「もっと評価してほしい」
「ちゃんと頑張っているのに、なんで認めてもらえないんだろう」
働いていると、そんな気持ちになることってありますよね。
僕自身、何度もそう思ったことがあります。
でもあるとき、自分の心に問いかけてみたんです。
「そもそも、自分はどれだけ“会社に貢献”できているんだろう?」
それは、自分の働き方を見直すきっかけになりました。
今回は、「まずは貢献する」という考え方がなぜ大切なのか、僕の経験も交えてお伝えします。
1. 評価より先に大切なのは、「貢献する」という姿勢
会社に勤めていれば、「もっと給料を上げてほしい」「ちゃんと評価してほしい」と思うのは当然のことだと思います。
でもその気持ちを持つ前に、僕は一度、自分に問いかけてみることにしています。
「自分は、会社にとってどんな価値を提供できているんだろう?」
というのも、まだ何も実績を出していないうちから待遇面ばかりを気にしてしまうと、会社側からすれば「ちょっとズレてるな」と思われる可能性があるからです。
信頼関係ができていない段階で条件交渉をすると、場合によってはマイナスに働くこともあります。
「まずは貢献する」──これは、会社員としての基本姿勢だと僕は思っています。
2. 「信頼されること」が、評価の第一歩
評価というのは、ある日突然ポンともらえるものではありません。
小さな信頼を積み上げた先に、ようやくついてくる“後払いのごほうび”のようなものです。
信頼を積み重ねるって、特別なスキルが必要なわけじゃありません。
・報連相をしっかりする
・納期を守る
・ちょっとしたミスを素直に認める
・他部署との連携で丁寧な対応をする
こういった日々の行動が、「あの人に任せれば安心だよね」という空気をつくってくれるんです。
3. 貢献は必ず“見てくれている人”がいる
「頑張ってるのに、誰も見てくれない…」
そう思っていた時期が僕にもあります。特に若い頃は、自分が地味な仕事ばかりしているように感じて、モチベーションが下がることもありました。
でもある日、上司からふとこんな言葉をかけられました。
「○○さんって、いつも黙ってやってくれてるけど、助かってるよ」
たったそれだけの一言でしたが、ものすごく嬉しかったんです。
「ちゃんと見てくれてたんだな」と思えたことで、また頑張ろうって思えました。
見てくれる人は、ちゃんといます。
見えないところでも、あなたの行動は誰かの助けになっているかもしれません。
4. それでも報われないときはどうすればいい?
もちろん、どれだけ頑張っても、会社が正当に評価してくれないケースもあります。
理不尽な評価制度、上司の好みによる偏った判断。そういう職場も実際に存在します。
そんなときは、「この会社でこれ以上頑張るべきか?」と、自分の働く環境自体を見直すタイミングかもしれません。
でもその判断をする前に、「自分はしっかり貢献してきた」と言えるかどうかが、重要なポイントだと思います。
もしも胸を張って「やることはやってきた」と言えるなら、きっと次のステップでも、あなたはもっと評価されるはずです。
5. 「貢献」は、会社のためでなく“自分のため”になる
意外に思われるかもしれませんが、「貢献すること」は、会社のためだけではなく自分のためにもなります。
貢献すればするほど、人との信頼関係が築かれます。
信頼されると、仕事のチャンスも、相談される機会も、感謝の言葉も増えていきます。
その積み重ねが、自分自身の成長や自信につながるんです。
貢献することで、働いている自分に誇りが持てるようになり、結果として「仕事って面白いな」と思えるようになる瞬間が訪れます。
6. まとめ:評価される人は、信頼される人
評価を求める気持ちは自然なこと。
でも、その前に「信頼される自分になれているか?」と一度立ち止まってみることも大事だと思います。
僕自身、「まずは貢献しよう」という姿勢を持つようになってから、仕事の流れが少しずつ変わってきました。
評価される人は、まず信頼される人。
そして信頼は、毎日の小さな積み重ねから生まれます。
評価されないことに悩んでいる方に、少しでもこの考え方が届けば嬉しいです。
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