債券価格と利回り(さいけんかかくとりまわり)Bond Price and Yield
国債などの債券は、値段が下がると利回りが上がり、値段が上がると利回りが下がります。「長期金利が上がった」は、10年国債が売られて値段が下がった、という意味です
💡 3行でいうと
- 国債などの債券は、お金の貸し借りの証書です。満期に返ってくる額と途中でもらえる利息が、最初から決まっています。
- 決まった額が返ってくるので、安く買えた人ほど、もうけの割合(利回り)が高くなります。値段と利回りは、シーソーのように逆に動きます。
- ニュースの「長期金利が上がった」は、10年国債が売られて値段が下がった、という意味です。
🛝 たとえ話
1年後に、必ず101万円と交換してもらえる引換券があるとします。これを100万円で買えば、1年で1万円のもうけ。割合にすると1%です。
ところが、この引換券を手放したい人が増えて、99万円でしか売れなくなりました。99万円で買った人は、1年後に101万円を受け取るので、もうけは2万円。割合は約2%に上がります。
引換券そのものの中身は何も変わっていません。変わったのは値段だけです。値段が下がった分、あとから買う人の利回りが上がる。債券の値段と利回りの関係は、これだけです。
📊 ちいさな図解
※数字は説明のための例です。実際の債券には、途中で受け取る利息や残りの期間があり、利回りの計算はもう少し複雑です。
⚠️ よくある勘違い
「利回りが上がった=国債が人気」ではありません
利回りが上がったとき、その国債の値段は下がっています。多くは売る人が増えたためです。人気が出て買われているときは、値段が上がり、利回りは下がります。
すでに持っている国債の利息が増えるわけではありません
多くの国債の利息は、発行したときに決まっています。市場の利回りが上がって動くのは、その国債を途中で売り買いするときの値段です(個人向け国債の「変動10年」のように、半年ごとに利息が見直されるものもあります)。
値段が下がっても、満期まで持てば額面(最初に決まっている返済額)どおり返ってきます
発行した国が約束どおり返すことが前提ですが、途中の値下がりが損になるのは、満期の前に売ったときです。
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