イールドカーブとは?国債の利回りを線でつなぐ見方をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

イールドカーブ(利回り曲線)Yield Curve

同じ国の国債を、期間の短い順に並べて利回りを線でつないだグラフ

💡 3行でいうと

  • 同じ国が出した国債でも、1年もの・2年もの・10年もの・30年もので利回りは違います。その「違い方」を1本の線にしたのがイールドカーブです。
  • ニュースの「長期金利が3%」は、この線の上の10年のところ1点だけを指しています。線全体のうち、いちばんよく取り上げられる1点です。
  • 見るところは水準だけではありません。線の形も大事です。全体が持ち上がったのか、10年だけ跳ねたのかで、市場が何を心配しているかが変わります。

🪜 たとえ話

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友だちにお金を貸すところを想像してください。「来週返す」と言われたら、たいして利息はいらないでしょう。でも「10年後に返す」「30年後に返す」と言われたら、どうでしょうか。その間に相手の事情が変わるかもしれないし、物価が上がってお金の値打ちが下がるかもしれない。長く貸すほど、その分の上乗せがほしくなります

国債も同じです。だから、はしごの段を上がるように、期間が長くなるほど利回りは高くなるのがふつうの形。このはしごを横から見た線がイールドカーブです。そして面白いのは、段の並び方が崩れるとき。全部の段がまとめて持ち上がるのか、真ん中あたりの段——ニュースでいう10年のところだけが跳ねるのか、それとも短い段が長い段を追い越してしまうのか——形が変わるときに、市場は何かを言おうとしています。

📊 ちいさな図解

期間の短い順に並べて、利回りを線でつなぐ 高い 低い 1年 2年 5年 10年 20年 30年 ← 期間(残りの年数)→ ニュースの「長期金利」はここ 右上がりがふつうの形。長く貸すほど上乗せが要るからです

※図は形を説明するためのイメージで、特定の日の実際の利回りではありません。線全体が上へ動くこともあれば、10年だけが跳ねて線の真ん中がふくらむこともあります。

⚠️ よくある勘違い

「長期金利が上がった」=すべての期間の金利が上がった、ではありません

ニュースが伝えるのは10年ものの1点です。同じ日に、2年ものは動いていないことも、30年もののほうが大きく動いていることもあります。線のどこが動いたのかは、10年の数字だけでは分かりません。

右下がりの形は、それ自体が不況ではありません

短い期間の利回りが長い期間を上回る形(逆イールド)は、景気後退の前触れとして読まれてきました。ただしそれは「そうなった過去が多い」という話で、いつ・どれくらいという答えを出してくれるわけではありません。

「金利が上がってうれしい」は、いま持っている人の話ではありません

利回りと価格は逆に動きます。あとから発行される国債のほうが高い利息をくれるなら、先に買った低い利息の国債は、その分だけ安くないと売れないからです。得をするのは、これから買う人のほうです

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。