今週のマーケット予定(7/6〜7/10)|主役は米FOMC議事要旨(7/8発表・日本は7/9午前3時)、ウォーシュ議長初会合のタカ派据え置きの中身に注目/日経は7万円回復で週明け|お金バイバイマンの経済ニュース

お金バイバイマン経済ニュース月曜版のアイキャッチ。2026年7月6日、今週7/6〜7/10のマーケット予定を先読み。主役は7月7日発表の米FOMC議事要旨で、日本では7月8日午前3時に公表される点を伝える図。日経は7万円回復で週明け。
DAILY MARKET NOTE · 2026.07.06(月)

📅 今週の主役は米FOMC議事要旨(7/8水発表・日本では7/9木午前3時)/日経は7万円回復で週明け

📅 今週のマーケット予定(WEEKLY AGENDA) / 直近終値スナップショット / 為替・金利 / 今日の経済用語「ベージュブック」 / 今週最大の山場は米FOMC議事要旨(6月会合分)

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おはようございます、お金バイバイマンです。新しい一週間が始まりました。先週は弱い米6月雇用統計(NFP=非農業部門雇用者数が+5.7万人と、事前予想のおよそ半分)を受けて、FRBの利上げ観測がいったん後退。日経平均は乱高下の末に週間+383.19円・+0.55%と、なんとか小幅プラスで着地しました(先週の詳しい振り返りは土曜版でお伝えしています)。そして迎える今週の主役は、7/8(水)発表の米FOMC議事要旨(6月会合分)です。日本で読めるのは7/9(木)午前3時。6月会合はウォーシュ議長の初会合でタカ派の据え置きだっただけに、その舞台裏でどんな議論が交わされたのかに注目が集まります。まずは先週末の到達点を軽く押さえたうえで、今週7/6〜7/10の予定を先読みしていきましょう。

🇯🇵 直近終値スナップショット・日本株(7/3金 終値・7万円を回復)

日経平均株価
69,744.07
▲ +1,010.92円(+1.47%)7万円台を回復
TOPIX
4,064.60
▲ +49.62pt(+1.24%)そろって上昇
先週の日経(週間)
+0.55%
週間+383.19円・小幅プラスで着地

先週末7/3(金)の日本株は、日経平均が+1,010.92円・+1.47%と大きく戻し、いったん割り込んでいた7万円台を回復して終えました。TOPIXも+49.62pt・+1.24%とそろって上昇。週前半は上下に激しく振れましたが、弱い米雇用統計でFRBの利上げ観測が後退したことが週末の株高につながり、先週1週間では+383.19円・+0.55%と、なんとかプラス圏で1週間を締めくくった格好です。振り回された割に落ち着くところに落ち着いた、という一週間でした(先週の詳細は土曜版で既報のため、ここでは要点のみ)。

NIKKEI 225 · 直近営業日(6/19→7/3)
日経平均 直近営業日チャート 2026/6/19-2026/7/3 6月19日の7万1,250円から始まり、6月22日と6月25日に7万2,353円・7万2,366円と高値をつける一方、6月24日や6月26日には6万9千円台まで下げるなど、上下に激しく振れた。7月2日には期間最安値6万8,733円をつけたが、最終日7月3日は前日比+1,010円と大きく戻して6万9,744円で着地した。振れ幅の大きい往復相場のチャート。 73,000 72,000 71,000 70,000 69,000 68,000 6/25 72,366 ★高値 7/2 68,733 最安値 7/3 69,744 着地 6/19 6/23 6/25 6/29 7/1 7/3

※終値ベースで表記(土日・祝日は休場のため含みません)。期間(6/19→7/3)は、6/22・6/25に7万2千円台の高値をつける一方、7/2には期間最安値6万8,733円まで下げるなど、上下の振れが大きい往復相場でした。最終日7/3は前日比+1,010円と大きく戻して6万9,744円で着地しています。チャートはおおまかな推移を示すイメージで、高値・最安値・週末終値などの主要ポイントは確定値です。

🇺🇸 直近終値スナップショット・米国株(7/2木 終値・7/3は独立記念日振替で休場)

NYダウ
52,900.07
▲ +594.83(+1.14%)終値ベース史上最高値
S&P500
7,483.24
+0.01pt・ほぼ横ばい
NASDAQ総合
25,832.67
▼ −207.36(−0.80%)ハイテク中心に小幅安

米国市場は、直近の取引が7/2(木)でした。7/3(金)は独立記念日(7/4・土)の振替で休場だったため、月曜朝時点で参照できる直近の米国終値は木曜のものになります。その7/2は、弱い雇用統計を受けたFRBの利上げ観測後退を好感して、NYダウが+594.83・+1.14%と終値ベースの史上最高値を更新。一方でS&P500は+0.01ポイントとほぼ横ばい、NASDAQ総合は−207.36・−0.80%と小幅安で、指数によって明暗が分かれました。景気敏感株の多いダウが買われ、高値圏のハイテク株には利益確定売りが出た、という色分けが読み取れます。

