新規失業保険申請件数(しんきしつぎょうほけんしんせいけんすう)Initial Jobless Claims
アメリカで、その週に新しく失業給付を申し込んだ人の数。毎週木曜日に発表されます
💡 3行でいうと
- アメリカで、その週に新しく失業給付を申し込んだ人の数です。米労働省が毎週木曜日の米東部時間 午前8時30分に発表します。
- 雇用統計が月に1回なのに対して、こちらは週に1回。雇用の変化がいちばん早く出てくる数字として見られています。
- 同じ発表の中には「継続受給者数」も並びます。新しく申請した人と、給付を受け続けている人は、まったく別の数字です。
📮 たとえ話
学校の保健室に、その週に来た生徒の数を書く帳面があるとします。1週だけ見ても「あの週は体育祭があったから多いね」で終わってしまいますが、毎週つけていると、ある時期から急に増えたことに気づけます。新規失業保険申請件数は、これの全国版です。仕事を失った人が給付を受けるには、まず申請という手続きが要ります。だからこの数は、今週、新しく職を失った人がどれくらい出たかのおおよその目安になります。
月に1回の雇用統計が学期末の成績表だとすると、こちらは毎週の保健室の帳面です。細かく上下しますが、そのぶん変化に早く気づけます。ただし1週だけを取り出して騒ぐのは、体育祭のあった週の帳面だけを見て「この学校は具合の悪い子が多い」と言うようなもの。だから発表では4週間の平均も一緒に出ます。並べて見るのは、そちらのほうです。
📊 ちいさな図解
※どちらもアメリカの数字です。日本にも雇用保険の統計はありますが、週ごとに発表される仕組みではありません。
⚠️ よくある勘違い
「失業している人の数」ではありません
数えているのは、その週に新しく申請した人だけです。すでに給付を受け続けている人は入っていません。そちらは「継続受給者数」という別の数字で、同じ週次の発表に一緒に載ります。ただし集計の対象になっている週が1週間ずれています。新規申請が「先週」の数字なのに対して、継続受給者数は「その前の週」の数字です。米労働省の発表を実際に開くと、この2つが上下に並んで書かれています。
1週間の増減だけで判断しません
祝日や大雪、工場の一時的な停止などで、週ごとの数字は大きく跳ねます。発表では4週間の移動平均が一緒に出ますので、流れを見るときはそちらを使います。1週だけの上下をニュースが大きく伝えることがありますが、その週に何があったかを先に確かめたいところです。
少なければ良い、とだけは言えません
申請が少ないのは、職を失う人が少ないという意味です。ただし雇用が強すぎると受け取られると、中央銀行が金利を上げる方向に傾くこともあります。「良い数字だから株が上がる」とは限らない、というのは経済指標ぜんぶに言えることです。
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