権利落ち(けんりおち)Ex-rights / Ex-dividend
配当や株主優待をもらう権利が、株から外れることです。外れた日を「権利落ち日」といい、その日の株価は配当の分だけ下がりやすくなります。3月末や9月末の前後に、ニュースによく出てきます。
💡 3行でいうと
- 配当や株主優待は、会社が決めた「権利確定日」に株主名簿に載っている人がもらえます。
- 株は買ってから名簿に載るまで日数がかかるので、間に合うのは権利確定日の2営業日前まで。この最後の日を「権利付き最終売買日」、その翌営業日を「権利落ち日」といいます。
- 権利落ち日に買っても、今回の配当はもらえません。そのぶん、株価は配当の額くらい下がって始まりやすいのが特徴です。
🎟 たとえ話
「おまけの引換券つき」で売られている品物を想像してください。締め切りの日を過ぎると、同じ品物でも引換券はもう付いてきません。
引換券つきのときは、そのぶん少し高く売れます。締め切りを過ぎた翌日からは、引換券のぶんだけ値段が下がっても不思議ではありません。品物そのものの価値が落ちたわけではなく、付いていたおまけが外れただけです。
株の権利落ちも同じです。締め切りを過ぎた株には今回の配当が付いてこないので、配当の分だけ安く売り買いされやすくなります。
📊 ちいさな図解
※しくみを簡単にした図です。実際の株価は配当の額どおりに下がるとは限らず、その日の相場全体の動きでも変わります。権利確定日は会社ごとに決まっています。
📰 ニュースでどう使われた?
2026/09/28の記事で登場9月末の中間配当の権利付き最終売買日にあたる週の予定を紹介した記事で、翌日の権利落ち日に日経平均が配当の分だけ下がって見えやすい、という話のなかで登場しました →
⚠️ よくある勘違い
権利確定日に買えば間に合う、ではありません
名簿に載るまで日数がかかるので、買うのは権利確定日の2営業日前(権利付き最終売買日)までです。土日や祝日をはさむと、カレンダーの日付ではさらに前になります。
権利落ち日に売ると配当がもらえない、ではありません
権利付き最終売買日の取引が終わるまで持っていれば、今回の配当や優待を受け取る側に入ります。権利落ち日の朝に売っても、今回の配当や優待は受け取れます。
権利落ちの値下がりは、そのまま損ではありません
下がった分のかわりに、あとで配当を受け取る権利を持っています。日経平均も、この日は配当の分だけ下がって見えやすくなるので、「大きく下げた」と見出しになっても中身を確かめると落ち着いて読めます。
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