🇺🇸 停戦維持確認で米株3指数反発+S&P500・ナスダック最高値更新──WTI原油$102.27へ急落(-3.90%)、ドル円157.60円、GW明け5/7(木)日本市場再開へ整理する休日
米国株 / 原油・地政学 / 為替・金利 / 米経済指標 + 今日の経済用語「ISM非製造業景況指数」
こんにちは、お金バイバイマンです🐧 ゴールデンウィーク後半、本日5/6(水・振替休日)も日本市場は休場ですが、海外市場は5/4(月)の地政学ショックから一転、翌5/5(火)のNY市場では「停戦維持確認」を受けて巻き戻しのリスクオンとなりました。米株3指数は揃って反発し、S&P500とナスダックは史上最高値を更新。一方でWTI原油は急落、ドル円は本日朝157.60円付近で推移しています。GW明け5/7(木)の日本市場再開+5/8(金)決算ラッシュに向けて、今日のうちに頭の整理をしておきましょう。
🇺🇸 米国株式市場(5/5火 終値・3指数反発で最高値更新)
5/5(火)の米国市場は、3指数揃って反発。前日5/4(月)の地政学ショックで一斉に下げた直後だったため、「停戦維持確認 + 原油急落 + リスクオン回帰」のトリプル追い風がきれいに乗った形です。
特にS&P500(+0.81%)とナスダック(+1.03%)は揃って史上最高値を更新。原油急落でインフレ再燃懸念が後退したことが、利下げ期待の復元+ハイテク株への追い風となりました。
🛢️ 原油急落で一旦落ち着き(ホルムズ海峡懸念は継続)
5/4(月)に+4.39%急騰したWTI原油は、5/5(火)NY市場で-3.90%急落($102.27終値)。本日5/6朝の電子取引でも$100.80前後と軟調推移が続いており、停戦維持確認による売り基調(リスクプレミアム剥落)が継続しています。背景は米国防長官による「米イラン停戦維持確認」の発言と、トランプ大統領が「Project Freedom」(米軍によるホルムズ海峡通航護衛作戦)の一時停止を発表したことです。
ただし、ホルムズ海峡封鎖懸念は完全に解消したわけではない点には注意が必要です。前々日5/4にはUAEフジャイラ石油施設へのイラン無人機攻撃で大規模火災も発生しており、原油供給ルートのリスクは構造的に残ったまま。市場は「ひとまず最悪シナリオは回避」と評価しただけで、再燃リスクには引き続き目配りが必要です。
💴 為替・金利(投稿時5/6朝 ドル円157.60円・米10年債4.40%)
投稿時5/6(水)9時台時点で、ドル円は157.60円付近で取引されています。4/30の介入直後(155.57円付近)と比べると約2.0円分円安方向に戻っているものの、5/5(火)NY引けの157.89円からは小幅に円高方向へ調整。介入効果の剥落感と連続介入観測が綱引きする展開です。
ドル円は4/30の5.4兆円規模の介入直後(155.57円付近)から5/6(水)投稿時157.60円まで、約2.0円分円安方向に戻しました。原油高による輸入コスト増懸念や、米株最高値更新によるドル買い圧力が背景にあります。連続介入観測は引き続きくすぶるものの、当局がどの水準で次の一手を出すかは依然として不透明です。
📊 5/5(火)に発表された米経済指標 主要6本
5/5(火)はISM非製造業・JOLTSをはじめ重要指標が立て続けに発表されました。総じて「景気は緩やかに減速しつつも拡大は維持、インフレ圧力は継続」という構図です。
- 米4月ISM非製造業景況指数:53.6(前月54.0から低下、2カ月連続低下/50超で景気拡大)── コスト圧力は2022年後半以来の高水準(原油高関連)。詳細は本日の経済用語コーナーで解説。
- 米4月サービス業PMI確報値:51.0(速報51.3から下方修正)
- 米4月総合PMI確報値:51.7(予想52.1)
- 米3月JOLTS求人件数:687万件(予想680万件・ほぼ予想通り、求人は横ばい)
- 米3月新築住宅販売件数:68.2万戸(予想65.2万戸・予想超え)
- 米3月貿易収支:-603億ドル(予想-610億ドル・赤字幅は予想より小さい)
🇯🇵 日本市場4日休場の整理+GW明け5/7(木)展望
日本市場は5/3〜5/6まで4日間休場。GW明けの5/7(木)の寄り付きでは、休場期間中の海外動向(5/4ショック→5/5巻き戻し)を一気に織り込む「窓開け」展開が想定されます。
日経平均は4/30(木)の介入日終値59,284.92円付近からGW入りした格好。海外動向だけ見れば「最高値更新の米株 + 円安戻り」と上方バイアスですが、4/27(月)に記録した終値ベース初の6万円台60,537円はまだ戻していないため、再到達できるかが当面の試金石になります。
📅 5/8(金)日本企業 決算ラッシュ展望
GW明け2営業日目の5/8(金)には、日本を代表する4社が同日決算を予定しています。
- 12:00 ソニーグループ|営業利益コンセンサス1.54兆円(過去最高見通し)
- 13:55 トヨタ自動車|円安効果と関税影響の総決算
- 同日(時刻未定)任天堂|Switch 2の販売動向
- 同日(時刻未定)NTT|通信×AIの戦略アップデート
これだけ豪華な決算が同日に出るのは年に数回。GW明けの相場をいきなり方向付ける重要日になります📺
ISM非製造業景況指数(ISM Non-Manufacturing PMI)
ISM非製造業景況指数は、米サプライマネジメント協会(ISM)が毎月発表する「サービス業の景況感」を示す指数。50を上回れば景気拡大、下回れば縮小と判断されます。製造業版(ISM製造業)と並んで、米国経済の体温計として世界中の市場参加者が注目する重要指標です。
- 米国GDPの約7割を映す:サービス業は米国経済の主役。製造業より影響範囲が広いため、相場へのインパクトも大きくなりがちです。
- 4月は53.6で2カ月連続低下:前月54.0から低下したものの50は維持。「拡大は続いているが、勢いは緩やか」というメッセージ。
- コスト圧力が要警戒:4月分は「コスト指数が2022年後半以来の高水準」とされ、原油高関連のインフレ圧力が滲んだ内容。FRBの利下げ判断を鈍らせる材料になり得ます。
5/4の地政学ショックから、わずか1営業日で「停戦維持確認」だけでこれだけの巻き戻しが起きる──この振れ幅こそが、現在のマーケットの神経質さを象徴しています。S&P500・ナスダックの最高値更新は素直に明るい材料ですが、原油・為替・地政学の3つはどれも一瞬で景色を変えうる火種を抱えたままです。
こういう時こそ、家計目線では短期売買で振り回されないことが何より大切です。1日でリスクオフ→リスクオン→…と急変する相場を毎日追い掛ければ、判断疲れで余計な売買コストを払うだけ。GW明け5/7の窓開けや5/8の決算ラッシュも、「分散・長期・積立」を粛々と続けていれば、わざわざ動く必要はほとんどありません。今日はゆっくり休む日にしましょう☕
📊 5/5(火)の総括
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。数値は2026年5月5日(火・米国時間)NY市場引け値ベースで、出典はCNBC、TheStreet、ECB、Trading Economics、財経新聞等の公開情報に基づきます。リアルタイムの市場価格と異なる場合があります。


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