「家計簿をつけても、三日坊主になる…」
「何にいくら使ってるのか分からないまま、毎月が終わる」
そんなふうに悩んでいた私ですが、ちょっとした行動の積み重ねで月3万円以上のムダを減らせるようになりました。
本記事では、ズボラでも続けられる家計管理のコツを、リアルな体験談とともに紹介します。
お金が貯まらないと悩んでいる方は、まず1つでも取り入れてみてください。
「管理=ガマン」ではなく、「管理=安心感」になるかもしれません。
1. 家計管理の第一歩は「お金の見える化」から
家計管理を始めたいと思っても、「そもそも何にお金を使ってるか分からない…」という方は少なくありません。
そんな方こそ、最初にやるべきことは“お金の流れを見える化する”ことです。
なぜ見える化が必要なのか?
たとえば、あなたが「毎月お金が足りない」と感じていても、その理由が分からなければ対策のしようがありません。
ですが、支出をざっくりでも把握するだけで、「あ、外食が意外と多いな」「サブスクが多すぎかも」といった**“ムダの気づき”が必ず出てきます**。
これはまさに「お金の健康診断」。
まずは現状を知ることが、家計改善の第一歩です。
家計簿アプリ or ノート、どっちがいい?
「家計簿」と聞くと、「毎日細かく書かないといけない」と思いがちですが、続けやすい方法を選ぶのが正解です。
方法 | 向いている人 |
---|---|
家計簿アプリ | スマホをよく使う人、自動で仕分けしたい人 |
ノート式 | 手書きが好きな人、シンプルにまとめたい人 |
たとえば、私の場合はマネーフォワードMEというアプリを使っています。銀行口座やクレカを連携すると、自動で支出が分類されるので、「今日は何も入力してないけど全体は見えてる」というラクさがあります。
【実例】コンビニの出費が毎月3万円もかかっていた話
家計簿アプリで支出を“見える化”してみたところ、
なんとコンビニだけで約3万円も使っていたことに気づいて驚きました。
というのも私は営業職で、ほぼ毎日コンビニに立ち寄る生活。
コーヒーを1日2回(1回300円前後)買うのが習慣になっていて、
👉 300円 × 2回 × 20営業日 = 月12,000円
さらに、ついでに買うおにぎり・パン・スイーツ・日用品などが重なると、気づけば月3万円近くに。
日々の“ちょこちょこ出費”って、意識しないと本当に積み重なっていくんですね。
家計簿をつけていなかったら、ずっと気づかないままだったと思います。
お金の見える化は、ムダ遣いに気づくための第一歩だと実感しました。
固定費の見直しだけで、毎月の支出がラクになる
節約というと「外食を減らす」「買い物を我慢する」といった変動費ばかりに目が向きがちですが、実は一番最初に見直すべきなのは固定費です。
なぜなら、固定費は一度見直せば、その後ずっと節約効果が続くからです。
言わば「節約の即効薬」。ストレスをかけずに支出を減らすチャンスです。
固定費って何?
毎月必ずかかる支出のことを「固定費」といいます。主な例はこちら:
- 家賃・住宅ローン
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- 保険料(生命保険・医療保険など)
- サブスクリプション(動画・音楽・ジムなど)
これらは**生活習慣に組み込まれているぶん、“気づかないうちにムダが多くなりがち”**です。
【実例】格安SIMに変えて、月6,000円以上カットできた話
私がまず手をつけたのはスマホ代でした。
以前は大手キャリアで月8,000円近く払っていたのですが、
思い切って格安SIM(日本通信SIM)に変更したところ…
📱 月額:約6,700円にダウン!
📉 毎月 6,000円以上の節約に!
手続きは思ったより簡単で、通話や通信にも特に不便なし。
しかも、この節約が**毎月自動で発生する“固定リターン”**になっています。
他にも見直したい固定費リスト
項目 | 見直しのヒント |
---|---|
サブスク(月額課金) | 使っていないサービスを解約(動画、音楽、英語アプリなど) |
保険料 | 過剰な保障内容になっていないか確認する |
ネット回線 | 契約プランを見直して、キャンペーン割引に切り替え |
「変えられる固定費」から見直してみよう
固定費の中でも、住居費のように簡単には変えられないものもあります。
だからこそ、まずは「スマホ」「保険」「サブスク」など手軽に見直せるものからスタートするのがコツです。
「こんなに簡単に支出が減るなんて!」と驚くかもしれません。
先取り貯金で“残ったら貯める”から卒業
「余ったら貯金しよう」と思っていても、実際はほとんど残らない…。
これ、実は多くの人がやってしまっている**“逆順の貯金スタイル”**です。
でも、逆なんです。
お金は「使った残りを貯める」のではなく、「貯めた残りで生活する」が正解。
これを実現するのが「先取り貯金」です。
先取り貯金ってどうやるの?
