FOMC声明FOMC Statement
米国の金利を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)が、会合の最終日に出す短い文書です。金利をどうしたか、景気・雇用・物価をどう見ているか、誰が、どんな決定を望んで反対したかが書かれています(FRB)。
💡 3行でいうと
- FOMCが会合のたびに出す、決定の中身と景気の見方をまとめた文書です。
- 米東部時間の14時に公表され、30分後に議長の会見が始まります。
- 前回の声明とどの文が変わったかを見くらべるのが、基本の読み方です。
📃 たとえ話
年に何回か開かれる町内会の会議のあと、回覧板で「決まったことのお知らせ」が回ってくるとします。
毎回ほとんど同じ文が並んでいて、前回と変わった行にだけ、新しい話が入っています。
FOMC声明も同じで、文の大半は前回のまま残ります。だから、変わった行を探すのがいちばん早い読み方です。
📊 ちいさな図解
※2026年10月の声明で9月から変わったのは、この4つと反対者の名前の5か所でした。「物価は高止まりしている」という文などは、9月と同じです(FRB)。
🧭 どうやって読む?
前回と「変わった文」を探す
声明の多くの文は、会合をまたいでそのまま繰り返されます。景気の判断が「しっかりした」から「力強い」に変わるような、言葉の入れ替えに意味があります。
反対した人の主張を見る
声明の最後には、反対した人の名前と、どんな決定を望んだかが書かれます。2026年10月は、反対の2人がどちらも0.25ポイントの利上げを望みました(FRB)。反対票の読み方は「反対票」のページにもまとめています。
議長の会見とセットで読む
声明は短いので、くわしい考え方は30分後の議長の会見で語られます。2026年10月の会見では、ウォーシュ議長が12月の会合についてはっきりした手がかりを示しませんでした(MINKABU PRESS・Yahoo Finance)。
📰 ニュースでどう使われた?
2026/10/29の記事で登場FOMCは据え置き、声明に「情報を集めて判断」の一文が加わる
⚠️ よくある勘違い
次の一手が書いてあるとは限らない
2026年10月の声明は「さらに情報を集めて判断する」と書くだけで、次に上げるのか下げるのかには触れていません(FRB)。声明から先行きを読むときは、書いていないことを足さないようにします。
「据え置き」でも全員一致とは限らない
2026年10月の据え置きは10対2、7月の据え置きは9対3でした。この3回のうち、全員が賛成したのは利上げをした9月です(FRB)。
日本時間は季節で1時間ずれる
公表は米東部時間の14時です。米国が夏時間の時期は日本時間の翌朝3時、冬時間の時期は翌朝4時になります。
声明を出さない会合もできる
ウォーシュ議長は2026年10月の会見で、2027年は年8回の会合のうち1回を、金利の採決も声明もない、戦略を話し合うだけの会合にすると発表しました(FRB)。
🔗 関連用語
※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
