改定値とは?発表された統計があとから書き換わる理由をやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

改定値Revision

いちど発表された統計の数字が、あとから調べ直されて書き換えられたもの

💡 3行でいうと

  • いちど発表された統計の数字が、あとから調べ直されて書き換えられたものです。
  • 速報は締め切りまでに集まった回答だけで計算するので、あとから回答が届くと数字が動きます。
  • 上にも下にも動きます。しかも1回では終わらず、年に一度は桁違いに大きく直ることもあります。

✏️ たとえ話

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クラスの出欠を、朝のホームルームで数える場面を思い浮かべてみます。「今日は3人休み」と黒板に書いた。ところがそのあと、遅刻して来た子がいて、保健室にいた子の連絡も届いた。お昼には「休みは1人でした」に直る——先生が数え間違えたわけではありません。朝の時点では、それが正しい数字でした。統計の改定は、これとほとんど同じことをしています。

アメリカの雇用統計も同じで、締め切りまでに返事をくれた会社の分だけで先に発表し、あとから届いた分を足して直します。2026年4月分は、5月8日の初回発表で「+11.5万人」。それが6月5日に「+17.9万人」へ上に直り、7月2日には「+14.8万人」へ下に直りました。同じ月の数字が、両方の向きに動いています。5月分も初回の「+17.2万人」が「+12.9万人」へ下がり、7月2日の発表では4月と5月を合わせて7.4万人ぶん下に直っています。

そして年に一度、過去の分をまとめて洗い替える日があります。2026年3月の発表では、2025年12月時点の雇用者数がおよそ109万人ぶん少なく直りました。一晩で百万人単位です。速報の数字に一喜一憂しても、あとで景色が変わることがある——そう思っておくと、少し気が楽になります。

📊 ちいさな図解

同じ月の数字が、上にも下にも動く 2026年4月分 5/8 最初の発表 +11.5万人 6/5 +17.9万人(上に) 7/2 +14.8万人(下に) 2026年5月分 6/5 最初の発表 +17.2万人 7/2 +12.9万人(下に) 下にだけ動いた月 7/2の発表では、4月と5月を合わせて7.4万人ぶん下に直った 年に一度の「ベンチマーク改定」はもっと大きい 2025年12月時点の雇用者数が、一晩でおよそ109万人ぶん少なく直された 速報は「まだ動く数字」。しかも1回では終わらない

※数字は米労働省の雇用統計(非農業部門雇用者数)。セントルイス連銀のALFREDで、各時点の公表値をさかのぼって比較したものです。改定の幅は月によって違い、ここに挙げたのは一例です。

⚠️ よくある勘違い

「最初の数字が間違っていた」わけではありません

速報はその時点で集まっていた情報にもとづく正しい計算です。あとから材料が増えたので、より確からしい数字に直している——という順番です。

改定はいつも下方向、ではありません

「あとから下に直される」という印象を持たれがちですが、上に直る月もあります。2026年4月分は、いちど上に直ってから下に直りました。方向を決めつけると、逆に振られたときに戸惑うことになります。

速報に反応した相場は、改定では戻らないことがあります

数字は直っても、その速報で動いた相場がきれいに巻き戻るとはかぎりません。数字の正しさと、相場が動いた事実は別です。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。