実質金利とは?“物価を引いたあとの金利”をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

実質金利(じっしつきんり)Real Interest Rate

銀行などで見かける金利(名目金利)から、物価の上昇分(インフレ率)を差し引いた「実際の金利」

💡 3行でいうと

  • 見かけの金利(名目金利)から物価の上昇分(インフレ率)を差し引いた「実際の金利」のことです。
  • 式は実質金利 = 名目金利 − インフレ率。物価が動くと、見かけの金利が同じでも実質は変わります。
  • 金利が高くても物価がそれ以上に上がれば、お金の“買う力”は目減り(実質マイナス)することもあります。

🔍 たとえ話

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銀行の金利が「2%」と聞くと、なんだかお得な気がします。でも、その1年で物価が4%上がっていたら、どうでしょう。100万円は利息で102万円になっても、去年102万円で買えた同じ買い物に104万円必要になっている。つまり、数字は増えたのに“買う力”はむしろ減っている、ということが起きます。この“買う力”で見た本当の金利が、実質金利です。名目金利(見かけの2%)から物価の上昇分(4%)を引くと、実質金利は2%−4%=マイナス2%。増えたつもりが、実は目減りしていた、というわけです。

2026年7月のいまは、「金利はあるけれど、物価も高い」という局面です。日本の長期金利は約30年ぶりの高さになりましたが、物価もなかなか下がりきりません。だから中央銀行は、名目の金利だけでなく、物価がどれだけ落ち着くか(=実質金利がちゃんとプラスに戻るか)を気にしています。米国のCPI(消費者物価指数)のような物価の数字が大きく注目されるのも、それが実質金利を左右するからです。

📊 ちいさな図解

「名目金利」と「実質金利」はどう違う? 名目金利(見かけ) 銀行などで見る数字例:2%物価を引く前 実質金利(実際) 物価を引いたあと例:2%−4%=−2%“買う力”で見る

※物価がやわらぐと実質金利は上がり、物価が高いと実質金利は下がります。中央銀行が物価を気にする理由のひとつです。

⚠️ よくある勘違い

金利が高い=得、ではない

名目の金利が高くても、物価がそれ以上に上がっていれば、実質では損をしていることがあります。金利は物価とセットで見るのが大切です。

実質金利は“見えない”

銀行の店頭に「実質金利」は貼り出されていません。名目の金利から、自分で物価の上昇分を引いて考える必要があります。

マイナスになることもある

物価の上昇が金利を上回ると、実質金利はマイナスに。現金でただ置いておくと、じわじわ目減りしている状態です。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。