輸出数量指数とは?貿易統計の「金額」と「数量」のちがいをやさしく図解

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ECONOMIC TERMS DICTIONARY

輸出数量指数Export Volume Index

財務省が貿易統計で公表している貿易指数の1つで、輸出したモノの「量」の動きを表します。金額の指数を価格の指数で割って求めます(日本銀行)。

💡 3行でいうと

  • 輸出の「金額」から「値段」の動きを取りのぞいた、量の動きです。
  • 財務省は、金額指数・価格指数・数量指数の3つを1組で出しています(税関)。
  • 円安や値上げで金額がふくらんでいるときほど、量が本当に増えたかを確かめるのに役立ちます。

🍎 たとえ話

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りんご農家さんが、去年は1箱2,000円で100箱を出荷し、売上は20万円でした。今年は1箱2,300円で102箱を出荷して、売上は23万4,600円です。

売上は17.3%増えましたが、出荷した箱の数は2%しか増えていません。伸びのほとんどは、1箱の値段が上がった分です。

輸出数量指数は、この「箱の数」のほうを見る物差しです。

📊 ちいさな図解

金額 = 数量 × 価格(指数の関係) 金額指数÷価格指数=数量指数 2026年9月の輸出(前の年の同じ月とくらべた伸び) 金額+16.7%財務省 値段(割り戻した値)+14.5%このページの計算 数量指数+1.9%財務省 値段の伸びは 1.167÷1.019≒1.145 から求めた目安です

※2026年9月は、輸出の金額が16.7%増えたのに対し、数量指数は1.9%増でした(財務省)。金額の伸びを数量の伸びで割り戻すと、値段は約14.5%上がった計算です(このページの計算)。

🧭 どうやって読む?

金額の伸びと並べる

数量指数は、金額の伸びが量によるものか、値段によるものかを見分けるときに使います。2026年9月は金額+16.7%に対して数量+1.9%で、伸びの大半は値段の側でした。この月、税関が使った為替レートは1ドル157円43銭で、前の年より6.7%の円安でした(財務省)。

輸入の数量指数もいっしょに見る

同じ9月の輸入数量指数は1.6%の減少でした(財務省)。輸入の金額は18.9%増えているのに量は減っているので、輸入では金額の伸びはすべて値段の上がった分から来ていたことがわかります。

⚠️ よくある勘違い

「輸出が増えた」は、ふつう金額の話

貿易統計のニュースで最初に出てくる「輸出◯%増」は、円で数えた金額の伸びです。量が同じでも、円安や値上げで金額は増えます。

指数の「105.9」は、前の年より5.9%多いという意味ではありません

品物の量はそのまま足せないので、基準の年を100として指数にしています(税関)。2026年9月の輸出数量指数105.9は基準の年とくらべた水準で、前の年の9月とくらべた伸びは1.9%です(財務省)。

日本銀行の「実質輸出」とは別の数字

日本銀行も輸出の量を表す「実質輸出」を出していますが、値段の割り戻し方の性質が違うため、輸出数量指数とは違う動きを示す場合があります(日本銀行)。

※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。