VIX指数Cboe Volatility Index
アメリカの株価指数S&P500のオプションの価格から、市場がこの先の短い期間にどれだけの値動きを見込んでいるかを表した指数です(Cboe)。アメリカ版の「恐怖指数」とも呼ばれます(野村證券)。
💡 3行でいうと
- アメリカの株がこの先どれくらい大きく動きそうかの見込みを、数字にしたものです。
- 上がるか下がるかの向きではなく、揺れの大きさを表します。
- ふだんは10〜20で動くことが多く、不安が強まると大きく上がる傾向があります(野村證券)。
⛵ たとえ話
船を出す前に、港で「明日の波の高さ」の予報を聞くとします。
予報が教えてくれるのは、波がどれくらい高くなりそうかであって、船がどちらへ流されるかではありません。
VIX指数も同じで、株がどちらへ動くかではなく、どれくらい大きく揺れそうかという「波の高さの予報」にあたります。
📊 ちいさな図解
※2026年10月23日の終値は19.45で、取引時間中には20.66まで上がりました(CNBC)。この週の終値は、ふだん多いとされる10〜20の範囲の中でした。
🧭 どうやって読む?
もとはS&P500のオプション
オプションは、決めた値段で株価指数を売り買いできる権利の取引です。先行きの揺れが大きいと見込まれるほど、その値段は高くなります。VIX指数は、このS&P500のオプションの値段から計算されています(Cboe)。
1993年から公表
シカゴ・オプション取引所(Cboe)が1993年に公表を始めました(Cboe)。アメリカの株式市場の不安の強さを見る指標として、ニュースでもよく使われます。
ふだんの水準と比べる
VIX指数はふだん10〜20の間で動くことが多いとされます(野村證券)。読むときは、数字の高さそのものより、ふだんの範囲からどれくらい離れているかを見ると分かりやすくなります。
📰 ニュースでどう使われた?
2026/10/24の記事で登場日経平均が2週で9.18%下げたなか、日経VIは23日に38.25と7月30日以来の高さになりました。いっぽう同じ日のVIX指数は19.45で、終値はふだん多いとされる10〜20の範囲にとどまっていました。
⚠️ よくある勘違い
株が下がる確率ではない
VIX指数が表すのは、この先の値動きの大きさの見込みです(Cboe)。株が上がるか下がるかを当てる数字ではありません。
日経VIと数字の高さを比べない
日本には日経平均をもとにした日経VIがあります。もとになる株価指数がちがい、ふだんの水準もちがうので、2つの数字の差だけで日本とアメリカの不安の大きさを比べることはできません。
「恐怖指数」は正式な名前ではない
正式な名前は「Cboe Volatility Index」です(Cboe)。英語では「investor fear gauge(投資家の恐怖のものさし)」とも呼ばれます(野村證券)。
🔗 関連用語
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