ECONOMIC TERMS DICTIONARY
覆面介入(ステルス介入)Stealth Intervention
為替介入を実施しても、すぐには公表しない手法。疑心暗鬼で効果を長持ちさせる
💡 3行でいうと
- 政府・日銀が為替介入を実施しても、その事実をすぐには公表しない手法です。
- 市場に「介入が入ったのか?」という疑心暗鬼を持たせ、投機的な動きを牽制します。
- 実施や規模を明らかにする「公表介入」と対になる考え方です。
🥷 たとえ話
🥷
先生が「見回りに行きます」と宣言してから廊下を歩くのが公表介入なら、覆面介入は「いつ見回りに来るか分からない」状態にしておくことです。生徒(投機筋)からすると、いつ先生が現れるか分からないほうが、ずっと行儀よくせざるを得ませんよね。
為替相場が急に円高方向へ数円動いたのに、財務省が「介入したかどうかはコメントしない」と言う——そんなときに市場は「覆面介入では?」とざわつきます。実際に介入があったかどうかは、あとから財務省が公表する介入実績の資料で確認できます。「見えない見回り」の効果で、比較的少ない金額でも投機筋への牽制が長続きする、というのが狙いです。
📊 ちいさな図解
※介入の有無は、後日公表される財務省の介入実績で確認できます。
📰 ニュースでどう使われた?
2026/06/22の記事で登場円安進行で介入警戒が高まった週の記事で、当局の選択肢のひとつとして登場しました →
⚠️ よくある勘違い
急な円高=覆面介入と決めつけない
ポジション調整や海外要因で急に動くことも多く、介入の有無は後日の公表資料で分かります。
覆面なら無制限にできるわけではない
介入の原資には限りがあり、実績もいずれ公表されます。「隠し続ける」ことが目的ではありません。
介入すれば相場の流れを変えられるとは限らない
金利差など大きな流れに逆らう介入は、効果が一時的に終わることもあります。
※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
