米国の中間選挙とは?下院と上院で何が選び直されるのかをやさしく図解

← 経済用語辞典にもどる

ECONOMIC TERMS DICTIONARY

米国の中間選挙U.S. Midterm Elections

4年に1度の大統領選の、ちょうど中間の年に行う連邦議会の選挙です(USA.gov)。下院の全議席と上院の約3分の1を選び直します。大統領を選ぶ選挙ではありません。

💡 3行でいうと

  • 大統領選と大統領選のあいだの年に行う、連邦議会の選挙です。
  • 下院は435議席すべて、上院は100議席の約3分の1を選び直します。
  • 2026年の投票日は11月3日で、今回の上院は特別選挙を足して35議席です。

🗽 たとえ話

🗽

4年任期の社長がいる会社で、就任から2年たったところで取締役会のメンバーを選び直すようなものです。社長は交代しません。

ただ、取締役会の顔ぶれが変わると、社長の出す案が通りやすくなったり、通りにくくなったりします。

会社と違うのは、取締役会にあたる議会が下院と上院の2つあり、選び直す割合も違うことです。

📊 ちいさな図解

2026年11月3日の選挙で選び直す議席 下院435議席のうち435議席(全部) 上院100議席のうち35議席(通常33+特別選挙2) オレンジ=今回選び直す議席。出所:USA.gov・米上院の名簿・Ballotpedia・270toWin

※下院議員の任期は2年、上院議員の任期は6年です(USA.gov)。

🧭 どうやって読む?

まず、いまの議席と過半数を見る

2026年11月2日時点で、下院は共和党218・民主党214・無所属1・空席2で、過半数は218です(米下院プレスギャラリー)。上院は共和党53・民主党47です(270toWin、民主党の47は無所属2を含む)。

次に、下院と上院を分けて読む

2026年の選挙では、下院は民主党の勝利が広く予想され、上院はより不透明とされています(ロイター)。「民主党が優勢」とひとまとめにせず、院ごとに誰の見方かを確かめます。

投票の締切を日本時間に直す

2026年の締切は米東部の18時から翌1時までで、日本時間では11月4日の8時から15時までです(Newsquawk・political.org、換算はこのページの計算)。大半が東証の取引時間に重なります。

⚠️ よくある勘違い

投票の当夜にすべて決まるとは限らない

2026年の上院は米国の開票当夜に多数派が分からない可能性があるとされ(political.org)、ジョージア州は誰も過半数に届かなければ12月1日に決選です(Newsquawk)。

上院はいつもちょうど3分の1とは限らない

通常の改選は約3分の1ですが、任期の途中で空いた議席の特別選挙が加わることがあります。2026年は通常33に特別選挙2を足して35です(米上院の名簿・Ballotpedia・270toWin)。

「ねじれ」の意味は記事で違うことがある

上院と下院で多数党が違う状態を指す場合(大和総研)と、大統領の党と議会の多数党が違う状態を指す場合(MINKABU PRESS)があります。2026年11月の選挙の前は、大統領も両院の多数党も共和党です。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではなく、選挙の結果を予想するものでもありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。