中銀預金金利Deposit Facility Rate
ユーロ圏の銀行が、余ったお金をECB(欧州中央銀行)に一晩あずけたときにつく金利。ECBの3つの政策金利のひとつ
💡 3行でいうと
- ユーロ圏の銀行が、手元で余ったお金をECBに一晩あずけたときにつく金利です。
- ECBには政策金利が3つあり、ECBは金融政策のかじをこの金利で取ると説明しています(2024年3月の発表)。
- これが上がると、銀行はお金を貸すときも高い金利を求めやすくなります。
🐷 たとえ話
町に「ぜったいに安全な貯金箱」があると想像してください。お金が余ったお店は、夜のあいだそこに入れておくだけで利息がもらえます。その利息が上がったら、わざわざ安い利息で誰かに貸す気にはなりにくいですよね。貸すなら、せめて貯金箱より高い利息がほしくなります。
ECBの中銀預金金利は、この「貯金箱の利息」にあたります。ユーロ圏の銀行にとって、ECBにあずけるのはいちばん安全な置き場所です。ここの金利を上げ下げすると、銀行どうしの貸し借りや、会社や家計への貸し出しの金利も、つられて動きやすくなります。
2026年9月10日、ECBはこの金利を2.25%から2.50%に引き上げると決めました(9月16日から)。6月に続く今年2回目の利上げで、2.50%は2025年4月以来の水準です。
📊 ちいさな図解
※数字はECBが2026年9月10日に発表した、9月16日から適用する水準です。今回は3つの金利がそろって0.25%ずつ上がることになりました。
⚠️ よくある勘違い
「ECBの政策金利」は1つではありません
ECBには3つの政策金利があり、数字はそれぞれ違います。ニュースで「◯%」と出たら、どの金利の話かを見ると混乱しません。
利上げしても、すぐに物価の上がり方がおさまるわけではありません
利上げがねらうのは、物価を下げることではなく、上がり方をゆるやかにすることです。その効き目が貸し出しや物価に広がるまでには時間がかかります。
日銀とは「目標にする金利」がちがいます
日銀が目標にしているのは、銀行どうしが一晩だけお金を貸し借りするときの金利(無担保コールレート翌日物)です。どちらも「政策金利」と呼ばれますが、形がちがいます。
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