しています。チャートはおおまかな推移を示すイメージで、高値・最安値・週末終値などの主要ポイントは確定値です。
🇺🇸 直近終値スナップショット・米国株(7/2木 終値・7/3は独立記念日振替で休場)
米国市場は、直近の取引が7/2(木)でした。7/3(金)は独立記念日(7/4・土)の振替で休場だったため、月曜朝時点で参照できる直近の米国終値は木曜のものになります。その7/2は、弱い雇用統計を受けたFRBの利上げ観測後退を好感して、NYダウが+594.83・+1.14%と終値ベースの史上最高値を更新。一方でS&P500は+0.01ポイントとほぼ横ばい、NASDAQ総合は−207.36・−0.80%と小幅安で、指数によって明暗が分かれました。景気敏感株の多いダウが買われ、高値圏のハイテク株には利益確定売りが出た、という色分けが読み取れます。
なお、株価指数を見るときに一つだけ気をつけたいのが、ハイテク株の代表として語られる指数の名前です。ここで挙げているのは「NASDAQ総合(ナスダック総合指数)」で、ニュースでよく出てくる「NASDAQ100(ナスダック100)」とは別物です。総合指数はナスダック上場の全銘柄を対象にするのに対し、100は主力の大型株100社に絞ったもの。数字も動き方も微妙に違うので、記事や速報を読むときは「どちらの指数の話か」を意識しておくと、混乱しにくくなります。
📅 今週のマーケット予定(7/6〜7/10)
🎯 週のテーマ:米FOMC議事要旨(6月会合分・7/8水発表/日本では7/9木午前3時)が今週最大の山場
今週の主役は、なんといっても米FOMC議事要旨(7/8水発表・日本では7/9木午前3時)です。先週は弱い雇用統計を受けて、市場は「FRBの利上げは打ち止めではないか」という見方に傾きつつあります。ただ6月会合を率いたウォーシュ議長はタカ派とされ、会合自体は「据え置きだけれど利上げ方向も辞さない」という色合いでした。議事要旨でそのタカ派の本気度がどこまで確認されるかによって、円相場や金利が動きやすくなる場面かもしれません。とはいえ、これらはあくまで予定であり、特定の売買を促すものではありません。私自身は、結果が出る前に身構えるより、出てから落ち着いて眺めるくらいがちょうどいいと思っています。
💴 為替・金利(ドル円161円台・投稿時リアルタイム)
円安水準が続く
日米金利差が円安の土台
為替は、週明け7/6(月)朝の時点でドル円が1ドル=161.3〜161.4円前後と、引き続き円安水準での推移です。ユーロ円は1ユーロ=184.5円台。米10年債利回りは4.4%台(7/2終値ベース。ソースにより小数点以下に開きがあるため、ここでは水準で示します)で、日米の金利差が円安の土台にあることは変わっていません。この円安水準では、政府・日銀による円買い介入への警戒・観測が常にくすぶりますが、これまでのところ実際の介入は確認されておらず、あくまで「観測・警戒」の段階です。
正直に言うと、私はこの円安を、株価そのものより気にしています。株が戻しても、円が安いままだと輸入する食品やエネルギーの値段は高止まりし、家計の体感はなかなか軽くなりません。今週のFOMC議事要旨で「タカ派の本気度」が確認されれば、金利や為替が動きやすくなる場面もありそうですが、介入や相場の一手先を当てに行くより、「円安はしばらく続くかもしれない」という前提で、生活コストや投資の通貨バランスを点検しておく――そのくらいの距離感がちょうどいいと思っています。今日の経済用語では、FRBが景気をどう掴んでいるかを知るための資料「ベージュブック」を取り上げます。
ベージュブック(Beige Book/地区連銀経済報告)
ベージュブックとは、FRB(連邦準備制度)が年8回公表する「地区連銀経済報告」のことです。全米を12の地区に分けて置かれている地区連銀が、それぞれの管轄地域の景気(消費・雇用・物価など)を、企業へのヒアリングといった“現場の声”でまとめた、いわば定性的なレポートです。表紙がベージュ色であることから、通称「ベージュブック」と呼ばれています。FOMC(金融政策を決める会合)のおよそ2週間前の水曜に公表され、政策判断の基礎資料として使われます。今週7/8に発表されるのは「議事要旨(会合後の議論の記録)」で、こちらは会合が終わったあとの振り返り。一方のベージュブックは「会合前の景気の生情報」で、いわば対になる存在です(今週出るのは議事要旨のほうで、ベージュブックの発表ではありません)。
- ベージュブックとは:統計の数字には表れにくい「現場の生の声」を集めた報告。企業への聞き取りをベースにするため、景気の肌感覚をいち早く映すのが特徴です。
- なぜ重要:FOMC会合のおよそ2週間前に出る“予習資料”にあたります。この報告を土台に、参加者が景気や物価をどう見るかを議論し、金利の判断につなげていきます。
- 家計目線:速報値の一つ一つに一喜一憂するより、FRBのような大きな組織でも「現場の声を集めて流れを掴む」ことを大事にしている、と知っておくくらいがちょうどいいと思います。数字の点ではなく、線で眺める道具です。
正直、先週は「雇用統計が弱い=株安」という教科書どおりにはいかず、むしろ弱い数字を好感して株が戻る展開でした。景気が弱いと利上げがしにくくなる、だから株にはプラス、という理屈なのですが、こういう“ねじれた反応”を目の当たりにすると、相場は一筋縄ではいかないなと改めて思わされます。数字の良し悪しと株の上げ下げは、必ずしも素直には結びつかない――そこは頭に入れておきたいところです。
そして今週の主役は、水曜発表(日本では木曜午前3時)のFOMC議事要旨です。ウォーシュ議長のタカ派ぶりがどこまで文字になって出てくるのか、正直、中身は気になります。ただ、気になるからといって、私が積立の設定をいじることはありません。議事要旨で相場が動いても、毎月決まった額を淡々と積み立てるだけ――このやり方は、こういうイベント週こそ効いてくると思っています。生活防衛資金は投資とは別腹で確保したうえで、余ったお金を静かに積み立てる。今週も、ニュースの見出しに心拍数を持っていかれないよう、決めたことを続けていきます。
📊 直近終値の総括と、今週の入口
本記事の数値・統計・イベント日程は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。
- 日本取引所グループ(JPX)・日経マーケットデータ(日経平均・TOPIX 終値)
- 日本相互証券(国債利回り)
- 日本経済新聞(電子版)・Bloomberg・Reuters(ロイター)・CNBC
- FRB(連邦準備制度・FOMC議事要旨/ベージュブック)・米労働省労働統計局(BLS)・米ISM — 今週の発表元
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。為替・金利は「7/6(月)朝の最新値」等を含み、執筆後に変動する場合があります。今週の経済指標・イベントの発表日程は、各発表機関の都合により変更される場合があります。


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