失業率(しつぎょうりつ)Unemployment Rate
働いている人と、仕事を探している人を合わせた「労働力」のうち、仕事がなく探している人がどれくらいいるかを表す割合です。アメリカでは毎月の雇用統計で、雇用者数と並んで発表されます。
💡 3行でいうと
- 失業率は失業者を「労働力」で割った割合です。労働力は、働いている人と失業者を足したものです(米労働統計局)。
- アメリカで失業者に数えられるのは、仕事がなく、直近4週間に仕事を探し、すぐに働ける人です(米労働統計局)。
- 数字は約6万世帯への聞き取り調査から出します(米労働統計局)。日本では総務省の労働力調査が「完全失業率」を出しています。
🔎 たとえ話
休み時間にサッカーをしている校庭を思い浮かべてください。試合に出ている子と、「入れて」と手を挙げて待っている子がいます。
このとき、待っている子が、試合に出ている子と待っている子を合わせた人数の何割か、が失業率にあたります。
ベンチで本を読んでいる子は、そもそも試合に入ろうとしていないので数に入りません。待つのをあきらめてベンチに座った子が増えると、待っている子の割合は下がります。割合が下がっても、試合に出られた子が増えたとは限らないのです。
📊 ちいさな図解
※箱の大きさは実際の人数に比例していません。
⚠️ よくある勘違い
仕事をしていない人が、全員「失業者」なわけではありません
仕事がなくても、仕事を探していない人は「労働力に入らない人」に数えられ、失業率の計算には入りません(米労働統計局)。失業率が下がった月は、探すのをやめた人が増えていないかを労働参加率で確かめると、中身が見えてきます。
雇用者数と失業率は、同じ調査から出ているわけではありません
ニュースで「雇用者数◯万人増」と言われる数字は会社や政府機関(事業所)への調査、失業率は世帯への調査から出ています(米労働統計局)。調べている相手が違うので、同じ月に違う方向を指すこともあります。
「探していない人は失業者ではない」には例外があります
アメリカでは、一時的に解雇(レイオフ)され、元の職場に呼び戻される見込みの人は、仕事を探していなくても失業者に数えます(米労働統計局)。
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