なお、株価指数を見るときに一つだけ気をつけたいのが、ハイテク株の代表として語られる指数の名前です。ここで挙げているのは「NASDAQ総合(ナスダック総合指数)」で、ニュースでよく出てくる「NASDAQ100(ナスダック100)」とは別物です。総合指数はナスダック上場の全銘柄を対象にするのに対し、100は主力の大型株100社に絞ったもの。数字も動き方も微妙に違うので、記事や速報を読むときは「どちらの指数の話か」を意識しておくと、混乱しにくくなります。

WEEKLY AGENDA

📅 今週のマーケット予定(7/6〜7/10)

🎯 週のテーマ:米FOMC議事要旨(6月会合分・7/8水発表/日本では7/9木午前3時)が今週最大の山場

★★ 注目 7/6(月)23:00 JST
🇺🇸 米6月 ISM非製造業景況指数(サービス業)
米経済の柱であるサービス業の景況感を映す指標。50が景気拡大と縮小の分かれ目で、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示します。弱い雇用統計のあとだけに、景気の減速感が確認されるかどうかが注目されます。
★ 留意 7/7(火)
🇯🇵 日本 5月 毎月勤労統計(今週発表予定)
賃金の動きを映す統計が今週発表される予定です。物価と賃金の関係は日銀の政策判断ともつながるテーマなので、今週のカレンダーに入っていることだけ押さえておきましょう。
★★★ 最重要 7/8(水)発表 / 日本では7/9(木)午前3:00
🏦 米FOMC議事要旨(6月会合分)=今週の主役
今週最大の山場。米東部時間の7/8(水)に発表され、日本で読めるのは時差の関係で7/9(木)午前3時です(この両方を押さえておくと混乱しません)。6月17日の会合はウォーシュ議長の初会合で、FF金利を3.50〜3.75%に全会一致(12対0)で据え置き。同時に公表されたドット(政策金利の見通し)が利下げ方向から利上げ方向へ反転し、参加者18人中17人が物価の上振れリスクを警戒しました。いわゆる「タカ派の据え置き」の舞台裏で、どんな議論があったのかが読めます。
★ 留意 7/9(木)21:30 JST(米申請)
🇨🇳 中国 6月 消費者物価・生産者物価(今週発表予定) / 🇺🇸 米 新規失業保険申請(毎週木曜の定例)
中国の物価統計が今週発表される予定です。世界の景気やモノの値段の温度感を映す材料として意識されます。米国では毎週木曜恒例の新規失業保険申請件数も出ます。
★ 留意 7/10(金)前後
🇯🇵 日本 6月 企業物価指数(今週後半に発表予定)
企業間で取引されるモノの値段の動きを映す指標が、今週後半に発表される予定です。消費者物価の先行きを読むうえでの手がかりになります。なお、注目度の高い米6月CPI(消費者物価)は今週ではなく、来週7/14(火)の発表です。今週と混同しないよう、頭の片隅に置いておきましょう。
💡 お金バイバイマンの着眼点

今週の主役は、なんといっても米FOMC議事要旨(7/8水発表・日本では7/9木午前3時)です。先週は弱い雇用統計を受けて、市場は「FRBの利上げは打ち止めではないか」という見方に傾きつつあります。ただ6月会合を率いたウォーシュ議長はタカ派とされ、会合自体は「据え置きだけれど利上げ方向も辞さない」という色合いでした。議事要旨でそのタカ派の本気度がどこまで確認されるかによって、円相場や金利が動きやすくなる場面かもしれません。とはいえ、これらはあくまで予定であり、特定の売買を促すものではありません。私自身は、結果が出る前に身構えるより、出てから落ち着いて眺めるくらいがちょうどいいと思っています。

💴 為替・金利(ドル円161円台・投稿時リアルタイム)

USD/JPY(ドル円)
161.3〜161.4円
7/6(月)朝の最新値
円安水準が続く
EUR/JPY(ユーロ円)
184.5円台
7/6(月)朝の最新値
米国債10年利回り
4.4%台
7/2終値ベース
日米金利差が円安の土台

為替は、週明け7/6(月)朝の時点でドル円が1ドル=161.3〜161.4円前後と、引き続き円安水準での推移です。ユーロ円は1ユーロ=184.5円台。米10年債利回りは4.4%台(7/2終値ベース。ソースにより小数点以下に開きがあるため、ここでは水準で示します)で、日米の金利差が円安の土台にあることは変わっていません。この円安水準では、政府・日銀による円買い介入への警戒・観測が常にくすぶりますが、これまでのところ実際の介入は確認されておらず、あくまで「観測・警戒」の段階です。

