貿易収支(ぼうえきしゅうし)Trade Balance
外国にモノを売った金額(輸出)から、外国からモノを買った金額(輸入)を引いた差のこと。プラスなら貿易黒字、マイナスなら貿易赤字です
💡 3行でいうと
- 外国にモノを売った金額(輸出)から、外国からモノを買った金額(輸入)を引いた差のことです。
- 輸出のほうが多ければ貿易黒字、輸入のほうが多ければ貿易赤字。日本では財務省が毎月「貿易統計」で発表しています。
- 赤字=国が損をした、ではありません。原油などの値段や為替が動くだけでも、金額は大きく変わります。
🚢 たとえ話
商店街の八百屋さんを思い浮かべてください。お客さんに野菜を売って入ってくるお金が「輸出」、市場で野菜を仕入れて出ていくお金が「輸入」。この2つの差が、貿易収支にあたります。
ある月、市場の仕入れ値がぐっと上がったとします。仕入れる量は先月と同じなのに、出ていくお金は増えました。売り値はすぐには上げられないので、差し引きはマイナスに傾きます。お店の人がサボったわけでも、野菜が売れなくなったわけでもありません。
日本は原油や天然ガスの多くを外国から買っているので、こうした値段が上がると輸入の金額がふくらみやすくなります。「貿易赤字」という見出しも、売った量が減ったのか、買う値段が上がったのかで、中身が違います。
📊 ちいさな図解
※棒の長さはイメージです。実際の統計の値ではありません。
⚠️ よくある勘違い
貿易赤字は「国が損をした」という意味ではありません
輸入したモノは、国内で暮らしや仕事に使われています。赤字は、売った金額より買った金額が多かったという差を示しているだけです。
金額が増えた=たくさん売れた、とは限りません
貿易収支は金額の統計です。値段が上がったり円安になったりすると、運んだ量が同じでも金額は大きくなります。
貿易収支と経常収支は別のものです
経常収支には、モノの売り買いのほかに、旅行などのサービスの取引や、海外との利子・配当のやりとりなども含まれます。貿易収支が赤字でも、経常収支が黒字ということはありえます。
※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
