🇺🇸 米CPI+3.8%上振れの翌朝、日本株は半導体堅調で3日ぶり反発。今夜の米PPIとSBG決算が二大イベント
日本株/米国株/為替・金利/今夜の米PPI&SBG決算 + 今日の経済用語「PPI(生産者物価指数)」
こんにちは、お金バイバイマンです🐧 昨夜発表された米4月CPIは前年比+3.8%と市場予想(+3.7%)を上回り、コアも+2.8%まで再加速。利下げ期待が大きく後退するなか、日本株は半導体株の堅調を支えに3日ぶり反発で取引を終えました。今夜は米4月PPIと、ソフトバンクグループ(SBG)の通期決算という二大イベントが控えます。今日のマーケットを整理しておきましょう。
🇯🇵 日本株式市場(5/12火 終値・半導体堅調で3日ぶり反発)
3日ぶり反発
前日まで2営業日続落していた日経平均は、半導体株の堅調を主導役に3日ぶりの反発。終値は62,742.57円(+324.69円・+0.52%)と6万2,000円台後半を回復しました。TOPIXも+0.83%と日経をやや上回る上昇で、銀行・保険など金融セクターにも買いが波及しています。日本国債10年利回りは5/12分の確定値が未公表のため、本記事では5/11時点の2.515%を参考値として掲載しています。
12営業日チャートで一際目立つのは、やはり5/7(木)の+3,320円急騰です。米株最高値更新と地政学リスク後退が重なった一日で、それ以前の5万9,000円台レンジから一気に6万2,000円台へジャンプしました。5/7以降は6万2,400〜6万2,900円のもみ合いレンジに収まっており、本日5/13の取引は今夜のイベント次第でこのレンジを上抜けるか下抜けるかが焦点になります。
🇺🇸 米国株式市場(5/12米国時間終値・CPI上振れでハイテク売り)
小幅プラス
ハイテク売り
米4月CPIが総合+3.8%(予想+3.7%・前回+3.3%)、コア+2.8%(前回+2.6%)、コア前月比は+0.4%(前回+0.2%)と、いずれも市場予想を上回る再加速を確認。エネルギーは+17.9%、ガソリンは+28.4%と押し上げ要因が明確に出ています。発表直後は米長期金利が一時4.5%付近まで急伸し、金利上昇に弱いハイテク株を中心にNASDAQが-0.71%安。一方でNYダウはエネルギー・素材セクターの上昇に支えられて小幅プラスとなり、セクター間の明暗が分かれました。
金利先物市場では、2026年内の利下げ織り込みが大幅に後退。利下げを前提に積み上がってきたグロース株のバリュエーションが、ここから再評価を迫られる局面に入ったとの見方も出始めています。
💴 為替・金利(5/13 7:08 JST 時点・米金利上昇で円安方向)
+0.07円(+0.04%)
-0.06円(-0.03%)
前日終値4.467%
ドル円は157.58円付近とほぼ横ばい。CPI上振れを受けて米10年金利は4.47%まで上昇しましたが、ドル円は前日の急伸後の小休止に入っています。ユーロ円も184.99円付近で動意薄。為替市場は今夜21:30の米4月PPIを「次のリスクイベント」と位置付け、ポジション調整に徹している印象です。原油は地政学プレミアム拡大でWTIが101ドル付近まで上昇したとの観測が出ており、インフレ再加速懸念を補強する材料になっています。
📅 今夜のイベント(SBG決算 15:30/16:30 ・ 米PPI 21:30)
前回(第3四半期累計・2026年2月公表)の純利益は3兆1,727億円(前年同期比+398.7%)で、OpenAIへの出資評価益が業績を大きく押し上げてきました。本日15:30の決算短信開示で通期着地が明らかになり、16:30からの決算説明会でその背景が語られます。AI関連投資の含み益を市場がどう評価するかが焦点。引け後の値動きとADR連動が、明日5/14の東京市場に直結します。
市場予想は前月比+0.5%・前年比+4.0%。昨夜のCPI+3.8%上振れの延長線上で、川上(生産者)段階のインフレが再加熱しているかを確認するリトマス試験紙となります。予想を上回れば米長期金利のさらなる上昇と、利下げ期待のさらなる後退が見込まれる重要指標です。
PPI(生産者物価指数/Producer Price Index)
PPIは米労働統計局(BLS)が毎月発表する物価指標で、企業が出荷・卸売段階で取引する財・サービスの価格動向を表します。消費者向けの価格を捉えるCPI(消費者物価指数)が「川下」だとすれば、PPIは「川上」。原材料・中間財・最終財の3段階で集計され、企業のコスト構造の変化をいち早く映し出します。歴史的には、PPIの変動が1〜3カ月のタイムラグでCPIに波及する傾向が知られており、FRBが注視するPCEデフレーターの推計にも一部のPPIサブ指数が利用されます。
- CPIとの違い:PPI=川上(生産者の出荷価格)/CPI=川下(消費者の購入価格)。PPIの動きは1〜3カ月先のCPIを示唆することが多い
- 今夜のリトマス試験紙:5/13 21:30発表の米4月PPI(予想MoM+0.5%・YoY+4.0%)が、CPI+3.8%上振れの延長線上で再加熱しているかを確認する重要指標
- FRB政策への影響:PPI上振れ→PCEデフレーター推計上振れ→利下げ期待後退、というルートで金利・為替・株式すべてに波及する
正直、昨夜のCPI+3.8%はキツい数字やと思った。コアも+2.8%まで戻ってきて、4月分でこの水準ということは、夏場のガソリン高シーズンを越えたらもっと上振れる可能性もある。市場が「2026年内の利下げ」を当然のように織り込んでた前提が、ここで一気にひっくり返されたわけやね。NASDAQが-0.71%程度で済んでるの、個人的にはむしろ「織り込みが甘い」と感じる。
私は今日は慎重に見ていきたい。今夜のPPIで再びインフレ再加速の確認が来たら、米金利は4.5%台が定着するシナリオも現実味を帯びる。SBG決算は数字自体は派手やろうけど、決算プレミアムが乗った直後の株価は短期で剥げやすいというのもよくあるパターン。「半導体堅調で日経反発」という今日のストーリーを、PPI次第でひっくり返される可能性は十分に意識しておきたい場面です。
📊 5/13(水)の総括
本記事の数値・統計・要人発言は、以下の公式・準公式ソースを2つ以上で照合して作成しています。
- 日本経済新聞(電子版)
- Bloomberg
- 日本銀行 公式サイト
- 米連邦準備制度理事会(FRB)公式サイト
- 米労働統計局(BLS)— 本日米PPI発表
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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