祝日取引(しゅくじつとりひき)Holiday Trading
東証が休みになる祝日にも、大阪取引所などで先物やオプションの売買を続ける仕組みのこと。2022年9月23日(秋分の日)に始まりました
💡 3行でいうと
- 祝日に動くのは日経225先物やTOPIX先物などのデリバティブだけです。東証の株(現物株)は祝日には売買されません。
- 取引時間は平日と同じで、日中(8時45分〜15時45分)と夜間(17時〜翌朝6時)があります。
- 祝日の売買は、祝日が明けた平日の日中取引と同じ「1つの取引日」にまとめて扱われます。
🎌 たとえ話
商店街の本店が祝日でシャッターを下ろしていても、駅前の出張所だけは開いている。そんな様子を思い浮かべてください。本店にあたるのが東証、出張所にあたるのが大阪取引所の先物です。
日本が祝日でも、アメリカやヨーロッパの市場はふつうに動いています。休みのあいだに海外で大きな出来事があっても、以前は日本の取引所では何もできませんでした。出張所を開けておけば、先物を使って値下がりに備える(ヘッジする)ことができます。
ただし出張所で扱うのは限られた品だけです。本店の株を買いたい人は、連休明けを待つことになります。
📊 ちいさな図解
※大阪取引所(JPX)の祝日取引の説明をもとにした模式図です。連休中の祝日がすべて祝日取引の日なら、祝日前の夜間から祝日明けの日中までが1つの取引日になります。
⚠️ よくある勘違い
祝日取引は、株や投資信託の売買のことではありません
祝日に売買できるのは、指数先物・指数オプション・商品先物などのデリバティブです。東証の株は祝日には取引されないので、NISAで株を買う注文も祝日明けの取引を待つことになります。
すべての祝日に行われるわけではありません
1月2日と12月31日は当分のあいだ実施しないと決められています。ほかにも、取引所のシステムの都合で実施しない日があります(たとえば2026年11月23日は実施しません)。
どの証券会社でも注文できるとは限りません
取引所の決まりでは、祝日取引に参加するかどうかは証券会社ごとの判断です。扱う商品にも違いがあるので、使っている証券会社の案内で確かめるのが確実です。
「祝日の終値」という数字はありません
祝日の売買は祝日の前の営業日の夜間の取引とまとめて集計され、祝日だけの取引高や終値は取引所から公表されません。連休中に見える先物の値段は、その時点で成立した値段で、確定した終値ではありません。
🔗 関連用語
※本ページは用語の解説であり、特定の商品や投資手法をおすすめするものではありません。先物・オプションは元本を上回る損失が出ることがある取引です。本サイトの情報は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
