以前の僕は、「会社に選ばれたんだから頑張らないと」と思っていました。
評価されるために上司に気を遣い、残業もこなし、仕事を断れない。
でも、あるとき気づいたんです。
「いや…自分が“働いてあげてる”って考えてもいいんじゃないか?」
もちろん誠実に仕事をすることは大事です。
でも、会社にすがりつくのではなく、自分で選べる働き方を意識した途端、
心がものすごくラクになりました。
今回は、「会社に依存しすぎない」という意識の切り替えがくれた自由と変化についてお話しします。
1. かつては「選ばれる側」として必死だった
僕は昔、「会社に迷惑をかけてはいけない」「役に立たなきゃ」と、ずっと自分を追い込んでいました。
上司の機嫌を伺ったり、急な残業を断れなかったり。
体調が悪くても「これ以上休んだら評価が下がるかも…」と無理して出社することも。
そうやって、「会社に選ばれたこと」に感謝しながらも、
その感謝がいつの間にか“依存”に変わっていたんだと思います。
2. 自信がなかったから、“媚びるような働き方”になっていた
今思えば、あの頃は自分に自信がなかったんです。
スキルもなく、副収入もなく、「この会社を辞めたら、自分には何もない」と思っていました。
だから、「上司に嫌われたら終わり」「評価が下がったら居場所がなくなる」とビクビクしていた。
こうして、必要以上に自分を押し殺し、何でも「はい」と引き受けてしまう働き方になっていたんだと思います。
3. 働き方を自分で選べるようになった理由
そんな僕の考え方が大きく変わったきっかけは、副収入を得られるようになったことでした。
最初は小さなブログ収益や配当金。でもそれが、
「この会社だけが自分のすべてじゃない」
と思える、精神的な余裕を生んでくれました。
そこから、少しずつ自分の希望を伝えられるようになり、
「それはできません」「残業できない日は事前に伝える」など、無理しすぎない働き方ができるように。
会社にすがらなくなった途端、心がスッと軽くなったんです。
4. 選ぶ側になると、人間関係もうまく回る
不思議なもので、自分が「会社に選ばれてる側」だと思っていたときよりも、
「自分にも選ぶ権利がある」と思えるようになってからのほうが、人間関係もうまくいくようになりました。
上司にも対等に接することができるし、同僚に流されずに自分の意見を言える。
その結果、「信頼される人」だと感じてもらえる場面が増えたように思います。
自分を守れる人は、他人にも誠実でいられる。
そんな当たり前のことに、ようやく気づけたのかもしれません。
5. 自分の人生は、自分で選んでいい
会社は、人生の一部。
でも、それがすべてではありません。
誰かに「選ばれる」ことばかりを意識していると、
「自分で選ぶ」という感覚を忘れてしまいます。
今の僕は、こう思っています。
「会社に貢献はしてるけど、こちらも“働いてあげてる”くらいの気持ちでちょうどいい」
相手と対等な関係を築くという意味で、そういう意識も必要だと思うんです。
6. まとめ:会社にしがみつかない生き方が、自分をラクにしてくれる
会社に対して誠実であることと、
会社に“依存”することは、まったく違います。
評価されるために無理をするよりも、
自分の価値観やペースを大事にして、選ぶ側の意識を持つこと。
それだけで、働き方がぐっとラクになります。
「働いてあげてる」くらいのマインドを持つこと。
それが、健全な距離感で働くための第一歩なのかもしれません。
コメント