前年同月比とは?物価ニュースの数字の読み方をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

前年同月比Year over Year(YoY)

今月の数字を、1年前の同じ月とくらべた伸び率。物価のニュースでいちばんよく出てくる読み方

💡 3行でいうと

  • 今月の数字を12か月前の同じ月とくらべた伸び率です。「物価が◯%上がった」の◯%はたいていこれです。
  • 1年まるごとの差なので、季節のクセが自動で打ち消されます(8月は電気代が高い、といったクセ)。
  • 弱点は1年前の水準に引っぱられること。今月が何も動かなくても、去年が安ければ数字は大きく出ます。

🗓 たとえ話

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身長をはかるとき、「先月より何センチ伸びた?」と聞かれても、1か月の差は小さくてよく分かりません。それより「去年の誕生日より何センチ伸びた?」のほうが、伸び方がはっきり見えます。前年同月比は、この「去年の誕生日とくらべる」やり方です。

そして大事なのは、この数字がくらべる相手しだいで変わることです。去年たまたま体調をくずして背が伸びなかった年だと、今年は普通に伸びただけでも「すごく伸びた」ように見えます。物価でもまったく同じことが起きます。1年前にガソリンが安かった月は、今年ふつうの値段でも「前年比で大きく上がった」と出ます。

だからニュースを読むときは、今月の数字(前月比)と去年とくらべた数字(前年同月比)の両方を見ると、どちらの事情で動いたのかが見分けられます。

📊 ちいさな図解

同じ「今月」でも、くらべる相手で数字は変わる 1年前が安かった年 去年 100 → 今年 105 +5.0% 1年前が高かった年 去年 104 → 今年 105 約+1% 今月の水準はどちらも同じ「105」です だから2つ並べて読む 前年同月比=1年の流れ / 前月比=今月そのものの動き

※数字はしくみを説明するための例です。前年同月比は「今年 ÷ 去年 − 1」で計算します。

⚠️ よくある勘違い

「前年比が下がった」=「値段が下がった」ではありません

前年同月比が+4%から+3%になっても、値段は去年より3%高いままです。下がったのは上がるスピードであって、値札ではありません。

前月比と前年同月比は、足し引きできません

前年同月比は、この12か月ぶんの値動きを全部ふくんだ数字だからです。今月の前月比を前年同月比から引いても、残り11か月の姿は出てきません。

数字が動いた理由が「今月」にあるとはかぎりません

1年前の月に大きな値上がりや値下がりがあると、今月が静かでも前年同月比は動きます。意外な数字が出たときは、1年前の月に何があったかを見ると腑に落ちることが多いです。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。