「米国企業の決算書って、どこにあるんだろう?」
投資を始めた頃、まずこの“場所探し”が気になっていました。
調べてみると、米国企業はとてもオープンに情報を公開していて、
決算書は実はどなたでも簡単にアクセスできます。
今回は 決算書の読み方ではなく、“探し方だけ”にフォーカス して、
初心者の方でも迷わずにたどり着けるよう、わかりやすくまとめました。
1. 米国企業の決算書はどこで公開されている?
米国企業の決算書は主に次の2つで公開されています。
- 企業の公式IRページ(Investor Relations)
- SEC(米国証券取引委員会)が運営するEDGAR
どちらを使っても問題ありません。
両方とも 公式の決算書(10-Q・10-K)にアクセスできる ため、
初心者の方でも 使いやすい方を選べば十分です。
IRは見やすく整理されており、
EDGARは公式書類がすべて揃っている。
その“性質の違い”があるだけで、優劣はありません。
2. 企業のIRページから探す方法
まずは、Google検索で一番見つけやすいのがIRページです。
● 探し方(GoogleでOK)
Googleに次を入力します:
- Apple IR
- Microsoft Investor Relations
- Coca Cola IR
- NVIDIA quarterly results
「企業名 + IR」で、ほぼ確実に公式サイトが上位表示されます。
● IRページで確認する場所
米国企業のIRページには、次のような項目があります:
- Quarterly Results(四半期決算)
- Earnings(決算資料)
- Annual Report(年次報告書)
- SEC Filings(SEC提出書類)
ここを開くと、PDFの決算書や決算説明スライドが見つかります。
● 探すべき書類はこの2つ
覚えておくべき書類は以下のとおりです。
- Form 10-Q → 四半期決算(損益計算書+貸借対照表+キャッシュフロー)
- Form 10-K → 年次決算(1年分の完全版)
四半期決算の10-Qには、
“要約連結財務諸表(Condensed Consolidated Financial Statements)”がまとめられています。
3. SEC(アメリカ証券取引委員会)のEDGARで探す方法
EDGARは、企業がSECに提出した公式書類がすべて並んでいるデータベースです。
IRより書類数が多く、
原本そのままの資料
にアクセスできるのが特徴です。
● EDGARの探し方
Google検索で十分です:
- EDGAR Apple
- EDGAR Tesla
- EDGAR Costco
提出された10-K、10-Q、8-Kなどの書類一覧が表示されます。
● 探すべき書類
EDGARで確認すべき基本の書類は次の3つ:
- 10-K(年次報告書)
- 10-Q(四半期報告書)
- 8-K(適時開示:重要事項の報告)
原本にアクセスしたい場合や、より詳しい書類を見たい場合に適しています。
4. 決算書を探すときに気をつけたいポイント
● 四半期(Q1〜Q4)の時期は企業ごとに異なる
日本企業は、多くが 4月〜翌3月 を会計年度とするため、
四半期の時期がほぼ一定ですが、
米国企業は 会社ごとに年度の始まりが異なります。
このため、
「Q1=1〜3月」とは限らず、企業によって四半期の時期が大きく違う
点に注意が必要です。
例:コストコ(Costco)
- 1Q:9〜11月
- 2Q:12〜2月
- 3Q:3〜5月
- 4Q:6〜8月
決算書を見る時は必ず
“Period Ending(期間終了日)”
を確認しましょう。
5. まとめ
米国企業の決算書は、
企業のIRページでも、SECのEDGARでも、どちらから見てもOKです。
- IRページ:見やすく整理されている
- EDGAR:企業が提出した書類がすべて揃っている
という違いはありますが、
初心者でもどちらも普通に使えますし、
どちらを使っても 同じ公式決算書(10-Q・10-K)に辿り着けます。
まずは、あなたが
「見やすい」「使いやすい」と感じる方法から
決算書に触れてみてください。
探し方を知っておくだけで、
米国企業の分析がぐっとやりやすくなります。


コメント