コアコアCPIとは?物価の「本当の体温」をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

コアコアCPI(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)Core-core CPI

天候と原油の影響を取り除いて、物価の「本当の体温」を見るための指標

💡 3行でいうと

  • 消費者物価指数(CPI)から生鮮食品とエネルギーの両方を除いて計算した物価の指標です。
  • 野菜は天候、ガソリンや電気代は原油など燃料価格の動きで大きく上下します。その振れの大きいものを取り除くと、物価の「基調」が見えやすくなります
  • 日銀が金融政策を考えるとき、一時的な要因に振り回されないために確かめる数字のひとつです。

🔬 たとえ話

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風邪をひいたかどうかを確かめるとき、走った直後に体温を測ってもよく分かりませんよね。運動や、厚着や、暑い部屋——そういう一時的な事情を取り除いてはじめて、体の本当の状態が見えてきます。物価も同じです。台風で野菜が高い月、原油が急騰してガソリンが高い月。その月の数字だけで「物価の流れが変わった」と決めつけると、見誤ることがあります。揺れやすいものを外して測り直す——それがコアコアCPIの役割です。

2026年7月24日に発表された6月分では、総合が前年同月比+1.7%、生鮮食品を除くコアが+1.6%、コアコアが+1.7%でした。ここで少し面白いのは、コア(+1.6%)がコアコア(+1.7%)より低いことです。コアはエネルギーを含んでいますから、これはエネルギーの価格が全体を押し下げる方向に働いていることを意味します。ガソリンや電気代を除いた「地の物価」のほうが、少し高めに出ているわけですね。

📊 ちいさな図解

同じ物価でも、何を除くかで数字が変わります コアCPI(+1.6%) 生鮮食品だけを除くエネルギーは含む→ 報道の中心はこれ コアコアCPI(+1.7%) 生鮮食品もエネルギーも除く天候と原油の影響を排除→ 物価の基調が見える

※2026年6月分(総務省統計局)。コアがコアコアより低いのは、エネルギーが物価を押し下げる方向に働いているためです。

⚠️ よくある勘違い

「コア」の中身は国によって違う

日本で「コア」というと生鮮食品だけを除いた指標ですが、アメリカで「コア」というときは食品とエネルギーの両方を除きます。つまりアメリカのコアは、日本のコアコアに近い考え方です。海外のニュースと日本のニュースで話がかみ合わないときは、たいていここが原因です。

コアコアが低い=生活が楽、ではない

私たちが実際に払うのは、生鮮食品もエネルギーも含んだ「総合」のほうです。コアコアが落ち着いていても、野菜が高い月・電気代が高い月の家計は普通に苦しくなります。統計の数字と財布の実感がずれるのは当たり前で、どちらかが間違っているわけではありません。

これだけで金融政策が決まるわけではない

日銀は物価だけでなく、賃金・雇用・景気・為替なども合わせて判断します。コアコアCPIはあくまで判断材料のひとつです。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。