毎月の給料が入ったら、最初に一定額を自動的に別口座へ移すだけ。
たとえば…
- 給料日に自動で1万円を貯金用口座に移す
- NISAなど投資信託に自動積立設定をしておく
- 給与振込口座を2つに分けるのもアリ
こうしてしまえば、もう**“なかったもの”として生活費をやりくり**できます。
【実例】毎月1万円を自動で積立、気づけば年間12万円に!
私は実際、給与口座から別のネット銀行に毎月1万円を自動振替するように設定しています。
最初は「1万円減った状態でやっていけるかな…」と不安もありましたが、実際は不思議と何とかなるんですよね。
しかも気づけば1年で12万円の貯金ができていたという現実!
何となくお金を残せずにいた頃と比べると、「貯金できてる自分」にちょっと自信もつきました。
ポイントは“自動化”と“触れない口座”
先取り貯金を続けるコツはこの2つです:
- 自動化すること(面倒を減らす)
- 普段使わない口座に貯めること(引き出さない)
たとえば、楽天銀行・住信SBIネット銀行などは、他の口座と連携しやすく、定額自動振替も便利です。
先取り貯金は「心の余裕」を生む
お金が貯まっていく実感があると、ちょっと安心します。
無理せずコツコツ積み上がる先取り貯金は、将来の不安を減らしてくれる“お守り”のような存在です。
使っていいお金を決める「週予算ルール」が便利
家計管理がうまくいかない原因のひとつが、「どこまで使っていいのか分からない」ことです。
月末に通帳やアプリを見て「なんか使いすぎてる…」と焦るのはよくある話。
そこでおすすめなのが、**1週間ごとに使えるお金の上限を決める「週予算ルール」**です。
なぜ月ではなく「週単位」が良いの?
月単位の予算は、管理がゆるくなりがちです。
「あとで調整すればいいか」が積み重なって、月末に帳尻が合わなくなるパターンも多いですよね。
その点、週ごとの予算にすると…
- 支出のペースを把握しやすい
- 使いすぎた週は、次週で調整しやすい
- リセットのタイミングが早く、モチベも保ちやすい
つまり、「こまめにコントロールできるから、結果的に長く続けやすい」んです。
週の後半になると「あと3,000円しかないな…今日はやめとこ」と自然とブレーキがかかるようになりました。
しかも不思議なことに、我慢してる感覚はあまりなくて、「使える範囲で楽しむ」という意識に変わったんです。
おすすめの週予算設定方法
- 自由に使えるお金(月)をざっくり算出(例:月4万円)
- それを4で割って週ごとの予算に(例:週1万円)
- 封筒管理・PayPay・別財布などで分けると感覚がつかみやすい
「現金で分ける」「サブ財布を使う」など、自分に合った方法でOKです。
お金を“楽しくコントロールする”感覚を
週予算ルールは、「お金を使う=悪いこと」という意識をなくし、使うことにもメリハリを持てる習慣です。
我慢だけの節約は長続きしません。
使っていいお金を明確にすることで、心の余裕も生まれます。
ごほうび費はムダじゃない!心の満足も大切に
節約や家計管理を頑張っていると、だんだん「これはムダだからやめよう」「無駄遣いは悪だ」と思ってしまうことがあります。
でも実は、お金は“心を満たすため”に使うことも大事なんです。
たとえそれが一見ムダに見える出費でも、自分にとって「幸せな時間」になるなら、それは意味のある支出=価値あるお金の使い方です。
ごほうび費”をあらかじめ予算化しよう
「ごほうび費」とは、自分を癒す・楽しませるために使うお金のこと。
- 月数回の外食や飲み会
- サウナ、マッサージ、美容室などのリフレッシュ
- 好きなマンガ・映画・音楽
- 推し活、趣味、ドライブ
こういった出費は、完全にゼロにするよりも、最初から予算に入れておく方が健全です。
【実例】月1回の焼肉が“節約継続”のごほうびに
私の場合、月に1度だけ「ちょっといい焼肉屋」に行くのが習慣になっています。
仕事を頑張ったごほうび、節約を継続できたごほうびとして、食事を楽しみます。
これがあるから、「また来月の焼肉のためにがんばろう」って思えるんです。
節約は、“報酬”がないと続きません。
メリハリある支出こそ、家計管理を長く続けるコツだと感じています。
節約=我慢ではない。上手に楽しむ支出を