正直に言うと、私はこの円安を、株価そのものより気にしています。株が戻しても、円が安いままだと輸入する食品やエネルギーの値段は高止まりし、家計の体感はなかなか軽くなりません。今週のFOMC議事要旨で「タカ派の本気度」が確認されれば、金利や為替が動きやすくなる場面もありそうですが、介入や相場の一手先を当てに行くより、「円安はしばらく続くかもしれない」という前提で、生活コストや投資の通貨バランスを点検しておく――そのくらいの距離感がちょうどいいと思っています。今日の経済用語では、FRBが景気をどう掴んでいるかを知るための資料「ベージュブック」を取り上げます。

📖 今日の経済用語

ベージュブック(Beige Book/地区連銀経済報告)

ベージュブックとは、FRB(連邦準備制度)が年8回公表する「地区連銀経済報告」のことです。全米を12の地区に分けて置かれている地区連銀が、それぞれの管轄地域の景気(消費・雇用・物価など)を、企業へのヒアリングといった“現場の声”でまとめた、いわば定性的なレポートです。表紙がベージュ色であることから、通称「ベージュブック」と呼ばれています。FOMC(金融政策を決める会合)のおよそ2週間前の水曜に公表され、政策判断の基礎資料として使われます。今週7/8に発表されるのは「議事要旨(会合後の議論の記録)」で、こちらは会合が終わったあとの振り返り。一方のベージュブックは「会合前の景気の生情報」で、いわば対になる存在です(今週出るのは議事要旨のほうで、ベージュブックの発表ではありません)。

▼ 押さえておきたい3つの視点
  • ベージュブックとは:統計の数字には表れにくい「現場の生の声」を集めた報告。企業への聞き取りをベースにするため、景気の肌感覚をいち早く映すのが特徴です。
  • なぜ重要:FOMC会合のおよそ2週間前に出る“予習資料”にあたります。この報告を土台に、参加者が景気や物価をどう見るかを議論し、金利の判断につなげていきます。
  • 家計目線:速報値の一つ一つに一喜一憂するより、FRBのような大きな組織でも「現場の声を集めて流れを掴む」ことを大事にしている、と知っておくくらいがちょうどいいと思います。数字の点ではなく、線で眺める道具です。
💬 お金バイバイマンからの一言

正直、先週は「雇用統計が弱い=株安」という教科書どおりにはいかず、むしろ弱い数字を好感して株が戻る展開でした。景気が弱いと利上げがしにくくなる、だから株にはプラス、という理屈なのですが、こういう“ねじれた反応”を目の当たりにすると、相場は一筋縄ではいかないなと改めて思わされます。数字の良し悪しと株の上げ下げは、必ずしも素直には結びつかない――そこは頭に入れておきたいところです。

そして今週の主役は、水曜発表(日本では木曜午前3時)のFOMC議事要旨です。ウォーシュ議長のタカ派ぶりがどこまで文字になって出てくるのか、正直、中身は気になります。ただ、気になるからといって、私が積立の設定をいじることはありません。議事要旨で相場が動いても、毎月決まった額を淡々と積み立てるだけ――このやり方は、こういうイベント週こそ効いてくると思っています。生活防衛資金は投資とは別腹で確保したうえで、余ったお金を静かに積み立てる。今週も、ニュースの見出しに心拍数を持っていかれないよう、決めたことを続けていきます。

📊 直近終値の総括と、今週の入口

日本株
7万円台を回復して週明け
7/3 日経+1.47%/先週は週間+0.55%
米国株
ダウは史上最高値・指数で明暗
7/2 ダウ+1.14%/NASDAQ総合は−0.80%
今週の主役
FOMC議事要旨(6月会合分)
7/8水発表/日本は7/9木午前3時
📚 参考にした一次情報源

本記事の数値・統計・イベント日程は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。

  • 日本取引所グループ(JPX)・日経マーケットデータ(日経平均・TOPIX 終値)
  • 日本相互証券(国債利回り)
  • 日本経済新聞(電子版)・Bloomberg・Reuters(ロイター)・CNBC
  • FRB(連邦準備制度・FOMC議事要旨/ベージュブック)・米労働省労働統計局(BLS)・米ISM — 今週の発表元

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。為替・金利は「7/6(月)朝の最新値」等を含み、執筆後に変動する場合があります。今週の経済指標・イベントの発表日程は、各発表機関の都合により変更される場合があります。

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この記事を書いた人

「お金バイバイマンの経済ニュース」運営者。

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日々の株価や為替の動きを「なぜ動いたのか」まで追いかけ、"今日の経済用語"コーナーでは、ニュースに出てくる言葉を1日1つずつ深掘り。

個人投資家として、長期・分散・積立を基本にコツコツ実践中。短期の値動きに振り回されず、"知って → 考えて → 淡々と続ける" スタイルを大切にしています。

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