⛽ 米9月の消費者物価、前月からの上昇の半分超はガソリンの分
🇺🇸 コアも予想を上回り、ナスダックは1.88%安/🇯🇵 日経平均は一時630円超高から33円安で5日続落
おはようございます、お金バイバイマンです。昨夜出た米国の9月の消費者物価指数は、前の月より0.6%上がりました。米労働統計局は、この上昇の半分超がガソリンの分だったと書いています。ただ、食品とエネルギーを除いた「コア」も予想を上回り、株は半導体を中心に売られました。
⛽ 米9月の消費者物価は前年比+3.7%、コアも予想を上回る
予想(DZHフィナンシャルリサーチ・MINKABU PRESS)と比べると、総合の前月比+0.6%だけが予想どおりで、総合の前年比、コアの前月比と前年比の3つは0.1ポイントずつ上回りました。
食品とエネルギーを除いたコアも上振れたことで、利上げが早まるとの見方が広がりました。発表の直後、10月の会合での利上げを市場が見込む確率は一時5割前後まで上がり、その後3割台に戻ったと伝えられています(DZHフィナンシャルリサーチ・MINKABU PRESS)。
前月比0.6%の上昇の半分超をガソリンで説明できる月は、総合の大きさだけで物価全体が熱くなったとは言えない、と私は思います。いっぽうで、エネルギーを除いたサービスの値段も前月比+0.4%でした(住まいの費用を含む・米労働統計局)。ガソリンは原油しだいで下がることもありますが、家賃や人の手間がかかるサービスの値段は下がりにくいと言われます。私は総合よりも、サービスの上げが来月も続くかを見ていきます。
🇺🇸 ナスダックは1.88%安、半導体株指数は4%超安(10/14水 終値)
利上げが早まる見方と、高い金利がAI投資の重しになる心配から、半導体株が売られました。半導体株指数(SOX)は4%超下げ、ダウは長期金利が下がると持ち直す場面もあり、小幅安でした(MINKABU PRESS・フィスコ・DZHフィナンシャルリサーチ)。
発表の直後、米10年債の利回りは一時5.32%台まで、ドルは一時158円95銭まで上がり、その後戻しました(DZHフィナンシャルリサーチ)。
🇯🇵 日経平均は5日続落、一時の630円超高は午後に消える(10/14水 終値)
4日続落の反動で一時630円超上がりましたが、14時ごろにオランダの半導体製造装置大手ASMLの決算が出ると半導体株が売られました(配信各社)。高値から終値までは約664円です(日経平均の公式データから、この記事で計算)。今朝の大阪の先物は、昨日の現物の終値より1,264円低い水準でした(MINKABU PRESS)。先物は今朝の目安で、日経平均そのものではありません。大きく動く日に備えた考え方は日経平均が1,000円動いた日、初心者がやるべきことにまとめています。
スーパーコア(Supercore)
物価指数から食品とエネルギーを除いた「コア」のうち、サービスの値段から、さらに住まいの費用(家賃など)を除いた部分の呼び名です(マネックス証券・OANDA証券)。
- 人の手間の値段:理美容や医療のように、人件費が値段に響きやすいサービスが中心です
- 家賃を外す理由:家賃は動きが遅れて出やすいので、今の勢いを見るために除きます(マネックス証券)
- 公式の統計名ではない:CPIでもPCE(個人消費支出の物価)でも使われる、市場での呼び名です
▶ もっとくわしく:スーパーコアとは?コアとのちがいと注目される理由をやさしく図解
🕊 いまも続いている出来事(続報)
- 台風25号・26号など/消防庁の第25報(5日9時時点)が最新で、死者17人、行方不明0人、けが人41人、住まいの被害2,412棟。それ以降の更新は確認できていません。亡くなられた方に心よりお悔やみを申し上げます。
- 台風29号/14日9時の時点で、すでに温帯低気圧に変わっていました。マーシャル諸島の熱帯低気圧が、16日朝までに台風になる予報です(気象庁)。
- 地震・火山/14日から今朝まで、震度4以上の地震はありません。北海道駒ヶ岳はレベル2、十勝岳と桜島はレベル3のままです(気象庁)。
ガソリン高は米国の家計にそのまま響きます。日本も原油はドルで買うので、円安が続けば他人事ではありません。今夜は企業どうしの取引の値段にあたる生産者物価が出ます。燃料の値上がりがどこまで広がっているかの手がかりになります。
📊 今朝の総括
今日は台湾のTSMCが決算を発表します(MINKABU PRESS)。米国の9月の生産者物価指数(米労働統計局)と小売売上高(DZHフィナンシャルリサーチ)は今夜21時30分です。16日12時30分には、ウォーシュFRB議長の対談があります(米連邦準備制度理事会)。国内では14日に簗農林水産相が辞表を出し、首相が受け入れました。後任は今日公表の予定です(MINKABU PRESS・産経ニュース)。
この記事の計算=消費者物価の予想との比較(4項目のうち3つが上振れ)・日経平均の高値から終値までの差 約664円(日経平均の公式データから)。
- 物価=米労働統計局/DZHフィナンシャルリサーチ/MINKABU PRESS
- 米国・為替・商品=米財務省/CNBC/DZHフィナンシャルリサーチ/MINKABU PRESS/フィスコ
- 日本の株=日経平均公式データ/CNBC/MINKABU PRESS/フィスコ/DZHフィナンシャルリサーチ
- 予定・国内・用語=米連邦準備制度理事会/産経ニュース/マネックス証券/OANDA証券
- 災害=総務省消防庁/気象庁
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。日本株は10月14日(水)、米国株・為替・商品・米10年債は14日(米国時間)の値、消費者物価指数は14日(米国時間)発表の9月分です。先物の値は今朝6時の大阪の夜間取引の終わり値で、日経平均そのものではありません。消費者物価指数と災害の数字は速報値です。


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