為替感応度FX Sensitivity
為替が1円動いたときに、その会社の営業利益がどれだけ増減するかを表した数字
💡 3行でいうと
- 為替レートが1円動いたときに、その会社の営業利益がどれだけ増えたり減ったりするかを表した数字です。
- 輸出が中心の企業は代金を外貨で受け取るため、円安なら利益がふくらみ、円高なら縮みます。
- 効き方は会社ごとにまったく違うので、決算資料で「1円の円安につき営業利益◯億円」という形で示されることがあります。
💱 たとえ話
海外旅行のおみやげ代を思い出してください。同じ100ドルの買い物でも、1ドル150円のときと160円のときでは、財布から出ていく円が1,000円変わります。輸出企業はこれの反対側にいて、海外で売った代金のドルを円に替えるとき、レートが1円違うだけで手取りが変わるわけです。
ポイントは「1円の差 × 替える量」だということ。旅行者の100ドルなら1円の差は100円ですが、何十億ドルも受け取る大企業なら1円で何十億円も動きます。だから決算説明の場で「1円の円安につき営業利益◯億円」という数字がわざわざ示されるのです。この数字が大きい会社ほど、業績が為替に振り回されやすい会社ということになります。
📊 ちいさな図解
※海外で現地生産している分や、外貨での仕入れ・借り入れは逆向きに働くため、実際の効き方は会社ごとに異なります。輸入が多い会社は逆に、円高のほうが利益にプラスに働きます。
⚠️ よくある勘違い
すべての会社が同じように効くわけではない
海外でどれだけ現地生産しているか、外貨の仕入れや借り入れがどれだけあるかで感応度は変わります。他社の数字を当てはめても意味がありません。
利益が増えることと株価が上がることは別
為替で利益が押し上げられても、株価がそれに素直に反応するとは限りません。市場はすでに織り込んでいることもあります。
今日の為替が今日の決算に効くわけではない
為替の影響は、その四半期に売った分にかかります。いま進んだ円高が数字に表れるのは、早くても次の四半期の決算からです。
🔗 関連用語
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