スーパーコアとは?コアとのちがいと注目される理由をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

スーパーコアSupercore

物価指数から食品とエネルギーを除いた「コア」のうち、サービスの値段から、さらに住まいの費用(家賃など)を除いた部分の呼び名です。理美容や医療のような、人の手間がかかるサービスの値段の動きを見るために使われます。

💡 3行でいうと

  • コアのサービスから住まいの費用を除いた部分です(マネックス証券・OANDA証券)。
  • 家賃は動きが遅れて出やすいので、それを外して人手が多くかかるサービスに絞った指標とされます(マネックス証券は「労働集約的」と表現)。
  • CPI(消費者物価指数)でもPCE(個人消費支出の物価)でも使われる、市場での呼び名です。公式の統計名ではありません。

💇 たとえ話

💇

美容院のカット代を思い浮かべてください。はさみやシャンプーの代金より、美容師さんの時間と技術の代金がほとんどです。だから美容師さんのお給料が上がると、カット代も上がりやすくなります。

いっぽう家賃は、契約の更新までなかなか変わりません。今の勢いを見るには、遅れて動く家賃を外したほうが分かりやすい、というのがスーパーコアの考え方です。

スーパーコアは、カット代のような「人の手間の値段」を集めた部分です。お給料と物価が追いかけっこを始めていないかを見るのに使われます。

📊 ちいさな図解

消費者物価指数を、外側から順にしぼっていくと 総合(ぜんぶ) 9月 前年比 +3.7% コア(食品とエネルギーを除く) 9月 前年比 +2.6% サービスの値段(モノを除く) 🏠 住まいの費用 家賃など ここを外す 💇 スーパーコア 理美容・医療・ 保育など、人の手間の値段 米労働統計局の発表に「スーパーコア」の項目はありません 数字は2026年9月の米国の消費者物価指数(米労働統計局)。中の品目は例です

※2026年9月の米国の消費者物価指数は、総合が前年比+3.7%、コアが+2.6%でした。サービスでは、エネルギーを除いたサービスが前月比+0.4%・前年比+3.1%、住まいの費用が前月比+0.4%・前年比+3.2%です(米労働統計局)。スーパーコアは公式の統計名ではないので、米労働統計局の発表に「スーパーコア」という項目はありません。

🧭 なぜ注目されるようになった?

FRBのパウエル前議長が2022年に取り上げました

2022年11月30日の講演で、パウエル前議長は「住居を除くコアサービス」を、将来のコアインフレを理解するうえで最も重要な分野かもしれないと話しました。サービスを提供するコストの最大の部分が賃金なので、労働市場がこの分野の物価を理解する鍵になる、という説明です(米連邦準備制度理事会の講演原文)。この講演で取り上げたのはPCEのほうの数字です。

⚠️ よくある勘違い

「コア」と同じものではありません

コアは食品とエネルギーを除いたもので、モノの値段も住まいの費用も入っています。スーパーコアは、そこからさらに絞った一部分です。

CPIとPCEで中身が少しちがいます

どちらの物価指数をもとにするかで、品目の範囲や数字が変わります。ニュースでは、どちらの話かを確かめてください。

配信によって計算のしかたがちがうことがあります

公式の統計名ではないので、配信元が自分で計算して数字を出していることがあります。数字を比べるときは同じ出どころのもので比べてください。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。