ムダを削ることと、人生を楽しむお金をゼロにすることは別物です。
自分にとっての“満足度が高いお金の使い方”を把握して、
削るところは削る、楽しむところはしっかり楽しむ。
それが、ストレスなくお金を管理する最大のポイントです。
月1の振り返りが家計力を育てる
家計管理を始めると、どうしても「完璧にやらなきゃ」と思ってしまいがちです。
でも実際は、うまくいかない月があって当たり前。
だからこそ大切なのが、**月1回の“振り返りタイム”**です。
家計管理は“反省”じゃなく“気づき”が目的
振り返り=反省会ではありません。
目的は、「何がよかったか?」「何が思ったより出費だったか?」を確認すること。
たとえば…
- 食費は目標よりオーバーしたけど、コンビニは減らせた
- 趣味に使いすぎたけど、ストレス解消になった
- 特別なイベント(旅行や帰省)があったから来月は抑えよう
こうした振り返りを責めるのではなく“次への改善”として考えることがポイントです。
【実例】「想定外の出費」に気づいて対策できた話
ある月、予定していなかったドラム式洗濯機の買い替えで(ある日突然洗壊れる😓)数十万円の出費がありました。
それを振り返りで記録したことで、「来月からは“急な出費用”として毎月1,0000円を積み立てよう」と決めました。
このように、振り返りは「未来の出費への備え」にもつながります。
家計管理に“学び”が生まれる瞬間です。
振り返りのやり方はシンプルでOK
やり方はとても簡単でOKです。
- 支出の内訳をざっくりチェック
- 予算と比べてどうだったかを見る
- 良かった点・改善点を1つずつ書く
- 来月への目標や修正点を決める
アプリを使っていれば、月ごとのレポート画面を見るだけでも十分。
ノート派の人は、手書きで「〇」「△」「×」をつけるだけでもOKです。
振り返りは“続けるためのコツ”を教えてくれる
家計管理は、**「試して、調整して、またやってみる」**の繰り返し。
完璧じゃなくていい。
でも、毎月ほんの5分でも見直す時間を作るだけで、お金への意識が大きく変わります。
振り返りこそ、家計力を少しずつ育てていく“練習”なのです。
お金を整えると、暮らしが変わる
家計管理と聞くと、どこか「面倒」「ストイック」「我慢」というイメージがあるかもしれません。
ですが実際にやってみると、お金の流れをつかむことで気持ちが軽くなるという変化を感じられます。
「使っていい」「備えてある」ことの安心感
毎月の支出が把握できるようになると、
- 今月はいくらまで使えるかが分かる
- 急な出費にも慌てなくなる
- 貯金や投資が“無理のない習慣”になる
といったように、お金に振り回される感覚がなくなります。
つまり、家計を整えることは「人生に余裕をつくる」ことでもあるんです。
【実感】お金への不安が減ると、心にゆとりができた
私は以前、毎月の支出がバラバラで、給料日前はいつも不安になっていました。
でも今では、先取り貯金や週予算などのルールを取り入れたことで、“お金に追われる感じ”がだいぶ減りました。
結果として、仕事や趣味にも余裕を持って取り組めるようになり、暮らしそのものの満足度も上がったと感じています。
今日からできる一歩を踏み出そう
いきなり完璧を目指さなくても大丈夫。
まずは「1週間の支出をメモしてみる」「スマホ代を見直してみる」といった小さな行動でOKです。
続けるうちに、きっとあなたなりの「ちょうどいい家計管理」が見つかるはず。
💬 家計管理は、お金と心の両方を整える習慣。
自分のペースで、一歩ずつ始めてみませんか?
✨おわりに:家計を整えることは、自分を大切にすること
家計管理は、決して「節約のためだけ」のものではありません。
お金の流れを見つめ、必要なもの・不要なものを見極めることは、
自分の暮らしや価値観と向き合う時間でもあります。
最初はうまくいかなくても大丈夫。
今回ご紹介したコツの中から、できそうなことを一つでも今日から始めてみてください。
お金との付き合い方が変わると、きっと心と暮らしにも変化が生まれます。
あなたの毎日が、より安心で満たされたものになりますように。
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